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大学院修士課程・博士課程の休学理由

記事作成日:2017年11月27日

大学院を休学する理由についてです。大学院の修士課程や博士課程を休学する理由として経済的な理由の割合が多くなっています。大学院での学費負担は重く、経済的な理由で学業が困難となり休学することがあるため、学費についてはどうするか入学までによく考えておく必要があります。また、修士課程では病気やけがを理由とする休学の割合も多めとなっています。

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大学院修士課程(博士課程前期)の休学理由

文部科学省の学生の中途退学や休学等の状況についてによると、2012年度の大学院の修士課程(博士課程前期)における大学院生の休学理由は、国立、公立、私立別で次のようになっています。

大学院修士課程(博士課程前期)の休学理由(2012年度)
理由国立公立私立合計
学業不振2.5%1.7%2.1%2.3%
学校生活不適応1.2%0.9%0.6%1.0%
海外留学10.5%10.3%7.3%9.4%
病気・けが14.4%13.5%18.2%15.5%
経済的理由17.9%15.0%10.8%15.4%
その他53.5%58.8%61.0%56.3%
合計100.0%100.0%100.0%100.0%

(注)国立・公立・私立・合計の各列は列全体(上下)を足すと100%となるように作成。

(出典)文部科学省の学生の中途退学や休学等の状況についてを基にfromportal.comの担当者が加工して作成

大学院修士課程の休学理由は病気やけがが多い

大学院修士課程の休学理由としてその他を除いて多くなっているのが病気やけがです。やむを得ない事情で病気やけがをしてしまい、大学院での活動が長期間にわたって困難になるとみられる場合は休学をすることになります。

通常の病気やけがだけでなく、研究室での活動や研究自体が合わずに思い悩んでストレスを抱えてしまい、精神面から体調を崩してしまう場合も少なからずあるとみられます。

大学院の研究室での活動は独特な雰囲気となる場合があり、教授と合わない、周りの人と上手くいかない、研究自体が合わないということもあるようです。

大学院修士課程の休学理由として経済的理由も多い

大学院修士課程の休学理由として病気やけが以外に多いのが経済的理由です。大学院で学ぶためには数十万円のお金がかかります。奨学金を借りて何とかする場合、親の支援を受ける場合、アルバイトなどをして生活の足しにする場合などがありますが、大学の4年間に続いて、修士でも学費の負担が続くため、金銭的に余裕がなくなることもあります。

国立の場合は、休学によって学費が基本的に免除されるので、休学している間にお金を稼いで、稼いだお金で復学するということもあります。

ただし、生活の目途が立たないような場合は復学が難しくそのまま退学に至ってしまうこともあります。

大学院修士課程を休学して海外留学をする人もいる

大学院修士課程を休学して海外留学をする人もいます。お金に余裕がないと難しいですが、海外への留学の場合は給付型の奨学金が利用できる場合もあります。

休学という制度を積極的に利用して、海外で学ぶことによって、日本での研究活動をより深みがあるものにしていこうというする前向きな理由です。

その他の大学院修士課程を休学する理由

大学院修士課程の休学理由として「その他」が半分以上の割合となっています。休学という制度は大学院にそのまま在籍しながら、大学院に通うことをお休みすることができる制度です。休学によって、大学院を続けるのか、退学するのかゆっくり考えることができます。今後の進路に迷っている時は休学によって時間を得ることができます。

また、大学院の生活に疲れてしまった、研究に興味を失ってしまったというような場合に、休学によって休息をとることで意欲が戻ってくる場合もあります。

そのほか、研究室の人間関係が上手くいかない、教授と意見がぶつかるといったような場合も休学で一度時間を置くことで、冷静になれることもあります。どうしてもうまくいかないと考える場合は中退の選択肢もあります。

大学院修士課程を休学する場合には、病気やけが、経済的理由といった分かりやすい理由以外にも個々人の事情に応じて様々な理由で休学をすることになるとみられます。

大学院博士課程(博士課程後期)の休学理由

文部科学省の学生の中途退学や休学等の状況についてによると、2012年度の大学院の博士課程(博士課程後期)における大学院生の休学理由は、国立、公立、私立別で次のようになっています。

大学院博士課程(博士課程後期)の休学理由(2012年度)
理由国立公立私立合計
学業不振0.3%0.5%3.7%0.8%
学校生活不適応0.1%1.4%0.0%0.1%
海外留学8.2%2.9%5.3%7.5%
病気・けが4.1%4.8%6.6%4.5%
経済的理由21.8%19.4%11.4%20.1%
その他65.5%71.0%73.0%66.9%
合計100.0%100.0%100.0%100.0%

(注)国立・公立・私立・合計の各列は列全体(上下)を足すと100%となるように作成。

(出典)文部科学省の学生の中途退学や休学等の状況についてを基にfromportal.comの担当者が加工して作成

大学院博士課程の休学理由は経済的理由が多い

大学院博士課程の休学理由として「その他」を除くと経済的理由が最も多くなります。博士課程では大学の4年間、修士の2年間に続いて、少なくとも3年間は学費の負担が続きます。生活費なども含めれば経済的な負担はかなり重くなります。

博士課程に在籍している間には、、日本学術振興会の特別研究員制度による研究奨励金(いわゆる学振)、TA(ティーチングアシスタント)やRA(リサーチアシスタント)、アルバイト、奨学金(貸与型の場合は借金)などが収入源となりますが、収入がほとんど得られず、経済的に苦しい状況に追い込まれてしまう場合があります。

奨学金は借り続ければ借金が膨らんでしまうため、博士課程修了後の生活の不安が強まってしまいます。

休学している間にお金を稼ぐことができれば、復学して研究を続けることもできます。国立の場合は休学によって学費の負担がなくなることがあるため、休学制度を上手く利用することで経済的な困難を乗り越えられる場合もあります。

大学院博士課程でも海外留学をする人がいる

修士課程と同様に修士課程でも休学して海外留学をする人がいます。日本以外の場所でも研究活動を行うことによって日本では得られなかった知見、刺激、経験、人間関係を得ることができます。

海外への留学は金銭面で余裕がないと難しいですが、海外の場合には給付型の奨学金が利用できることもあります。

その他の大学院博士課程を休学する理由

修士課程と同じように大学院の博士課程のの休学理由として「その他」の割合が多くなっていて、博士課程では3分の2を超えています。

研究に興味を持てなくなってしまった、論文の作成が上手くいかずスランプに陥ってしまった、精神的に追い詰められてしまって少し休みが欲しくなった、研究室の人間関係に疲れてしまった、一度今後の進路についてゆっくり考えたくなったなど、様々な理由が考えられます。

まとめ

  • 大学院修士課程を休学する理由として多いのは、病気やけが、経済的な理由です。そのほか、留学が理由となることもあります。大学院博士課程を休学する理由として多いのは、経済的な理由です。
  • 大学院での学費負担は重く、経済的な理由で学業が困難となり休学することがあるため、学費についてはどうするか入学までによく考えておく必要があります。

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【大学院修士課程・博士課程の休学理由の記事は終わりです】

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