結婚のデメリット
記事作成日:2016年4月26日
結婚のデメリットについてです。結婚をすると、家計の面ではメリットも多いですが、自由な時間が減る、自由にお金を使えなくなる、人間付き合いが変化するといったようなことがデメリットとなります。また、意外に見逃せないのが相手の親族との付き合いが出てくるということです。嫁と姑の問題に限らず、様々な場面で問題となる可能性があります。また、夫婦の仲が上手くいかなくなると、一緒にいること自体がストレスになってしまうというリスクがあります。
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自由な時間が減る
結婚のデメリットとして多くの人が認識しているのが自由な時間が減るということです。結婚をしない理由としても、自由でいたいから、気楽に過ごしたいからということが挙げられるくらいなので、結婚のデメリットとして自由な時間が無くなるということは強く意識されています。
夫婦になると、2人で共同生活を行うため、お互いに生活上の配慮をしなければいけません。全くバラバラに自由気ままに過ごすということはできず、相手の行動に自分も合わせなければいけない部分が出てきます。
自由にお金を使えなくなる
結婚をすると自分の収入を自分だけで自由に使うという訳にはいかなくなり、夫婦で家計の管理を行うことになります。夫婦のどちらかの収入は夫婦の収入になるので、自分だけが自由に使うという訳にはいかなくなります。共働きの場合はまだ良いのですが、夫婦のどちらか片方しか働いていない片働きの場合には、お金をどう管理するか、お小遣いはどうするかという問題が出てきます。
結婚前は自由にお金を使っていても、結婚をすると自由にお金を使えなくなり、重要な買い物は基本的に夫婦で相談して決めることになります。
行動や人付き合いに制約がでてくる
既婚者ということになると、独身の人とは違った見方をされるようになります。同姓の友達なら特に問題ありませんが、異性の友達とは人付き合いが変わる場合があります。そもそも自由にできる時間が少なくなるため、友人との付き合いに充てられる時間が少なくなり、人間関係が狭まる場合があります。
また、パートナーが心配しないように行動も変化することが多いです。帰宅が夜あまり遅くならないように気を付けたり、こまめに連絡を入れるようにしたり、食事の都合を考えたりしなければいなくなることがあります。
仕事と家事の分担を巡って喧嘩になる
結婚をすると仕事と家事を夫婦でどうやって分担するかという問題が出てきます。現在の日本では、夫が外で働いて妻が家を守るというスタイルでは十分な収入が得られず家計が苦しいことや、女性の働く環境が少しずつですが整備されてきたことから、結婚や出産を経ても働き続けるという場合が増えてきました。
そのため、男性は仕事、女性は家事ということではなく、男性と女性は両方とも仕事と家事をするという関係が望まれています。しかし、実際には男性は仕事をして、女性は仕事と家事をこなすという形になっていることも多いです。さらに女性には仕事と家事だけでなく育児も加わることがあります。
夫婦が協力し合って、仕事と家事と育児を分断できていればいいのですが、どちらか、大抵は女性側に役割が偏ってしまい、夫婦の喧嘩の原因になることがあります。
夫婦同姓で名字が変わる
日本では法律上の婚姻をすると夫婦同姓となるため、たまたま2人とも同じ名字だったという場合は変えなくても良いのですが、通常は夫婦のどちらかが名字を変えなければいけません。日本では女性側が名字を変えるのが圧倒的に多く、名字が変わったことを職場の人や友人に知らせたり、免許証などの変更手続きを行ったりする必要が生じるため手間になります。
家族に対して責任を負う
結婚すると夫婦は協力して助け合って生活をしていかなければいけません。家族を養うために働かなければいけませんし、家族のために家事をしなければいけない場合もあります。自分1人であれば、自分がしなければ自分が不利益になるだけですが、自分以外の人にも責任を負うことになるのです。
子供が生まれれば子供を養っていかなければいけません。家族を養うことや、家族の世話をすることをプレッシャーに感じてしまうような場合があります。
相手の家族との親戚付き合いが必要になる
嫁と姑の問題は昔からありますが、結婚をすると相手の家の家族との付き合いが必要になるということがデメリットになる場合があります。自分と相手の家の価値観や考え方が合わない場合や自分と相手の親族との相性が悪い場合には、人間付き合いに苦労することがあります。
夫婦が住んでいる場所と夫婦のそれぞれの両親が住んでいる場所、子供の有無などによっても付き合いの濃さは変わってきますが、付き合いを完全に避けるということができない場合も多く、上手くいっていれば問題ありませんが、上手くいかないと苦労することになります。
夫婦の子供、夫婦の両親にとってみれば孫への関わり合い方などを巡って、意見が対立して喧嘩になってしまうような場合もあります。
相手の両親の介護の問題が出てくる
結婚をするとお互いの家族とも人間関係をしていくことになりますが、結婚相手の両親が高齢になると介護の問題が出てきます。仕事等の関係から、自分の両親だけではなく夫あるいは妻の両親の介護も手伝わなければいけないような場合が出てきてしまうことがあります。介護は非常に難しい問題で、仕事や夫婦の関係にも影を落としかねなず、慎重に対応しなければいけません。
性格の不一致を乗り越えられないとストレスに
2人の他人が結婚をするので、性格が一致しているということ自体が珍しく、結婚をしていても最初のうちは夫婦の考え方や価値観、性格はどこかずれていることがほとんどです。夫婦の性格の不一致がある場合、違うことを認めてお互い気にしないで受け入れるか、お互いが嫌な思いをしないように歩み寄ることで、乗り越えていくことが多いです。
しかし、性格の不一致をお互いが受け入れることができず、歩み寄ることもできない場合、夫婦の片方か両方がストレスを感じることがあります。感じるストレスにも程度があって、ちょっと嫌だと思う程度の場合もあれば、一緒にいられないと思う程度の場合もあります。
性格の不一致からくるストレスが軽ければ夫婦にとってそれほど問題にならない場合もあるのですが、離婚にまで至ってしまう場合があります。離婚に至らなくても、一緒にいると常にストレスを感じてしまうというような状態は夫婦のどちらにとっても不幸です。ストレスを片方だけが感じている場合でも、ストレスから相手に辛く当たってしまうため、ストレスを感じてなかった側もストレスを受けてしまうのです。
関係が悪くなると居心地が悪くなる
夫婦仲が良ければ家庭の居心地はとても良いものですが、夫婦仲が悪くなる、夫婦の関係が悪化すると家の居心地が一気に悪くなってしまいます。顔を合わせれば言い争いや喧嘩ばかりで、家庭内別居というような状態になってしまうと、少しでも家から離れたいと思うようになってしまいます。
社会人が残業をする理由は様々で仕事に追われている場合もありますが、中には家に帰りたくない、会社に少しでも長くいたいために残業をするというような場合もあります。会社で残業をする以外にも、外で飲み歩いてなるべく遅く帰るということがあります。仕事がない休日には朝から晩まで外出してどこかで時間を潰すようになります。
夫婦の関係が悪化し、家の居心地が悪くなって、夫婦のどちらかが家にいたくないと感じると、外で過ごす時間が増えます。会社で仕事をしていればまだ良いのかもしれませんが、遊んだり、飲んだりしていると、お金をたくさん使ってしまうことになります。買う必要がないものを買ったり、外食が増えてしまったりするからです。お金の使い方を巡って更に夫婦で喧嘩をしてしまう場合があります。家計にとって非常にまずい状態です。
まとめ
- 2人の他人が一緒に暮らして生活をする結婚にはデメリットもあります。
- 結婚をすると自由な時間が減る、自由にお金を使えなくなる、人間付き合いが変化するといったようなことがデメリットです。
- また、相手の親族との付き合いが必要となったり、仲が悪くなった時にストレスを感じたりするということもデメリットです。