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高卒(高等学校卒業)で就職する割合とメリットとデメリット

記事作成日:2017年12月18日

高卒(高等学校卒業)で就職する人の割合と高卒で就職するメリットとデメリットについてです。高卒の就職は大卒と給与の面などで違い・差があり、金銭面では不利になってしまうことがあります。高卒で就職するメリットとしては早く社会に出て自立できる、4年早く収入が得られるということが挙げられますが、生涯賃金では高卒は大卒と比べると不利になってしまうことがあります。

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高卒(高等学校卒業)で就職する人の割合・比率

文部科学省学校基本調査平成28年度調査によると、2015年度の高等学校等(高等学校(通信制含む)、中等教育学校後期課程、特別支援学校高等部)卒業生の卒業後の進路は、多くの人が大学・短期大学・専門学校(専修学校専門課程)に進学していて、就職する人の割合は2割弱となっています。

高等学校等卒業者の進路(2016年3月・2015年度間卒業)
進路人数割合
大学学部532,78446.9%
短期大学本科54,5404.8%
大学・短期大学(通信制)6870.1%
大学・短期大学別科1310.0%
高等学校専攻科4,7060.4%
特別支援学校高等部専攻科2710.0%
専修学校専門課程(専門学校)184,35716.2%
専修学校一般課程・高等課程30,0542.6%
各種学校28,0172.5%
公共職業能力開発施設等6,9080.6%
就職者213,46618.8%
上記以外80,1737.1%
不詳・死亡5690.1%
合計1,136,663100.0%

(注)高等学校、中等教育学校後期課程、特別支援学校高等部の卒業者の合計値です。

(出典)文部科学省学校基本調査を基にfromportal.comの担当者が作成

高卒(高等学校卒業)で就職するメリット

高卒(高等学校卒業)で就職するメリットについてです。大卒と高卒の違い・差を中心に説明しています。

大学や短期大学に進学するより早く社会に出て自立できる

高卒で就職すると大学、短期大学、専門学校(専修学校専門課程)などに進学する場合よりも早くに社会に出て、社会人となることができます。就職することによって収入が得られるため、経済的にも自立できるようになります。

大学進学者よりも4年早く給料がもらえる

高卒で就職すると、大学に進学した場合よりも4年早く給料をもらえることになります。もし、困窮しているなど大学進学が困難で働かないと生きていくのが難しいという場合は、働くことによって給料が得られることはありがたいことです。

ただし、高卒で就職して、大卒者(4年制大学卒業者)よりも4年間多く給料をもらったからといって、生涯賃金が大卒者よりも多くなるとは限りません。

高卒(高等学校卒業)で就職するデメリット

高卒(高等学校卒業)で就職するデメリットについてです。大卒と高卒の違い・差を中心に説明しています。待遇面で高卒は不利になりやすいということが挙げられます。

高卒者は初任給が低くなる

高卒者の初任給は大卒者と比べると低くなる傾向があります。大卒者は大学で高等教育を受けていることなどから労働力の質という面では相対的に高く評価される一方、高卒者は労働力の質という面では相対的に低い評価を受けてしまいがちなのです。

高卒者の昇給や出世は遅くなりがち

高卒者の昇給や出世は大卒者と比べると遅くなる傾向があります。高卒者が就職する職種の給料が低めに抑えられている場合があること、高卒者と大卒者がいる場合には大卒者が優遇される傾向があることなどが背景です。

大卒者よりも4年早く社会に出ても、すぐに大卒者に抜かされてしまうということもよくあります。

高卒者の生涯賃金は大卒者よりも低い傾向

高卒者は大卒者と比較すると、毎月の給料、賞与、各種手当、退職金などを含めた生涯賃金が低くなる傾向があります。高卒者は初任給が低い傾向があること、昇給や出世が遅れがちであることなどが背景にあります。

生涯でもらえるお金を増やしたいのであれば、高卒で早く社会に出るよりも、大学を卒業してから就職する方が有利です。

高卒の時点で社会に関する知識が乏しいまま職業選択をしなければならない

通常は高卒の時点で満18歳となりますが、18歳の時点では経済や社会の仕組みをほとんど知らないことが多く、社会や働くことについて十分な知識がないまま、職業の選択をしなければいけません。そのため、視野が狭い、偏ったまま就職先を選ぶことになってしまう可能性があります。

高校の先生などのアドバイスを基に就職先を決める場合もありますが、多様な選択肢を検討した上で、選ぶということが非常に難しい場合があります。

高卒者は就職の幅が狭まる可能性がある

高卒者は大卒者と比べると選択できる職業の幅が狭くなる傾向があります。職業によっては大学卒業を条件としている場合があり、高卒では応募できない場合があるからです。

また、高卒で応募できても、大卒の場合よりも待遇などの面で不利な扱いを受けてしまう場合があります。

高卒者は大卒者と比べると知識などの面で弱い

大卒者と比べると高卒者は高等教育を受けていないという面で、専門的な知識などが不十分であることがあります。

もちろん、高等学校などの後期中等教育の段階で工業高等学校などで教育を受けることによって職業に関する専門的な知識を身に付けることができる場合がありますが、知識や技能の幅広さ、専門性という観点では大卒者を比べると弱い場合があります。

高卒者は大卒の学歴がない

高卒者は大卒の学歴がありません。就職だけでなく、転職をする場合にも高卒か大卒かによって採用担当者が受ける印象は大きく異なってきます。大卒の方が転職しやすい傾向があります。

また、結婚や人間関係の場面においても、周りの人に与える印象が変わってくる場合があります。

就職や生涯賃金を考えると大学卒業がおすすめ

高卒で就職することによって大卒の場合と比べて4年早く社会に出て収入を得ることができますが、大卒者の方が初任給が高く、出世・昇給の面でも有利で、職業選択の幅も広いため、やむを得ない事情がない限りは大学を卒業してから卒業した方が、就職や生涯賃金の面で有利になると考えられます。特に大学進学が一般的になりつつあることに注意が必要です。

まとめ

  • 高等学校等を卒業した人のうち就職をする人の割合・比率は2割弱です。
  • 高卒で就職するメリットは早く社会に出て給料を受け取れるということです。デメリットは、職業選択の幅が狭まる可能性がある、初任給が低い、昇給や出世で不利になることがある、生涯賃金が低い傾向があるなどが挙げられます。

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【高卒(高等学校卒業)で就職する割合とメリットとデメリットの記事は終わりです】

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