生活に役立つお金の知識と情報です。
※本サイトは広告を掲載しています。

ボーナスがいつの間にかなくなる理由

記事作成日:2015年5月7日
最終更新日:2015年6月11日

ボーナスをもらったけど、気が付くとほとんど残っていなかった。ボーナスをもらったけど、何にも買ってないのにいつの間にかなくなった。ボーナスをもらったのにあんまり使った気がしない。そんな経験はありませんか?ボーナスをもらう前にボーナス払いで使い込んでしまっている場合などが考えられます。

スポンサーリンク

ボーナスがいつの間にかなくなる理由

ボーナスが使ったつもりがないのに、なくなってしまうのは主に次の2つが原因です。

  • ボーナスをもらう前に「使ってしまう」
  • 毎月の赤字の埋め合わせに消えている

つまり、ボーナスをもらった時点で、ボーナスの大部分の支払い先が決まってしまっていて、ほとんど使える部分が残っていないということです。そのため、ボーナスをもらったのに何か買った気がしないし、手元にもお金が残ってないという状況に陥ります。

ボーナスをもらう前に「使ってしまう」

ボーナスをもらってないなら使えないじゃないかと思うかもしれません。でも、事実上、使っちゃうことがあるんです。それは住宅ローンなどのボーナス時増額払いとクレジットカードのボーナス1回払いです。

住宅ローンなどのボーナス時増額払い

住宅や自動車を購入する場合、カードローンを借りる場合など契約の段階で、あらかじめボーナス月に増額して返済するという借り方ができます。特に住宅や自動車で予算オーバーとなっている時に、そのままでは毎月の返済が苦しくなるため、ボーナス月に増額して毎月の支払いを楽にするという使い方が問題です。

特に住宅は何十年も返済が続くため、あらかじめボーナス時に増額して支払うと決めてしまうと、何十年もボーナス増額払いが続くため、ボーナスをもらっているのに、ボーナスが少ないと感じるような事態になってしまうかもしれません。自動車を短い年数で買い換えてボーナス時の支払いを増額する場合も同じです。

クレジットカードのボーナス1回払い

もう一つの方法はクレジットカードのボーナス1回払いです。欲しいものがあるけどお金がないという時にボーナス1回払いなら買えてしまいます。だから、お金がないのに高い買い物をしてしまうことがあります。しかしこれはボーナスからの前借りです。ボーナスをもらう前から使っちゃってます。

確かにボーナスという返済の目途はあるのですが、ボーナスが入るから大丈夫という気持ちでボーナスをもらう前からどんどん使ってしまうと、ボーナスがなくなってしまいます。

ボーナスをもらう前に「使ってしまう」場合の対処法

住宅や自動車を買う時は絶対に背伸びしない、予算の範囲内で考えるということが大切です。予算が足りないなら、予算が増えるまで待つか、別の物件、別の自動車に変えるべきです。そして、ボーナス時の増額返済を支払計画に入れないことが大切です。もちろん、毎月の家計がちゃんとやりくりできていて余裕がある場合に、自分から繰り上げ返済する形であれば問題ありません。最初から支払い義務にするとボーナスがなくなります。

ボーナス1回払いも避けましょう。病気やけが、家電の故障など緊急性がある場合は利息もかからないからとやむを得ない場合もあるかもしれませんが、そうでない場合は、せめてボーナスが出るまで待ってそれでも本当に必要ならその時に購入しても遅くないと思います。ボーナスが出るころには気が変わっているかもしれません。

毎月の赤字の埋め合わせに消えている

毎月の赤字を補てん

毎月の赤字がボーナス月まで溜まっていきボーナスで帳尻を合わせているケースです。家計としてはピンチなので、早急に対応する必要があります。

毎月の赤字の乗り切り方は、ローンだったり、キャッシングだったり、貯金の取り崩しだったり、請求書の支払いをぎりぎりまで遅らせたり、費用の支払いを年払いにして時期を調整したり、様々なやりくりがありますが、結局ボーナスがないと毎月毎月赤字となっている場合です。

ボーナスが入ると、赤字の埋め合わせのためにボーナスが消えていき、ローンやキャッシングを返したり、減った貯金を戻したり、溜まった請求書を支払ったり、年払いの費用を支払ったりとどんどんお金が消えていきます。

毎月の赤字を埋め合わせている場合の対処法

毎月の家計に問題があるので、地道に家計改善に取り組むしかありません。毎月の収入だけで毎月の支出が賄えるようにしなければなりません。

赤字となってしまう原因はいろいろありますが、収入が足りない場合、支出が多すぎる場合のほかに、頻繁には発生しない年払いなどの費用への備えができていないために、それを想定しないでお金を使ってしまい、結果として足りなくなってしまうという場合があります。

毎月の支出には年間でかかる費用を12等分した金額を含めて、家計のやりくりをする必要があります。年払いなどの費用を毎月の収入で積み立てないとボーナスに頼らざるを得なくなるからです。

スポンサーリンク



SNSでシェア・ブックマーク・後で読む

Twitter Facebook LINE はてな Pocket
最近よく読まれているページ
家計・節約のおすすめページ

ページの先頭へ