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子供がもらったお年玉の管理方法

記事作成日:2015年12月26日

お年玉袋

子供がもらったお年玉の管理については多くの親が頭を悩ませる問題だと思います。親が管理して当然という考え方もありますし、お金の勉強になるのでなるべく任せるべきという考え方もあります。お年玉の管理は大きく分けると次の3つのどれかになります。それぞれのやり方の特徴やメリット、注意点などについて説明しています。

  • 親が全額を預かって管理する
  • 一部を子供に渡し一部を親が管理する
  • 子供に全額の管理を任せる

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親が全額を預かって管理する方法の特徴やメリット、注意点

子供がまだ小さい頃は、お金の意味合いをまだ十分に認識できないため、もらったお年玉は基本的に親が管理することになります。また家庭の方針によっては未成年の間はずっと親が全額を預かる場合もあります。ただし、子供には十分に説明しないと不満をずっと持ち続けてしまうこともあるので注意しましょう。

子供のお金は分けて管理

親がお年玉を預かって管理する場合、自分のお金と混在してしまわないように分けて管理することが基本です。基本的に未成年者でも親が代理人となって銀行口座を開設することができますので、お年玉やお祝いをもらった場合に貯金しておくための子供名義の銀行口座を開設しておくと便利です。

子供に口座の状況を説明

親がお年玉を預かる場合には、子供にもいくら貯まっているのか説明しておきましょう。物事が理解できるような年齢になったら口座が存在していることや、どのように口座を管理しているのか、いくら位貯まっているのか丁寧に説明するようにしましょう。

子供のお金は親が勝手に使わない

子供がもらったお年玉は親が預かる場合でも、子供のお金であることには変わりないので、自分のお金と混ぜてしまったり、自分のために使ってしまったりしないように気を付けましょう。

子供がお金を使いたい場合は話し合いで

親が全額を預かっている場合、子供がそのお金で何かを買いたいということがあります。その場合は親子で話し合って必要な物なのか、どれくらい欲しい物なのかを聞いた上でどうするか判断することになります。

子供と一緒に口座に入金

銀行口座の意味が理解できるような年齢になっているなら、一緒に銀行に行ってお金を預けるということをしても良いでしょう。子供は、親が勝手に使っているのではなく、ちゃんと預けているんだということが理解できます。

一部を子供に渡し一部を親が管理する方法の特徴やメリットと注意点

子供がお年玉をもらった場合に、無駄遣いをして欲しくない、必要な時まで大切に取っておいて欲しいというのが親心なのかもしれませんが、子供の側から見ると不満に思ってしまうかもしれません。そこで折衷案が一部を子供に管理させて一部を親が預かる方法です。

高額のお年玉を全部任せるのは問題があることも

もらったお年玉が数万円と高額になっている場合で、子供が一気に無駄遣いをしてしまうのではないかと考える場合に、一部は自由に使ってもらって、残りはお金をきちんと管理できるまで使えないように口座に入れておくというような管理をすることになります。

子供も一部使えれば納得感を得やすい

一部を親が管理して一部を子供が使うのは、子供にとってはもらったお年玉の一部を自由に使うことができ、欲しいものも少しは買えるため納得感が得やすいはずです。

子供にお金の使い方や金銭感覚を学ばせる

小学校に入学する頃になれば、お金の大切さや使い方、金銭感覚を少しずつ学んでいかなければいけませんので、お年玉をお金の使い方やお金の大切さ、金銭感覚を学ぶ機会としてはどうでしょうか。

毎月のお小遣いとは違って、お年玉はまとまった金額が手に入るため、金額が高いものも買えますし、買う対象も広く選ぶことができます。お金を無駄にしてしまうことやもったいない使い方をしてしまうのも勉強にはなります。

親が貯金すべき金額を調整できる

子供のお金に対する理解度を考えながら、お年玉の一部は自分の判断で自由に使っていいお金として渡し、一部は親が預かって子供の名義の口座に入金するというようにすれば、子供もお金の使い方を学ぶことができますし、子供の将来のためにお金を少しとっておけます。

どのくらい貯金してもらうかを親として調整することができます。1万円までは自由に使っていいとか、親が渡したお年玉は自由に使っていいけど、祖父母や親せきからのお年玉は全額貯金するといったような調整も考えられます。

子供には口座の残高などを説明

子供の口座に入金する金額は子供にも通帳を見せるなどして、残高がいくらくらいあるのかなどについて理解してもらうようにしましょう。貯金する場合には子供と一緒に銀行に行くのも良いでしょう。

子供に全額の管理を任せる方法の特徴やメリット、注意点

家庭の方針によりますが、年齢が上がってくるともらったお年玉は子供の判断に委ねて自由に管理させる場合があります。

子供に管理させることでお金の勉強になる

もらったお年玉を子供に管理させることで、子供はお金の使い方や大切さ、金銭感覚を学ぶことができます。子供のうちは上手なお金の使い方をすることは難しいですが、失敗するのも勉強と考えて任せることになります。

高額の管理を任せることにはリスクもある

ただし、お年玉は場合によっては10万円前後になることもあるため、子供に管理させると無駄遣いや金銭トラブルになるリスクがあることは気を付けなければいけません。特に年齢が低いうちは要注意です。

単に無駄遣いをするだけならば本人だけの問題ですが、お年玉のお金を持っていることを同級生などに話して金銭トラブルを招いてしまうケースもあるため本当に任せて良いか慎重に考えなければいけません。

お金の使い方や貯金のアドバイスをする

子供に管理させる場合でも一部は貯金に回すようアドバイスをした方が良い場合があります。また、お金の使い方やお金の大切さについて家族での話し合いの場を持って丁寧に説明しておくことが大切です。

まとめ

  • 子供がもらったお年玉の管理方法は、親が全額を預かって管理する、一部を子供に渡し一部を親が管理する、子供に全額の管理を任せるのどれかになります。
  • 子供が無駄遣いをしないようにお金の使い方が分かるまで親が管理するという考え方にも一理ありますし、お年玉をお金について学ぶ機会とする考え方にも一理あります。家庭の方針によってやり方は変わってきます。
  • どのような管理方法をする場合でも、お年玉が子供のお金であることには変わらないので、親のお金とは分けて管理し、子供にも存在を認識してもらうことが重要です。親が自分のために勝手に使ってはいけません。

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【子供がもらったお年玉の管理方法の記事は終わりです】

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