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中1の壁や中1ギャップとは何か・原因と対応方法

記事作成日:2018年3月31日

「中1の壁」または「中1ギャップ」とは、小学校から中学校に進学した際、中学1年生になった際に、学習環境や生活環境、人間関係などの大きな変化を受けて、学校が楽しくなくなってしまったり、勉強についていけなくなったり、いじめや不登校などの問題が発生したりしてしまうことをいいます。必ずしも中学1年生だけの問題でもないため、「小中ギャップ」として小学校と中学校の環境の違いとして捉えられる場合もあります。

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中1の壁・中1ギャップが起きる原因

中1の壁・中1ギャップが起きる原因についてです。小学校と中学校では、学習、生活、人間関係など多岐の面にわたって環境が激変するため、複合的な理由によって中1の壁・中1ギャップが発生すると考えられます。中1の壁・中1ギャップの原因として可能性がある事柄には次のようなものがあります。

生徒の構成が変わり人間関係も変化する

小学校から中学校に進学すると、他の小学校に通っていた子どもも進学してくることになるため、知らない子との人間関係を新たに作っていくことになります。異なる人間関係が形成された集団同士が混ざることになるため、友人関係が大きく変化する可能性があります。

人間関係が大きく変わることになり、中学校入学後の友達作りで上手くいかないと、人間関係でつらい思いをしなければいけなくなる可能性があります。

学習内容がより高度になる

中学校では学習内容がより高度になります。例えば、算数は数学になり、単純に計算ができるだけではなく、抽象的・概念的な理解、論理的な思考力が求められるようになります。英語も本格的な学習が始まることになります。

小学校までは学校の授業を聞いているだけで理解できていたとしても、中学校以降は家庭学習などで本格的な予習・復習に取り組まないとすぐに授業についていけなくなってしまうこともあります。

中学校では定期試験が重要になる

小学校と中学校ではともにテスト(試験)が行われますが、中学校では定期的な試験があり、定期試験での点数が学習到達度の評価重要視される傾向があります。小学校でもテストは行われますが、必ずしも中学校のように定期的に行われているわけではありません。

試験の点数が重要になること、計画的な学習が必要になることから、子どもにとって学習環境が大きく変わることになります。また、点数が平均よりも良かったかどうか比較が行われたり、定期的に点数が示されたりするため子どもにとってプレッシャーとなることがあります。

中学校は1学年の生徒数が多くなる

文部科学省学校基本調査によると、2017年度の小学校の学校数は20,095校、中学校の学校数は10,325校となっていて、小学校は中学校の2倍程度となっています。そのため、中学校ごとの1学年の生徒数の方が、小学校ごとの1学年の生徒数よりも多くなります。中学校は小学校は通学範囲を広くできるため、より広域から生徒を集める代わりに設置数が少なくなっていることなどが背景にあるとみられます。

中学校の1学年生徒数が小学校の時よりも増えるため、より多種多様な子どもが集まるとともに、集団が大きくなり、生活環境や人間関係が大きく変わることになります。

小学校の最高学年が中学校の最低学年になる

小学校の6年生は小学校での最高学年になります。しかし、中学校に進学すると1年生となるため中学校の最年少(最低)の学年になります。

中学校では小学校の時よりも部活動などで先輩・後輩の上下関係が意識されるようになる傾向がるため、中学校で一番下の学年になることで、精神的に抑制、我慢を強いられる場面が出てきやすくなります。

小学校は学級担任で中学校は教科担任

小学校では学級担任の制度となっていて、担任の先生が大半の強化を指導し、生活指導でも生徒と密接にかかわるため生徒との距離感も近くなっています。一方で中学校では学級ごとに担任は置かれますが、教科担任の指導体制となっていて生徒との距離感は小学校からは変化します。

先生との距離感が変わることから、子どもにとっては学習環境、生活環境、先生とのかかわり方が変化することになります。

身体的・精神的な能力の高まりからいじめの悪質さが高まる

中学生になると、身体的に成長するため体格・体力が向上します。いじめが発生した場合には、いじめの内容がより粗暴で攻撃的なものとなる傾向があります。また、精神的にも能力が高まるため、嫌がらせ行為が高度化・悪質化することがあります。

人間関係で問題が発生すると、小学校の時期よりも中学校の時期の方がより深刻化しやすい性質があるといえます。

中1の壁・中1ギャップへの対応・対処方法

中1の壁・中1ギャップに対して家庭の範囲内でできる対応・対処方法についてです。中1の壁・中1ギャップの問題は小学校と中学校の学校制度に関する問題でもあるため、社会的な問題でもあり、家庭で対応できることには限界もあります。

また、中学生の時期になると子どもは思春期に当たるため、親と子のかかわり方についても注意が必要になります。過剰な干渉、一方的な指導は子どもの反発を招き、問題を複雑化してしまう可能性があるため、注意が必要になります。

計画的な学習を行い学習習慣を身に付ける

小学校の間までは特に家庭学習を計画的に行わなくても、授業をちゃんと聞いて宿題をこなしていれば、特に落ちこぼれることなく過ごせてしまう場合も多くあります。

しかし中学校になると学習内容が高度化すること、定期試験への対応が必要になることから、計画的な学習が必要となり、学習習慣を身に付けることが大切になります。

できれば小学校の時点から家庭学習の習慣を身に付けておくことが望ましいですが、そうでない場合は早急に学習に対する意識を変える必要があります。親の指導が難しい場合には、塾などを利用して子どもが勉強をする機会を作るという方法もあります。

中学校入学時に友達を作る努力をする

中1の壁・中1ギャップが生じる要因の1つに人間関係の変化があります。中学校入学直後は子どもの構成が変化するため、人間関係が固定化されておらず、新しい人間関係が形成される時期です。

逆にいえば、新たな友人を作りやすい時期でもあるため、物怖じせず、他の人とのかかわりを積極的に持つことによって友人を作る努力が実りやすいとも言えます。

最初が肝心といいますが、中学校進学直後は特に友達を作る努力をするようにすると中1の壁・中1ギャップの克服に役立つ場合があります。

小学校と中学校は環境が違うことを教える

小学校と中学校は似たようなものではなく、環境は大きく違うということを入学前から知らせておいて子どもに理解させておくことでショックを和らげることができる場合があります。

ただし、必要以上に不安を感じさせてしまうと委縮させてしまうことがあるため注意が必要です。中学校への漠然とした不安も中1の壁・中1ギャップにつながってしまうことがあるためです。

親子で話し合う機会を持つ

親が子どもに無関心であると、子どもの状況がわからなくなってしまいますし、子どもも親に悩みを相談しようという気がなくなります。思春期の時期は親と子のかかわりも難しくなりますが、日常的な会話を心がけることによって、親と子の間で学校のことを話す機会をできるだけ多く持つようにすることが大切です。

まとめ

  • 中1の壁・中1ギャップとは、小学校から中学校に進学して中学1年生になる時期に、学習環境や生活環境、人間関係が大きく変わるため、勉強についていけなくなったり、学校生活が楽しくなくなったり、不登校やいじめなどの問題が起きてしまうことをいいます。
  • 中学校は小学校と大きく環境が変わることが中1の壁・中1ギャップの原因ですが、学習面では学習習慣を身に付けること、生活面では中学校と小学校の違いを理解しておくこと、人間関係の面では入学後に友達作りを努力することが中1の壁・中1ギャップの解消・克服に役に立ちます。

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【中1の壁や中1ギャップとは何か・原因と対応方法の記事は終わりです】

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