電子マネーは使い過ぎに注意
記事作成日:2016年10月25日
電子マネーはかざすだけで支払いが済んでしまって紙幣や小銭を出す必要がないので非常に便利です。しかし、お金を使っている実感を持ちづらいことがあって、使い過ぎてしまうことがあります。電子マネーでは高額な買い物をしないかもしれませんが、少額の買い物でも積もり積もれば大きな金額になることがあります。
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チャージが面倒だからと多額のチャージをすると使い過ぎる
事前に入金する前払い(プリペイド)方式の電子マネーでオートチャージを利用していない場合は、残額が少なくなるたびに入金するのは面倒だからと5,000円とか10,000円をまとめて入金する場合があります。
しかし、まとまったお金が電子マネーに入金されていると、つい少額の買い物が増えてしまうことがあります。100円や200円のおやつや飲み物ならいいよねとちょこちょこ買い物をしていると、積もり積もって大きな金額になってしまうことがあります。
電子マネーにたくさんお金が入っていればちょっとくらい使ってしまってもいいやというような気持ちになってしまうのです。そのため、チャージが面倒だからとか、たくさん入金しておいた方が足りなくなって困らないよねとか考えてしまって、多額の入金をしてしまうのは危険です。
定期区間外で電車やバスにたくさん乗るような場合など必要性がある場合はいいのですが、特に必要でもないのに電子マネーにたくさん入金してしまうとついつい使い過ぎてしまうので気を付けましょう。
電子マネーはお金を使っている感覚が薄くなる
電子マネーは読み取り機器にかざしてピッっと音が鳴ると支払いが完了します。そのため、電子マネーで支払いを行うとお金を使っている感覚が薄くなってしまうことがあります。前払い(プリペイド)方式か後払い(ポストペイ)方式かに関わらず、電子マネーをかざせば支払いが簡単に出来てしまいます。
前払い方式の電子マネーを入金する時は実際の紙幣などでお金を支払ってチャージすることが多いため、入金時点では実際の現金が出ていくのですが、電子マネーへの入金時点と電子マネーでの支払い時点は別なことが多いため、電子マネーで買い物をしている時はお金を使っている間隔が無くなることがあるのです。
前払い方式の電子マネーでクレジットカードを使って電子マネーにチャージをする場合は、チャージ時点でも現金を支払わないため、クレジットカードの請求が来るまで実際の現金を支払わなくて済むため、ますます買い物でお金を使っている感覚が麻痺します。後払い方式の電子マネーはクレジットカードと同じような形になりやはりお金を使っている感覚が無くなりやすいです。
電子マネーはお金を使っている感覚が薄れてしまいやすいという意味では、クレジットカードと似ていて使い過ぎてしまうことがあるため注意しましょう。
電子マネーのオートチャージは使い過ぎてしまうことがある
前払い方式の電子マネーは自動でクレジットカードを利用して入金されるオートチャージというサービスが利用できる場合があります。オートチャージにしていると、電子マネーの残高が減ってきて、足りなくなってくると自動で電子マネーに入金されるため、わざわざチャージしなくても電子マネーが利用できます。また、後払い方式の電子マネーはそもそも事前の入金が必要ありません。
前払い方式の電子マネーでオートチャージを利用する場合や後払い方式の電子マネーは、入金・チャージするというひと手間がかからない分、使いやすいというメリットがありますが、裏を返せば使い過ぎてしまう危険性があります。
どのくらい自分は電子マネーで支払いをしているのかということを意識していないと、無意識のうちにどんどんと電子マネーを使い込んでしまうことがありますので気を付けなければいけません。
電子マネーもどのくらい使っているかを把握する
電子マネーもクレジットカードと同じようにどのくらいを使っているのか把握するようにするとよいでしょう。前払い方式の電子マネーでオートチャージを利用していなければ、入金しないと使えなくなるためある程度利用金額を把握しやすいです。
しかし、前払い方式の電子マネーでオートチャージを利用している場合や、後払い方式の電子マネーは自分が意識して利用金額を把握しなければ、どのくらい使っているかが分からなくなってしまうことがあります。
いい加減な管理をしていると電子マネーで少額のちょこちょこ買い、ついで買いなどが増えてしまって、無駄遣いが増えてしまう恐れがあります。
電子マネーの支払いの場合もレシートをもらう、電子マネーの利用明細を印刷して持っておく、電子マネーの利用明細をインターネットを通じて確認できるようにしておくなど、電子マネーの利用状況を確認できるようにしておきましょう。
少額の支払いでもどのくらい無駄にしているか把握できていないと、積み重なって大きな無駄になってしまうことがあります。細かな買い物を控えるだけで、家計が改善する場合もあるため電子マネーで支払いが多い場合は何に電子マネーを利用しているか見つめ直してみましょう。
どうしても使い過ぎるなら持たないことも選択肢
電子マネーで少額の買い物を繰り返してしまう、電子マネーの利用状況を把握するのが面倒、電子マネーを使い過ぎてしまうといったような場合は、交通機関を利用するための電子マネーなど最低限必要な場合を除いて使わない、持たないようにすることも選択肢です。
生活や仕事で電子マネーを使わなければいけない場合でも、前払い式でオートチャージ機能を利用しないようにする、最低限の入金しかしないといったように工夫してなるべく電子マネーで無駄遣いをしないようにすることが大切です。
まとめ
- 電子マネーはお金を使っているという感覚が薄れてしまって、使い過ぎてしまう恐れがあります。
- 特に前払い方式の電子マネーでオートチャージ機能を利用している場合や後払い方式の電子マネーは自分で入金するという過程がないため、より使い過ぎてしまうリスクがあります。