生活に役立つお金の情報です。

専修学校一般課程とは何か

記事作成日:2017年12月20日
最終更新日:2018年1月29日

専修学校一般課程とは、職業などに関する専門的な教育を行う教育施設のうち、高等学校等を卒業した人を対象とする専門課程と中学校等を卒業した人を対象とする高等課程のいずれでもなく、入学に制限がなく誰でも自由に入学できる課程です。ただし、実態としては高等学校などを卒業した人が大学受験をするための教育を行っている施設が多いと考えられます。

スポンサーリンク

専修学校一般課程の特徴

専修学校は、職業や生活の能力の育成、教養の向上に関する組織的な教育を行う施設で、修業年限が1年以上、授業時数が一定以上、生徒(学生)が常時40人以上という条件を満たしているものです。

専修学校には、高等学校等を卒業した人に対して教育を行う専門課程(専門学校)、中学校等を卒業した人に対して教育を行う高等課程(高等専修学校)、専門課程や高等課程以外の一般課程の3つの課程があります。

専修学校一般課程では、入学者の資格に制限がなく誰でも自由に入学することができます。ただし、専門学校や高等専修学校のように大学編入学資格、大学入学資格などの資格は得られません。専門学校の専門士といったような称号もありません。

専修学校には設置の基準がありますが、教員の資格などの基準は専門課程が最も厳しく、高等課程、一般課程の順番に緩やかになっています。

専修学校一般課程で学ぶ分野

専修学校では工業関係、農業関係、医療関係、衛生関係、教育・社会福祉関係、商業実務関係、服飾・家政関係、文化・教養関係の8分野の学科が置かれます。

ただし、文部科学省の学校基本調査(平成29年度)によると2016年度間の分野別の専修学校一般課程の卒業者数は28,109人となっていますが、農業関係と教育・社会系の学科の卒業者数は0人となっています。

また、専修学校一般課程の卒業者は文化・教養の受験・補習に偏っていますが、高等学校を卒業した人で大学受験で希望する大学に入れなかった人が浪人をするための大学受験科が多いからだと考えられます。

文化・教養以外では、衛生関係(調理、製菓・製パン系の学科)、服飾・家政関係(和洋裁系の学科)などで卒業者がいますが非常に少なくなっています。

専修学校一般課程の分野別卒業者数

(出典)文部科学省学校基本調査を基にfromportal.comの担当者が作成

高校等の卒業者が専修学校一般課程に入学

なお、文部科学省学校基本調査平成29年度調査によると、2016年度の高等学校等(高等学校(通信制含む)、中等教育学校後期課程、特別支援学校高等部)卒業生の卒業後の進路で、専門学校一般課程・高等課程の入学者数は29,058人で2.5%となっていますが、多くの人が一般課程に進学し大学受験に備えていると推測されます。

高等学校等卒業者の進路(2017年3月・2016年度間卒業)
進路人数割合
大学学部540,33647.1%
短期大学本科52,6834.6%
大学・短期大学(通信制)7990.1%
大学・短期大学別科1070.0%
高等学校専攻科4,6350.4%
特別支援学校高等部専攻科2000.0%
専修学校専門課程(専門学校)184,60616.1%
専修学校一般課程・高等課程29,0582.5%
各種学校28,8042.5%
公共職業能力開発施設等7,1930.6%
就職者214,12318.6%
上記以外84,8237.4%
不詳・死亡8460.1%
合計1,148,213100.0%

(注)高等学校、中等教育学校後期課程、特別支援学校高等部の卒業者の合計値です。

(出典)文部科学省学校基本調査を基にfromportal.comの担当者が作成

専修学校一般課程の修業年限

専修学校の修業年限で最も多くなっているのが1年以上2年未満です。大学受験のための専修学校一般課程が多いためですが、2年以上の学科も一定数あります。

専修学校一般課程の修業年限別学科数

(出典)文部科学省学校基本調査を基にfromportal.comの担当者が作成

専修学校一般課程卒業後の進路

専修学校一般課程の卒業後の進路として、就職する人もいますが、極めて数が限られています。専修学校一般課程は職業に関する専門的な知識・技能・能力を学べる場合もありますが、大学受験のための教育を行っている施設が多いということが就職者が少ない理由と考えられます。

専修学校一般課程の卒業後の進路

(出典)文部科学省学校基本調査を基にfromportal.comの担当者が作成

まとめ

  • 専修学校一般課程とは、職業などに関する専門的な教育を行う教育施設のうち、高等学校等を卒業した人を対象とする専門課程と中学校等を卒業した人を対象とする高等課程のいずれでもなく、入学に制限がなく誰でも自由に入学できる課程です。
  • ただし専修学校一般課程では、大学受験をするための教育を行っている施設が多いと考えられます。

スポンサーリンク

【専修学校一般課程とは何かの記事は終わりです】

「貯金と家計|お金を貯める」のページに戻る

最近よく読まれているページ

関連コンテンツ

関連コンテンツ(一部広告を含む場合があります)

家計・節約のおすすめページ

ページの先頭へ