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妊娠から出産までにかかるお金

記事作成日:2015年11月24日

妊娠と診断されてから出産にかかる費用についてまとめました。妊娠から出産までの費用にはマタニティ用品(妊婦用品)に関する費用、妊娠中の運動教室(マタニティスイミングやマタニティヨガなど)・母親学級や安産の祈願費用、妊娠中の家事サービス費用、定期健診・各種検査費用、入院費・分娩費、通院や里帰りの交通費などがあります。

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妊娠から出産までにかかるお金の目安

妊娠と診断されてから出産にかかる費用についての目安は以下の通りです。ただし、住んでいる地域や産み方、第1子なのかそうでないのかによっても大きく変わってきますのであくまでも参考ということでお願いします。費用の詳細な説明は表の下に続けてまとめています。なお、金額は公的な助成金を指し引いた金額で記載しています。

妊娠中にかかるお金・費用
項目費用
マタニティ用品費5万円前後
妊娠中の教室・書籍・安産祈願~2万円前後
家事サービス0~数万円
出産にかかるお金・費用
項目費用
出産準備用品5~10万円前後
入院・分娩費用0~15万円前後
各種交通費0~数万円
妊娠から出産にかかるお金・費用
項目費用
妊娠5~10万円程度
出産5~25万円程度
合計10~35万円程度

マタニティ用品(妊婦用品)【妊娠中】

妊娠と診断されてから出産までには妊婦用の衣類や生活用品が必要となります。マタニティウェア、マタニティブラ、マタニティショーツ、マタニティパジャマ、パンツ、腹帯、ガードル、抱き枕、歩きやすい靴、妊娠線予防クリーム、葉酸サプリメント、母子手帳ケースなどが必要になってきます。

もちろん、人によって必要なもの、必要でないものがあるので、見極めが必要です。内閣府による「2009年度インターネットによる子育て費用に関する調査」によると妊婦用品・衣料費等は平均で44,100円という調査結果があります。5万円前後に落ち着くのではないのでしょうか。

妊娠中の教室費用【妊娠中】

妊娠中に適度な運動を行うため、マタニティスイミングやマタニティヨガ、マタニティビクスなどに通うことが多いようです。特に初産の場合は熱心に通っている人が多いようです。第2子以降になると、第1子などの世話で忙しくて通えないということもあるようです。母親学級や父親学級などに通う場合もあります。母親学級は病院で提供され費用も無料の場合があるのですが、有料の場合もあります。人によって様々ですがほとんどお金をかけない人から1万円以上お金をかける人がいます。

内閣府による「2009年度インターネットによる子育て費用に関する調査」によると妊娠中の運動・学習、胎教、安産祈願費等は平均で15,606円という調査結果があります。

妊娠や出産に関する書籍費用【妊娠中】

妊娠を初めて経験する人は不安に駆られることも多いので、妊娠や出産、子育てに関する雑誌や書籍を購入して読むことが多いようです。雑誌や書籍の購入費用も出産準備費用と考えることができます。雑誌や書籍だけではなく、妊娠や出産の体験談をネットで探して読む人も多いようです。人によって差がありますがほとんどお金をかけない人から数千円程度かける人がいます。

安産祈願の費用【妊娠中】

考え方にもよりますが、子供の安産を願って妊娠中には安産の祈願に行く人も多いようです。祈願料やお守り代、腹帯などの費用として5,000円から10,000円前後の費用がかかります。戌の日には安産祈願で混雑する神社もあります。

家事サービス費用【妊娠中】

妊娠中に家事代行・家政婦サービスを依頼するような場合には家事サービスの費用が掛かります。妊娠中に体調が悪くなってしまった場合には、掃除・ハウスクリーニングなどの家事サービスを利用することがあります。

内閣府による「2009年度インターネットによる子育て費用に関する調査」によると妊娠中の運動・学習、胎教、安産祈願費等は平均で5,956円という調査結果があります。1回の利用は5,000円前後と考えられますが、使わない人は全く使わない一方で、使う人はたくさん使うため個人差が大きくなると考えられます。

健診費用・各種検査費用【妊娠中】

妊娠と診断されると定期的に健診を受けることになるほか、定期健診以外の各種検査が行われます。

妊婦健康診査(妊婦健診、定期健診)

厚生労働省の「妊婦に対する健康診査についての望ましい基準」(2015年3月31日厚生労働省告示第226号)によると、妊娠初期から妊娠23週までは4週間に1回、妊娠24週から35週までは2週間に1回、妊娠36週以降は1週間に1回で、14回程度の健康診査(妊婦健診、定期健診)を受けることが望ましいとしています。定期健診では、問診や診察、腹囲や血圧、尿、体重などの基本的な検査、保健指導が行われることになっています。

各種検査

また、厚生労働省の「妊婦に対する健康診査についての望ましい基準」(2015年3月31日厚生労働省告示第226号)では定期健診以外に次のような各種検査を行うことが推奨されています。

  • 血液型やB型肝炎、C型肝炎、HIV、梅毒、風疹などの血液検査(妊娠初期に1回)
  • 血液の糖を調べる血糖検査(妊娠初期に1回+妊娠24週から35週までに1回)
  • 赤血球などの数を数え貧血などについて調べる血算検査(妊娠初期に1回、妊娠24週から35週までに1回、妊娠36週以降に1回)
  • HTLV-1抗体検査(妊娠30週までに1回)
  • 子宮頸がん検診(妊娠初期に1回)
  • 超音波検査(妊娠23週までに2階、妊娠24週から35週までに1回、妊娠36週以降に1回)
  • 性器クラミジア検査(妊娠30週までに1回)
  • B群溶血性レンサ球菌(GBS)検査(妊娠33週から37週までに1回)

費用負担

妊婦の定期健診や各種検査費用は公的な助成を受けることができ、費用負担は軽減されます。ただし、自治体によって助成度合いはかなりばらつきがあって、自己負担額がほぼゼロ円になっているような自治体がある一方、そこそこの補助にとどまっている自治体もあります。そのため、住んでいる自治体によってかなりのばらつきがあります。費用負担が発生する場合でも1回あたり5,000円以内に収まる場合が多いですが、超えることもあります。

厚生労働省の「妊婦健康診査の公費負担の状況にかかる調査結果について(2014年4月1日現在)」(2015年6月30日公表)によると全市区町村で望ましい健診回数とされる14回分以上の健診の公的な助成が行われていて、妊婦1人当たりでは全国平均で98,834円分の公費負担が行われています。妊婦は自治体から受診券あるいは補助券と呼ばれる定期健診などを受けるための券をもらい病院で定期健診や各種検査を受けることになります。

内閣府による「2009年度インターネットによる子育て費用に関する調査」によると出産前の定期健診費(各種検査料を含む)は公的な助成金を差し引いて平均で59,864円となっています。定期健診費については自治体の支援が進んでいるとみられるので、現在はもう少し下がっている可能性があります。

出産準備用品【出産】

母親の出産準備用品

入院用ルームウェア・パジャマ、産褥ショーツ、ナプキン、母乳パッド、産後ウェア、授乳服、授乳ブラジャー、清浄綿、骨盤ベルト、リフォームインナーなど入院から出産時に必要になるものや出産後に必要になるものです。出産が近づくと買い物も辛くなってきますので、早めに揃えておきましょう。

新生児のベビー用品

新生児用のベビー衣類として、ベビー用の肌着(短肌着、長肌着)、ベビーウェア(ドレスオール、ツーウェイオール(ツーウェイドレス)、カバーオールなど)、よだれかけ(スタイ)、靴下、ミトン、帽子、おくるみ(アフガン)など、授乳用品としては哺乳瓶、粉ミルク、びん用の洗剤・ブラシ、びん用の消毒用品、搾乳機、授乳ケープ、ポットなど、衛生用品として、おむつ、おしりふき、爪切り、清浄綿、綿棒、バスタオル、タオル、ベビーバス、温度計、ベビー石鹸、ベビーソープ、ベビーシャンプー、ベビー用クリーム、体温計、ガーゼハンカチ、くし、鼻吸い器など、寝具として、ベビーベッド、布団、タオルケットなど、そのほかお出かけ用品として必要に応じて、抱っこひも、ベビーカー、チャイルドシートが必要になります。

どこまで準備するかどうか、初めての出産かそうでないかによっても金額は変わりますが、5万円から10万円程度を見ておけば足りなくなるということはないと思われます。工夫次第でもっと安くできると思います。特に高額になりやすいのはベビーカーやチャイルドシートです。ベビー用品は両親や親せき、友人などから援助やプレゼントとして贈られる場合もあります。ベビー用品にはレンタルができるものもあるので、第2子以降の出産を予定していないか可能性が低い場合はレンタル用品の利用も積極的に検討しましょう。

入院・分娩費用【出産】

出産のための入院や分娩、手術などに関する費用です。公立の病院なのか民間の病院なのか、大学病院なのか総合病院なのか、個人病院なのか、助産院なのかで変わってきます。公立よりも民間の病院が高い傾向があります。また、大学病院は高い傾向があり、個人病院と総合病院は施設の充実度合いによって高い場合もあれば安い場合もあります。

入院費・分娩費の内訳や呼び方は病院によって様々で、正常分娩か帝王切開かによっても異なりますが、部屋代や食事代などの入院費、新生児の管理・保育費、分娩の費用、胎盤の処理費用、新生児の検査費用、母親や新生児の身の回り品費や消耗品費、出生証明費、産科医療保障制度の保険料、手術料、処置料などが発生します。

入院日数が長引くほど入院費や新生児の管理・保育費などが日数分発生するため入院・分娩費用は高額になる可能性があります。なお正常分娩では健康保険の適用はありませんが、帝王切開になると健康保険の適用があるためほとんど正常分娩と変わらないということもあります。

部屋代は4人部屋など多人数の部屋が基本となっている場合には2人部屋や個室などは料金が高くなる場合があります。ただし、全室個室となっているような場合は、個室が基本料金なので追加料金は通常発生しません。また、深夜・早朝、休日など時間外の出産の場合料金が高くなることがあります。その他、高齢出産、早産、多胎妊娠、疾患があるなどでハイリスク出産と評価されるような場合、陣痛促進剤を使う場合、無痛分娩を行う場合などには追加料金が発生することがあります。

多くの人は40万円~60万円弱になります。出産育児一時金の42万円を引くと実質的な負担は0~15万円前後になる場合が多いとみられます。都市部では入院・分娩費用は高くなる傾向があり、42万円以内に収まることはかなりまれだと考えられます。内閣府による「2009年度インターネットによる子育て費用に関する調査」によると分娩・入院費は公的な助成金を差し引いて平均で110,894円となっています。

各種交通費【出産】

実家での里帰り出産を行う場合には、帰省費用などが発生します。母親だけでなく、父親も出産前後には病院で付き添うことになることがほとんどですので、通常は母親と父親の2人分発生します。近距離であれば問題ありませんが、遠距離の場合は里帰りに関する費用負担もしっかりと計算しておかなければいけません。

内閣府による「2009年度インターネットによる子育て費用に関する調査」によると通院や里帰り出産のための交通費は平均で14,295円となっています。

まとめ

  • 妊娠から出産までの費用にはマタニティ用品費、妊娠中の運動教室費用や書籍代、安産の祈願費用、妊娠中の家事サービス費用、定期健診・各種検査費用、入院費・分娩費、通院や里帰りの交通費などがあります。
  • 妊娠や出産については公的な助成金があるため、住んでいる自治体の支援状況次第ではかなり安くなることがあります。
  • 個人差は大きいですが、妊娠から出産まで大体10万円~35万円程度かかると考えられます。

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【妊娠から出産までにかかるお金の記事は終わりです】

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