臨時支出への備え方
記事作成日:2015年5月11日
臨時支出への備え方について説明しています。ここでいう臨時支出とは、不定期に発生する支出で発生の有無や発生の時期などの予測が難しいもののことを指しています。緊急的な費用、非常時の費用ということです。臨時支出は、いつどのくらいの支出かあるのかわからないこと、必要になったらすぐに使える方がよいことから、すぐに使える普通預金にお金を入れて準備するのが基本です。
スポンサーリンク
臨時支出への備えを行うメリット
いざという時、心強い
臨時支出はもしかしたら全く使わないかもしれないお金です。しかし、困った時に考えればいいというように思っていると本当に困ってしまいます。そのため、臨時支出への備えを十分にしておけば、いざという時にお金の心配をすることが減り、不安な気持ちにならなくて済みます。緊急時や非常時に使えるお金があるというのは心強いです。
保険契約を見直せる
臨時支出に対して多くの金額を備えることができれば、保険契約を縮小する見直しを行うことも可能です。
保険に加入していれば、保険事故が発生すれば保険金が入るため結果的に金銭的に得だったということになるかもしれません。しかし、保険に加入していなければ、保険事故が発生しなかった時は保険料分が浮きます。
保険があってもなくても、想定している保険事故に備えられるのであれば、保険事故の発生確率にもよりますが、基本的には保険料の支払いは控えたほうが平均的に家計にはプラスに働くと考えられます。
そのため、もらえる保険金よりを超える多くの備えができたなら、積極的に保険を見直してもよいと思います。お金を保険に拘束しておくこともなくなるので、自由に動かせるようになり、保険事故に限らず様々な備えができます。
借金に手を出さなくて済む
臨時支出への備えが十分になければ、急な出費が発生した場合、何とか支払いを行うためキャッシングやカードローンに手を出してしまうかもしれません。備えがあればそう簡単に借金に手を出すこともなくなると思います。
また、いざという時のために、保険代わりのようにクレジットカードやカードローンの利用枠を多めに持つ必要もなくなります。
臨時支出への備え方
臨時支出への備え方は、ズバリお金をある程度貯めることです。貯金と同じです。ただし、貯金よりも先に臨時支出に備えるお金を用意してしまいましょう。先取り貯金と同じ要領で毎月準備をするか、ボーナスなどまとまった収入があった時に一定額を臨時支出に備えるお金に取っておくか、あるいは両方で準備します。目安としてはとりあえず10万円、そして、50万円、100万円と段階を踏んで準備するとよいでしょう。
ずっと継続して積み立てなくても良いため、どのような方法でも準備できればよいと思います。
- ボーナスで準備する
- 毎月の給料で少しずつ準備する
- 毎月の給料とボーナスで準備する
臨時支出は、いつどのくらいの支出かあるのかわからないこと、必要になったらすぐに使える方がよいことから、すぐに使える普通預金にお金を入れて準備します。なお、お金は生活費などを入れておく普段使う口座とは別に管理しておいた方が良いでしょう。混ざって使ってしまうことがないからです。