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子供へのお年玉の目安

記事作成日:2015年8月3日

子供のお年玉の目安・相場について説明しています。年齢が上がるにつれてお年玉の金額は高額になる傾向があります。子供へのお年玉の目安は小学生では学年にもよりますが合計額で低学年は1万円程度、中学年は1~2万円程度、高学年は2~3万円程度が中心となります。中学生や高校生では5万円までが一つの目安になります。

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お年玉の目安

金融広報中央委員会の「子どものくらしとお金に関する調査(第2回)平成22年度調査」からお年玉の目安を考えてみます。

小学生低学年

小学生低学年ではもらったお年玉の金額は合計で1万円位とする回答が最も多くなっています。続いて2万円位、5千円位の順番となっています。複数の人からもらうことになるので、お年玉は数千円単位というイメージになります。さすがに小学生低学年ではあまり高額とはならないようです。

なお、もらった相手をみると祖父母が84.9%と最も多くなっていて、父母は58.7%にとどまっています。お年玉をあげていない父親母親も多いようです。

もらったお年玉の金額
金額割合
1000円位5.7%
2000円位4.0%
3000円位5.5%
5000円位12.3%
10,000円位24,6%
20,000円位16.9%
30,000円位8.8%
もっと多い16.1%

(出典)金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査(第2回)平成22年度調査」

小学生中学年

小学生中学年ではもらったお年玉の金額は合計で1万円~2万円未満とする回答が最も多くなっていて、続いて2万円~3万円未満という回答が多くなっています。低学年よりは金額があがっています。

なお、もらった相手をみると祖父母が87.9%と最も多くなっていて、父母は62.8%となっています。お年玉をあげていない父親母親も多いようです。相手別の金額では家の人(同居)からは1,000~3,000円未満という回答が21.5%と最も多い一方で、祖父母などからは1万円~2万円未満という回答が最も多く22.8%となっていました。

もらったお年玉の金額
金額割合
1~3,000円未満2.3%
3,000~5,000円未満5.1%
5,000~10,000円未満12.1%
10,000~20,000円未満28.5%
20,000~30,000円未満21.9%
30,000~50,000円未満19.2%
50,000円以上7.6%

(出典)金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査(第2回)平成22年度調査」

小学生高学年

小学生高学年ではもらったお年玉の金額は合計で2万円~3万円未満とする回答が最も多くなっていて、続いて1万円~2万円未満、3万円~5万円未満という回答が多く低学年や中学年と比較してお年玉が高額になっています。

なお、もらった相手をみると祖父母が89.9%と最も多くなっていて、父母は65.4%となっています。お年玉をあげていない父親母親は高学年でも多いようです。相手別の金額では家の人(同居)からは5千円~1万円未満という回答が22.3%と最も多い一方で、祖父母などからは1万円~2万円未満という回答が最も多く26.5%となっていました。

もらったお年玉の金額
金額割合
1~3,000円未満1.5%
3,000~5,000円未満3.1%
5,000~10,000円未満7.3%
10,000~20,000円未満25.3%
20,000~30,000円未満27.2%
30,000~50,000円未満25.0%
50,000円以上8.6%

(出典)金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査(第2回)平成22年度調査」

中学生と高校生

中学生と高校生ではもらったお年玉の金額は合計で1万円~5万円未満とする回答が最も多くなっています。ただし、質問項目の金額の幅が1万円~5万円未満と幅が広いので注意が必要です。

なお、中学生と高校生はともに、相手別の金額では親からは5,000~10,000円未満が最も多く、祖父母は10,000~50,000円未満が最も多くなっていて、祖父母の方が高額のお年玉をあげている傾向があります。

もらったお年玉の金額
金額中学生高校生
1~3,000円未満0.4%0.5%
3,000~5,000円未満0.9%0.9%
5,000~10,000円未満3.6%3.2%
10,000~50,000円未満52.0%48.9%
50,000~70,000円未満9.8%12.4%
70,000円以上5.0%6.5%

(出典)金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査(第2回)平成22年度調査」

お年玉の使い道

金融広報中央委員会の「子どものくらしとお金に関する調査(第2回)平成22年度調査」からお年玉の使い道についてみてみます。

家の人に渡す

まずは、家の人に渡すという回答の割合をみてみます。やはり小学生では中学年が40.9%と多くなっていますが、小学校高学年、中学生、高校生と大きくなるのにつれて割合が減っていきます。高校生では12.9%だけとなっています。

家の人に渡す
学校・学年割合
小学生中学年40.9%
高学年34.3%
中学生24.3%
高校生12.9%

(出典)金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査(第2回)平成22年度調査」

貯金・預金をする

続いて貯金・預金をするという回答の割合をみてみます。高校生では半数を切っていますが、他では半数を超えています。お年玉は貯金するということが多いようです。

貯金・預金をする
学校・学年割合
小学生中学年58.6%
高学年61.5%
中学生55.1%
高校生48.1%

(出典)金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査(第2回)平成22年度調査」

なお、お年玉に限らず、貯金や預金があるかどうかの質問ではおよそ半数近くがあると答えていて2~3割があるようだが家の人がやっているのでよくわからないと答えています。

貯金・預金があるかどうか
学校・学年あるあるようだ(注)
小学生中学年45.4%22.3%
高学年46.8%28.7%
中学生43.5%34.8%
高校生52.6%27.8%

(注)「あるようだ」はあるようだが、家の人がやっているのでよくわからないとした回答をさしている。
(出典)金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査(第2回)平成22年度調査」

特別なものを買う

特別なものを買うという回答の割合をみてみます。お年玉はまとまったお金が入るため、負担ではなかなか買えないような高額の物が買えてしまいますが、学校や学年が上がるにつれて割合が高くなっています。

特別なものを買う
学校・学年割合
小学生中学年17.6%
高学年22.3%
中学生29.3%
高校生31.4%

(出典)金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査(第2回)平成22年度調査」

おこづかいの不足にあてる

最後におこづかいの不足にあてるという回答の割合をみてみます。小学生の中学年や高学年では割合が低いですが、中学生や高校生では割合は比較的高くなっています。

おこづかいの不足にあてる
学校・学年割合
小学生中学年8.7%
高学年15.1%
中学生32.0%
高校生44.5%

(出典)金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査(第2回)平成22年度調査」

子供へのお年玉の目安

金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査(第2回)平成22年度調査」の結果を踏まえると、小学生については低学年のうちは1万円程度、中学年は1~2万円程度、高学年は2~3万円程度、中学生と高校生は5万円までが合計の目安となっています。どちらかといえば祖父母は高額のお年玉を渡す傾向があり親として渡す場合は1万円未満という場合や渡さないという場合も多いようです。

なお、お年玉は貯金や預金をする場合も多いですが、何かを買ったり、お小遣いの足りない分にあてる場合もあります。お年玉はまとまったお金が入るため、無駄遣いなどをしてしまいがちなので、お金の使い方を学べるように家族でしっかりと話し合ったり、お金の使い道を子供が考えることも大切です。

まとめ

  • 子供へのお年玉の目安は小学生では学年にもよりますが合計額で低学年は1万円程度、中学年は1~2万円程度、高学年は2~3万円程度が中心となります。
  • 中学生や高校生では5万円までが一つの目安になります。

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【子供へのお年玉の目安の記事は終わりです】

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