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女子校のメリットとデメリット(良い点と悪い点)

記事作成日:2018年5月6日
最終更新日:2018年12月19日

女子校のメリットとデメリットです。日本では、中学校や高等学校などで別学の女子校がありますが、中学校や高等学校で別学の女子校を選ぶことのメリットとデメリット(良い点と悪い点)についてです。また、短期大学や大学、小学校でも別学の女子校がありますが、中学校や高等学校の女子校のメリットとデメリットの多くがそのまま当てはまります。

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女子校のメリット(良い点)

女子校のメリットは同年代の男子がいないため女性にとって過ごしやすい環境であること、男性に関する恋愛トラブルやいじめ、からかいに巻き込まれなくてすむということなどが挙げられます。また、男性と女性の役割分担がないため、自立心やリーダーシップが育まれるということも大きなメリットです。

勉強に集中しやすい

女子校であれば同年代の男子がいないことから、少なくとも校内では基本的に色恋沙汰はなくなるため、遊んでばかりで勉強をしないという可能性が減ります。もちろん、学校外で恋愛をすることはあるかもしれませんが、学校内に持ち込まれることはなくなるため、勉強に集中しやすいと言えます。

女性が過ごしやすい環境

女子校は女性が過ごしやすい環境になっています。同年代の生徒は女性ばかりなので、男性の目を気にしたり、男性に気を遣ったりする必要はありません。また、施設や設備なども女性を意識して作られていますし、生徒指導や教育も女性に配慮したものになっているので、学校生活を送りやすいのです。

全て自分たちでやるため自立心やリーダーシップが養われる

共学校だとどうしても男性と女性の性別の違いによる役割分担が生じてしまいます。例えば、重いものを持つ、大きいものを作るなど力仕事は男性が担当というようなことです。共学校では、特別に意識をしなくても自然と男性と女性で役割の分担がされてしまいますし、女性が遠慮して男性がリーダーシップを発揮する場合もあります。

しかし、女子校ではすべて女性だけで行わなければいけないため、文化祭や体育祭(運動会)などの学校行事でも、誰かに頼らず自ら進んで行う自立心やリーダーシップが養われます。これは共学校では得られない大きなメリットです。

男性と女性の特性に応じた教育ができる

男性と女性では、様々な違いがあると考えられています。学力に関しては、男性は数学的なものが得意な傾向がある一方、女性は言語的なものが得意な傾向があります。

また、学習態度の違い、教師との距離感の違い、興味や関心の違い、精神的な成熟度合いの違い、行動方式の違い、友人関係の違いなどもあります。男女別学によって、男性と女性の特性に応じた効果的な指導により学習効果を高めやすくなります。

学校がきれい

女子校は傾向として、男子校や共学校と比較すると学校が全体的にきれいです。施設や設備が新しいの女子校ということではなく、女性だけの方がきれいな環境が保たれやすいということが影響しているとみられます。不思議と男子がいると相対的に学校がきれいではなくなってしまうことがあるのです。

マナーや礼儀作法などの指導が行われる場合がある

学校にもよりますが、女子校の特徴として、男子校や共学校ではあまり見られないマナーや礼儀作法などの授業が行われる場合があります。また、茶道や華道などを学ぶ機会がある場合もあります。

学校行事、課外活動、クラブ活動や部活動なども女性が取り組みやすい、女性に配慮された内容となっていることが多いです。

校内で男女の恋愛関係に煩わされない

女子校であれば同年代の男子はいないため、学校内で男女の恋愛関係に煩わされることがありません。自分自身が直接かかわらなくても、友人や知人が巻き込まれることもないため、人間関係に気を遣ったり、学校内で恋愛に悩んだりすることは基本的になくなるのです。そのため、恋愛に関する人間関係の悩みが減るのです。

気が合う同性の友人を作りやすい

女子校では同年代の女子しかいないため、同性の気が合う友人を見つけやすい傾向があります。共学校の場合には女性だけで落ち着いて友人関係を形成できない場合もありますし、恋愛沙汰に巻き込まれてしまって友人関係が壊れてしまうこともありません。学校を卒業してからも仲良くできるような同性の友人を作りやすいのです。

女性社会での生き方を学べる

女子校は同年代は女性しかいない女性社会です。そのため、女性社会での生き方、処世術を身に付けやすくなります。社会に出れば男性と女性が同じ場所で働くことになるのですが、それでも女性が集まりやすい状況は存在します。そのため、女性同士の人間関係をどうすればいいかということを学ぶことが社会に出てからも役に立つのです。

男子にいじめられない

女子校では男性に関するトラブルとは無縁の生活を送ることができます。同年代の男子にいじめられない、からかわれない、見た目で優劣をつけられない、など男性絡みのトラブルを避けることができるのです。共学校だと男性からのいじめやからかいに絡んで、女性の友人とも上手くいかなくなることがありますが、女子校であれば男子とのトラブルがないのです。

女性だけなので本音でのびのびできる

女子校は同年代は女性だけなので、本音で話しやすく、のびのびと過ごしやすいことが特徴です。同年代の男子がいると、男子に話が伝わることを恐れて女子の間でも本音と建前を上手く使い分けなければいけなくなることがあります。しかし、女子校であれば男子への気遣いは不要で、いわゆるガールズトークがしやすくなるということになります。

男性の問題が絡むいじめやスクールカーストや起きづらい

男性からの評価を気にすることや、見栄を張ること、受けを良くすることが少なくなるため、生徒間で優劣や序列をつける必要性が少なくなります。

そのため、学校空間内におけるスクールカースト(序列)が生じにくいか、生じても影響がそれほどないものとなります。また、男性が関係するからかい、嫉妬などがなくなることもあり、男性に起因するトラブル、いじめなども生じにくくなります。

女子校のデメリット(悪い点)

女子校のデメリットです。女性同士の人間関係の難しさや男性との関わり方を学べないということがデメリットとして挙げられますが、女性同士の人間関係の難しさはあまり気にならない場合もあります。

女性同士の人間関係の難しさがある

女子校の場合、女性同士で仲良く過ごしやすい場合もありますが、女性同士の人間関係の難しさが出てくる場合もあります。仲の良いグループがあって、グループに入る、入らないといったことや、孤立したり、仲間はずれになったりしてしまうことで悩むこともあります。

男性との関わり方や社会性を身に付けづらくなる

女子校では先生を除けば同年代の男性と関わることがありません。そのため、男性の考え方や行動の特性を理解する機会が乏しくなり、男性との関わり方、距離の取り方、付き合い方が身に付けづらくなるという問題があります。

また、社会人になると通常女性だけということはあまりなく、男性と女性の両方がいますが、女子校では女性だけの環境であるため、男女がいる環境での社会性が身につきづらくなることがあるのです。

考え方や価値観が偏ってしまうことがある

女子校では同年代の男子がいないため、女性の考え方や価値観ばかりに触れることになってしまうため、多様な考え方や価値観に触れる機会が少なくなってしまいます。意識しないままに、偏った考え方、価値観、常識を身に付けてしまうことがあるため、注意する必要があります。

異性の目がないため遠慮がなくなる

女子校では、男性の先生はいても、同年代の男性がいなくなるため、振る舞いなどで遠慮がなくなってしまい、共学の場合と比較するとかえって雑になってしまうこともあります。男性の目を気にせずのびのびと過ごすことができるため、気をつかわなくなってしまうことがあるのです。

理系が少ない場合がある

学校にもよりますが、どちらかといえば理数系は男性の方が多いため、女子校の場合には理系の進学を希望する場合には同じような仲間を見つけづらい可能性があります。ただし、女子校でも理数教育に力を入れている学校もあります。

男性の友人を作ることが難しい

女子校は同年代の女性しかいません。そのため、同年代の男性の友人を学校内で作ることはできません。もし、同年代の男子の友人が欲しいと思うのであれば、塾や習い事、地域活動でなどの学校以外で見つけることになり、難しいと言えます。

まとめ

  • 女子校のメリットは、同年代の男子がいないため女性に過ごしやすい環境となること、男性に関するトラブルに巻き込まれなくて済むこと、男性と女性で役割分担がないため自立心やリーダーシップが養われることなどがあります。
  • 女子校のデメリットは、女性同士の人間関係の難しさがあること、男性との関わり方を学ぶ機会が少なくなることなどが挙げられます。

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【女子校のメリットとデメリット(良い点と悪い点)の記事は終わりです】

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