特別支出への備え方
記事作成日:2015年5月11日
毎月定期的に発生するわけではない特別支出ですが、金額が比較的大きくなるため、ちゃんと備えておかないと家計が混乱します。支払いが迫ってきて、支払えない!となってしまうととても困ります。特に税金など延滞をしない方がいい支出の場合は、カードローンやキャッシングなど借金に手を出す原因にもなりかねませんので、しっかりと備えましょう。
特別支出への備え方には大きく分けて次の3通りがあると思います。どのような備え方をしても結果的には同じ支出額なのですが、ボーナスで備える場合は、傾向的に毎月のやりくりが厳しくてとても特別支出まで手が回らないという状況が多いことや、ボーナスは好景気の時はいいですが、不景気の時は一気になくなる可能性もあることから、ボーナスではなく、毎月の給料に含めてやりくりできるようになることを推奨します。
- ボーナスで備える
- ボーナスと毎月の給料で備える
- 毎月の給料で備える
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1.ボーナスで備える
特別支出にボーナスで備える方法です。
ボーナスが出たら次のボーナスまでの特別支出の予定金額分だけボーナスを取っておく方法です。
毎月のやりくりは毎月の給料で支払う一方、毎月支払いがあるわけではない支出はボーナスで支払うというのは分かりやすいです。しかし、ボーナスがないと家計が回らない状態になってしまうケースが多く、この方法は危険です。
毎月特別支出をカバーできるくらい貯金できているなら、毎月分から準備するのも、ボーナスから準備するのも同じはずですが、特別支出をボーナスで支払っているということは毎月のやりくりが厳しいことが多く、支出を見直した方がよい場合もあります。
毎月のやりくりが厳しい場合、ボーナスが多い場合、支払いの分かりやすさを求める場合に合っている方法です。
2.ボーナスと毎月の給料で備える
特別支出への備えをボーナスと毎月の給料の両方から方法です。
ボーナスだけで備える方法から毎月の給料だけで備える方法に変える時の移行期に一時的に行う場合や、ボーナスではカバーしきれない場合、ボーナスをとっておきたい場合などの方法です。何となくボーナスからも毎月の給料からも支払っているという場合もあります。
ボーナスと毎月の給料からお金を出すので管理が少し分かりづらくなるかもしれません。必要なときに予算が足りなくならないように気を付けましょう。
ボーナスが少ない場合、ボーナスを気分的に残したい場合、ボーナスのみで備える方法から毎月の給料で備える方法に移行する中間的な場合、などに合っている方法です。
3.毎月の給料で備える
特別支出を毎月の給料で備える方法です。
1年間の特別支出の金額を12で割った金額を毎月積み立てていき、特別支出があるときは積み立てたお金を崩すという方法です。口座は生活費などを入れておく普段使う口座と分けた方が、分かりやすく、お金が混じって使われることないため、よいと思います。
積み立てを始める月によってはお金が不足するので、支払いが不足しないように始める月を調整するか、ある程度の余裕をみて貯金やボーナスなどから一部お金を足しておくという手があると思います。多少のゆとりを持たせた方がお金が不足しづらいです。
収入の状況や家計の管理の好みもありますが、この形が一番おすすめです。