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クレジットカードで夫婦が家族カードを使うメリットとデメリット

記事作成日:2015年12月17日
最終更新日:2018年10月29日

夫婦共通のクレジットカード

家族カードを利用すると、1つのクレジットカードを事実上共有するような使い方ができます。夫婦で共通の銀行口座を使うのと同じようにクレジットカードも夫婦で事実上共通して利用できるようにしておくと家計の管理がしやすくなります。ただし、家族カードは本人の利用限度額を家族で分け合う形になるため、誰かが使い過ぎてしまうと利用限度額が無くなってしまうことがありますし、家族の利用状況を把握しないと使い過ぎてしまう可能性があります。

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夫婦で使えるクレジットカードの家族カードとは

家族カードとはクレジットカードを利用している人の家族、例えば生計を共にしている配偶者や18歳以上の高校生でない子供、父母に対して本人の信用力に基づいて発行されるクレジットカードです。家族が家族カードで利用した料金は本人にまとめて請求されます。

家族カードを利用すると、家計のお金の流れを分かりやすくすることができるだけでなく、ポイントを貯める点でもメリットがあります。

家族カードの特徴やメリット

支払いがまとめられる

家族カードで利用した分は本人の利用分とまとめて請求されるため、家族カードを作って夫婦で2枚カードを持っていても支払いは1つにまとめられるのです。

もし、家族カードを使わないで別々に2つの本人カードを作った場合には、利用代金の支払いは別々に行うことになり不便です。家計を管理する上では、クレジットカードの利用料金の支払いが1つにまとめられるのは大きなメリットです。

支払記録を利用明細で確認しやすい

家族カードで利用した分は本人の利用分とまとめて請求されますが、通常利用明細では支払記録がまとめられるため、クレジットカードの利用状況が確認しやすいというメリットがあります。お金を使い過ぎていれば早めに気づくことができます。また、1つの利用明細だけを確認すればよいので、管理がしやすく不正利用なども発見しやすくなりはずです。

もし別々にクレジットカードを作っていたら2人で別々の利用明細となるため、利用状況を確認しづらくなります。

ポイントがまとまり管理が楽に

家族カードで利用した分のポイントは、通常本人のポイントとまとめられます。そのため、1つのクレジットカードでポイントをまとめられることになり、端数の無駄が少なくなったり、利用期限や残高の管理がしやすかったりするメリットがあります。家族全員のクレジットカードのポイントを集約すれば、ポイントが貯まりやすくなります。

収入が無くても本人の信用力を利用できる

家族カードは通常本人の利用限度額の範囲内で利用ができます。これは本人の信用力に基づいて家族カードが利用されるためです。つまり、専業主婦(夫)や学生など無収入の人であっても、本人の信用力を利用してクレジットカードが作りやすくなっています。

保険などが本人と同じように利用できることも

家族カードの付帯サービスはクレジットカード会社によってまちまちですが、本人のカードと同じような場合も多いです。代表的なものは旅行保険ですが、本人と同じような補償内容が利用できるのはメリットです。

年会費がかからない場合も

クレジットカード会社によりますが、家族カードを作っても年会費が追加でかからない場合があります。そうなると追加費用なしにクレジットカードを作れるので大変便利です。クレジットカード会社から見れば、年会費を取らなくても家族カードを発行して使ってもらった方がクレジットカードを利用する手数料で元が取れるからだと考えられます。信用力がある限りどんどん使ってもらった方がクレジットカード会社はありがたいのです。

家族カードのデメリットや問題点

本人に買い物の内容がばれてしまう

家族カードを利用した分は本人がまとめて支払うことになっています。そのため、基本的に家族が家族カードで何を買ったかは本人が分かるようになっています。本人に内緒にしておきたい買い物はしづらくなるでしょう。

とはいえ、家族の間で秘密にしておきたいお金の使い道があるというのはあまり望ましい状態でないことが多いので、家族カードを作ることなどをきっかけにお互いにお金の使い道をさらけだせるようにしておくのが良いかもしれません。

家族は利用明細を確認しづらい

家族カードを家族が利用した場合、利用明細は基本的に本人宛にまとめて送られますし、WEB上で確認する場合も基本的に本人を通じて確認することになります。そのため、家族が自分の利用明細を確認するのはやや不便です。ただし、クレジットカード会社によっては、例外的に家族が自分の明細を確認できるサービスを提供している場合もあります。

作れないカードや使えない機能がある

家族カードは本人カードから機能が制限される場合があります。家族カードでは作れないカードがあったり使えない機能があったりする場合があります。その場合には、家族が自分自身の本人カードを作らなければなりません。

誰かが使うと利用可能額が減っていく

家族カードは基本的に本人の利用限度額の範囲内で利用できます。つまり、本人と家族が本人の利用限度額を分け合って使うイメージです。利用限度額が50万円の時、本人が30万円使って、家族の誰かが20万円使うと限度額に達してしまいます。他の家族が使う金額を把握しながら使っていかないと、いざという時利用限度に達していて使えないということになってしまいます。

使い過ぎに注意

本人と家族が別々に好きなようにクレジットカードを使うと、使い過ぎになってしまう可能性があります。本人と家族が別々に買い物をして利用しすぎてしまうと、1回払いでは支払いきれず、分割払いやリボ払いを利用してしまう可能性があります。計画的に利用しないとクレジットカードをきっかけとした多重債務に陥ってしまう可能性があるため気を付けなければいけません。

また、金銭感覚が十分に備わっていない大学生の子供などに家族カードを用意すると、親が後でお金を支払うので散在している実感がないまま使い過ぎてしまってしまうというようなことも考えられます。

カードが増えるので紛失や不正利用に注意

家族カードを発行するということはクレジットカード枚数が増えるということになります。紛失してしまったり、不正利用されたりするリスクが高まることに注意しなければいけません。とは言え、これは家族が別々にクレジットカードを作った場合でも同じなので家族カード特有の問題ではありません。

クレジットカードで不正利用を防ぐポイントは、必要ない利用限度額は削る、信用できないサイトでは買い物をしない、利用明細をこまめにチェックするということになります。

本人がカードを使えなくなったら使えなくなる

家族カードは本人の信用力に基づいて作られているため、本人に万が一のことがあってクレジットカードが使えなくなると、家族も使えなくなります。もちろん本人の万が一の事情の方が重要で、クレジットカードが使えないという問題は小さな問題になるとは思いますが、家族が低収入であったり、高齢であったりすると、新たに自分のクレジットカードを作る時の審査が厳しくなる可能性があります。若い頃から自分でカードを作っていれば少しずつ信用力が付くのですが、家族カードの場合は基本的に本人しか信用力が評価されないからです。

まとめ

  • クレジットカードで家族カードを作ると1つのクレジットカードを家族で共有しているような使い方ができます。支払いが1つにまとめられ、カードの利用状況が把握しやすくなり、家計管理がしやすくなります。
  • ただし、家族カードは本人の利用限度額を家族で分け合う形になるため、誰かが使い過ぎてしまうと利用限度額が無くなってしまうことがありますし、家族の利用状況を把握しないと使い過ぎてしまう可能性があります。

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【クレジットカードで夫婦が家族カードを使うメリットとデメリットの記事は終わりです】

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