ライフプランの作り方
記事作成日:2015年5月13日
人生の夢や目標を実現するために家計の問題点を把握することに役立つライフプランの作り方について紹介しています。ライフプランを作ることによって人生の重要なライフイベントと必要なお金を前もって把握して、重要なライフイベントでお金が不足することが無いように事前に準備をすることができるようになります。
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ライフプラン、ライフイベントとは
ライフプランやライフイベントとは何かについて説明しています。
ライフプランとは
ライフプランとは、人生設計、生活設計のことです。夢や目標の実現には多くの場合お金が関係してくるため、ライフプランというと、お金の面から考えた人生設計というような意味で使われます。ライフプランを表にまとめたものがライフプラン表です。
ライフイベントとは
ライフイベントとは、結婚、子供の誕生、就職、転職、定年、住宅購入など人生の節目となる出来事のことです。ライフプランを作るためにはライフイベントを予想することが重要です。
ライフイベントを踏まえたライフプラン
ライフイベントを見据えてライフプランを作ることで、夢や目標の実現のためにどのような資金計画が必要か、家計は大丈夫かということを検討することができます。
家計のキャッシュフロー表とは
家計でいうキャッシュフロー表とは、ライフイベントを踏まえたライフプランにおけるお金の出入りをまとめた表です。ライフプランに含められる場合もあります。
ライフプラン表の作り方
ライフプラン表は縦書き、横書き両方ありますが、直観的には横書きの方が分かりやすいと思いますので、横書きの方法について説明します。
- 1番上の行に「年」にして現在から西暦や和暦を書き込みます。
- 次の行から「家族構成」を1人1行で一番左の列に書き込みます。
- 家族の年ごとの「年齢」を家族構成の右側に書き込んでいきます。
- 家族の次の行に人生の節目となる出来事や大きな支出を書き込みます。
- 次の行にライフイベントで必要となる支出金額を予想し書き込みます。
ライフプランの作り方のコツ
ライフプランの作り方のコツを紹介します。
年や歳について
ライフプランはカレンダー通り1月開始の暦年でも、4月開始の年度でも問題ありません。自分が分かりやすいようにしましょう。また、年齢は年の始まりの時点の年齢でも年の終わりの時点の年齢でも好みで選択して問題ありません。
自分と配偶者の平均的な寿命の年まで作ると老後資金までイメージできます。
子供は経済的に独立するときまでは記載します。別生計になっても結婚や住宅で援助を考えているときは、そのときまで記載します。
書くべきライフイベントについて
節目となる重大な人生のイベント(ライフイベント)や大きな支出金額、実現したい夢、目標を書きます。中長期的なお金の出入り、家計のキャッシュフローを把握するためにも使うため、お金の出入りが関係するイベントは必ず書きましょう。
ライフイベントの具体例
家族関係では、自分の結婚や平均的な寿命の時期、子供の誕生、結婚、孫の誕生などを書き込みます。親のことは通常記入しませんが、同居している場合、介護などを行う場合で巨額の支出が予定される場合、事業承継などで仕事や生活に大きな変化が予想される場合は親のことも記入します。 家族は今はいない場合でも希望を考えて書き込みます。
仕事関係では、就職、転勤、海外赴任、転職、退職、定年、起業、アルバイトやパート、副業、事業承継などに関することを書き込みます。
教育関係では、子供の入学、進学、留学、就職などを書き込みます。孫に援助を考えているときは孫のことも書いておきます。
住宅関係では、住宅購入、リフォーム、引っ越しなどに関することを書き込みます。
そのほかでは、自分の夢や目標、自動車の購入、海外旅行、高額な買い物、保険の満期などを書き込みます。
イベントの支出について
イベントの支出はぎりぎりの金額ではなく、膨らんでしまうかもしれないというイメージで最初は多めに書きましょう。予想がつきづらいものは大体の金額でも問題ありません。
ライフプランは定期的に見直しを
人は価値観や考え方がどんどん変わっていきます。また社会・経済情勢も変わっていきます。ライフプランは定期的に見直すことが大切です。また、その時になぜ人生設計が変わったのか考えてみると良いでしょう。