結婚資金・結婚式のお金が足りない時の準備方法・貯め方
記事作成日:2017年5月5日
最終更新日:2017年11月8日
結婚資金・結婚費用・結婚式のお金が足りない時に結婚資金を準備する方法についてです。結婚をする際に結婚資金がちゃんと貯まっているという場合ばかりでなく、結婚式をしたいけどお金がないということは良くあります。結婚式の費用が足りないのであれば、自分たちで貯めるか、誰かから結婚資金の援助を受ける(もらう)か、結婚資金を借りるかしてお金を準備することになります。
結婚することは決めたけど、実は話し合ってみたらどちらも案外貯金がなかったということはよくあることです。結婚式などの結婚費用にはかなりのお金がかかるので結婚までに工夫してお金を準備する必要があります。貯める、もらう、借りるなどして結婚資金を準備する方法と結婚費用の支出を抑える方法、あるいは両方に取り組むことになります。
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結婚資金・結婚式のお金を準備する方法
結婚資金・結婚式のお金を準備する方法は大きく分けて、自分たちで貯める、誰かからもらう(援助)、誰かから借りるの3つがあります。そして、結婚費用を抑えることも結婚資金を準備する手助けになります。
- 自分たちで貯める:結婚式まで時間を確保、同棲して節約
- 誰かからもらう:親から援助を受ける、ご祝儀で支払う
- 誰かから借りる:親から借りる、ブライダルローン(結婚ローン)を借りる、キャッシング・カードローンを借りる、クレジットカードで払う
- 結婚費用を抑える:結婚式の費用を抑える、新婚旅行の費用を抑える、新生活の費用を抑える
自分たちで貯める:結婚資金の貯め方
結婚資金が足りない場合、自分たちで貯めることができれば一番良いと考えられます。結婚資金の貯め方についてです。
結婚式までの時間を確保し必死に結婚式のお金を貯める
結婚資金が足りないのであれば、まず自分たちで貯金を貯めることが大切です。結婚式の時期を調整して結婚式までにお金を貯めるようにします。
ボーナス(賞与)が期待できるようであれば、ボーナスの時期が何回か来るように調整すれば、ボーナスだけで結婚式などの結婚費用を準備できるような場合もあります。
また、結婚までの間は必死に働いて、支出も節約で切り詰めるということが大切です。収入をできるだけ増やして、支出をできるだけ減らすという家計管理の基本を徹底することになります。
結婚前に同棲をして一緒に住み節約で結婚資金を貯める
もし新郎も新婦も賃貸で1人暮らしをしている場合には、結婚前に一緒に住み同棲生活をすることで住居費の負担を大幅に減らすことができます。2つ部屋を借りるより1つ部屋を借りる方が基本的に安いからです。住居費負担が減ればお金を貯めやすくなります。
この場合注意しなければいけないのは、新たに新居を借りるとお金がかかるので、どちらかの住まいで同棲を始めた方が経済的だということと、万が一結婚に至らなかった場合のリスクがあるということです。また、借りている部屋の大家に居住人数が増えることの許可を得ておくことが必要です。
誰かからもらう:親から援助・ご祝儀
結婚資金が足りない場合、誰かからもらうことで結婚資金を準備する方法があります。親から結婚費用の援助を受けるという方法と、結婚式当日のご祝儀を結婚費用にあてるという方法があります。
親からの結婚費用の援助を受ける
結婚資金を準備する方法として親からの援助を受けるという方法があります。親からもらうので他力本願になってしまいますが、比較的よくあるパターンです。子供が結婚する時にまとまったお金を援助しようと準備している親は結構いるので、資金を援助して欲しいといったようなことを言わなくても、まとまったお金を援助する親もいます。
特に結婚式の費用を新郎と新婦の実家が一定程度負担するということは比較的よくあります。特に両親が結婚式を強く希望している場合や、結婚式に何らかのこだわりがある場合には、結婚資金を援助することがあります。
結婚資金を援助する親の割合は約5割
結婚資金を援助する親の割合については、国立社会保障・人口問題研究所の第5回全国家庭動向調査(2013年7月)によると、別居の結婚している子(18歳以降)に結婚資金を援助した子の親(妻)の割合は、男性の子の場合50.0%、女性の子の場合45.2%とほぼ半分となっています。
親のうち妻だけの調査であるため、夫も含めた場合には結果が変わる可能性がありますが、およそ半分程度の親は子に結婚資金を援助しているということになります。
結婚式参加者のご祝儀をあてにする
結婚資金を準備する方法として比較的手堅いのがご祝儀を当てにするということです。結婚式に招待する同僚や友人が多い場合には比較的期待ができる方法です。ただし、ご祝儀を当てにする場合には、結婚式場への支払いは当日払いか後払い(後日払い)にする必要があり、前払いや先払いではご祝儀をもらう前に一度自己負担しなければいけないことに注意が必要です。
結婚式は料理や飲み物など招待する人数に比例して増える変動的な費用と、新郎新婦の衣装など招待客の人数に関わらず固定的な費用があり、1人当たりの変動的な費用がご祝儀の平均的な相場(一般的には3万円)を下回っていれば、招待者を増やすほどご祝儀による負担軽減が期待できるようになります。
ただし、1人当たりの変動的な費用がご祝儀の平均的な相場を上回っている場合は、招待者を増やすほど自己負担額が増大し、招待客を増やすほど苦しくなることに注意が必要です。
誰かから借りる:親から借りる・ブライダルローンなどの借金
結婚式のお金がないけれど、自分たちでは時間がなくて貯められない、親からも援助してもらえない、ご祝儀も頼りに出来ないという場合は、借りてしまうという方法もあります。しかし、望ましい方法ではありません。親から借りる場合、ブライダルローン(結婚ローン)を借りる場合、キャッシングやカードローンを借りる場合、クレジットカードで支払う場合などが考えられます。
結婚資金を親から借りる
結婚資金を援助する親は比較的沢山いますが、援助してもらえない場合もあります。しかし、返すなら貸してもいいという場合もあります。親の経済的事情から援助という形であげることはできなくても、いつか返してくれるなら結婚資金を貸してもいいという場合があります。
結婚式のお金を親から借りる場合は、返済条件などを決めておいて、借用書も書いておくと後々のトラブルを避けることができます。借りるのであれば、記録を残しておくことが親と自分の双方をトラブルから守ることになります。
ブライダルローン(結婚ローン)を借りる
結婚費用のお金が足りないのであれば借金をするという方法もありますが、お勧めできません。結婚式用の目的ローンを利用すれば、キャッシングやカードローン、フリーローンよりは金利が低くお金を借りることができることもありますが、ブライダルローンを借りると一時しのぎにはなっても、結婚後の家計を圧迫してしまうからです。
結婚資金をキャッシングやカードローンで借りる
基本的に結婚費用が足りないのであれば、借金に頼るのではなく、別の手段を考えるべきです。もちろん、カードローンやキャッシングでお金を借りたり、クレジットカードのリボ払いや分割払いを利用したりする場合も同じことで、できれば避けるべきです。
しかし、どうしてもやむを得ないという場合は、キャッシングやカードローンを借りるということも考えられます。しかし、金利が高いので全くお勧めできません。結婚式の費用にキャッシング・カードローンを利用するというのは基本的にやってはいけないのです。
結婚費用をクレジットカードで支払う
結婚式などの結婚費用はクレジットカードでの支払いが可能な場合があります。支払方法は結婚式場や保有しているクレジットカードによっても異なりますが、リボ払い・分割払いなどを利用すれば、一括で返済しなくて済み、事実上借金をして支払うのと同じ形になります。
ただし、クレジットカードのリボ払い・分割払いの金利は高いのでキャッシングやカードローンなどと同様に全くお勧めできません。支払時期を少しだけ先に延ばすために1回払い(一括払い)を利用するのであれば、クレジットカードのポイントも貯まって有効な方法となります。ただし、支払いのあてがないといけません。
結婚費用を抑える:結婚式・新婚旅行・新生活のお金を抑える
結婚費用を抑えることで、結婚のお金の支払いが減るため、結婚資金を準備する手助けとなります。結婚式、新婚旅行、新生活の費用の節約の方法についてです。
結婚式の費用を抑える
結婚費用のうち結婚式の費用はかなり高額なものになるので、結婚式の費用を抑えると結婚資金の不足を補うことができます。披露宴をやらないでおく、結婚式を簡素なものにする、身内や親しい友人だけの食事会・パーティーにする、写真撮影だけにしておく、などの方法が考えられます。また、結納を行わないということでも結婚費用の節約になります。
ただ、いずれの場合も新郎と新婦の実家にも相談しておき、了解を得ておくことが大切です。結婚式を希望していたのにしなかったということになると、結婚後の家族の付き合いに影響がある可能性が高いからです。
新婚旅行に行かないか控えた内容にする
結婚費用で新婚旅行を節約することで結婚資金の不足を補うことができます。新婚旅行は結婚の記念として良い思い出になるものではありますが、費用の負担も重いため結婚資金が足りない場合は節約対象になります。
新婚旅行の費用には宿泊費、往復の交通費だけでなくお土産の費用も見ておかなければいけないので、海外に1週間前後滞在するとかなりの金額になってしまうことがあります。滞在日数を減らす、近場にすると言った事が考えられるほか、海外旅行ではなく国内旅行にするという方法もあります。
また、新婚旅行自体を見送って行かないようにするか、お金が貯まってから行くようにするという方法もあります。
新生活の費用を抑える
結婚資金が足りない場合には新生活の費用を抑えるということも支出を抑える良い方法になります。
新郎か新婦どちらかの住まいで新生活を始める
結婚後の新生活を始める際に新たに新居を借りると、礼金、敷金、仲介手数料などの費用がかかってしまいます。広い部屋に引っ越すと家賃の水準も上がる可能性があります。
新生活は敢えて新居に引っ越さないで、新郎か新婦のどちらかの住まいで始めるということも選択肢の1つになります。ただし、賃貸の場合には、大家に居住人数が増えることについてあらかじめ説明して同意をもらっておく必要がありますので注意しましょう。
家具や家電は買わないであるものを使い続ける
結婚後の新生活を始める際に、思い切って家具や家電を新調することがありますが、家具や家電を新たにそろえるとかなりの支出になります。お金に余裕がないのであれば、新しい家具や家電は買わないであるものをそのまま使い続けるようにすると新生活の費用を抑えることができます。
新婚後には妊娠・出産で家族が増える可能性があるので、新婚時に家具などを揃えても、また買い替えが発生する可能性もあります。焦って買う必要はないのです。
まとめ
- 結婚資金が足りない場合には、結婚までにお金を準備する必要があります。結婚資金をなんとか集めるか、結婚費用を削って抑える必要があります。
- 結婚資金を集める場合には自分たちで貯める、誰かからもらう(両親からの援助、ご祝儀)、誰かから借りる(親から借りる、ブライダルローン、キャッシング、カードローン、クレジットカード)ことが考えられます。結婚費用を抑える場合には、結婚式の費用を抑える、新婚旅行の費用を抑える、新生活の費用を抑えるといった事が考えられます。