夫婦で家計のお金の話をする
記事作成日:2016年2月16日
夫婦で家計のやりくりを成功させるためには夫婦の間で家計のお金の話をしてお互いが納得した上で、家計管理のルールを決めることが重要になります。お互いが好き勝手にお金を管理していると放漫な家計管理になりがちになりますし、共通の目標が無ければ協力していくことが難しくなります。夫婦でお金の話をすることはとても重要です。
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収入・支出や貯金を正直に教え合う
夫婦の家計管理の基本はお互いの収入や支出、貯金など家計の状況を全て正直に話すことです。よく夫婦の間で相手の収入を知らない、貯金を知らないということがあるようですが、お互いの収入や貯金が分からないと家計の計画を適切に立てることができません。
収入を少なく伝えてしまうと、支出や貯金の計画も控えめなものになってしまいますし、相手がよりたくさん稼がなければならないと感じる可能性もあります。
素直にお金の話ができないのであれば、まずは夫婦の間で信頼関係を築くことが重要です。現状を正直に伝えられない、夫婦の間で信頼関係がないのであれば家計管理は難しいからです。
家計の目標を話し合う
夫婦で家計の目標について話し合って、お互いが納得することが大切です。住居費や教育費、自動車費用、老後資金など将来の大きな支出についてどのくらいの金額をイメージしているか、貯金はいつまでにいくらくらい貯めておきたいのか、転職や起業などによって収入が大きく変化するか、などについて目標をしっかりと話し合って、お互いが納得することが重要です。一方的な押し付けになってしまうと、お互いが協力しづらくなるので、よく話し合うことが重要です。
家計のルールを決める
夫婦の間で家計のやりくりのルールを話し合って決めることが重要です。
家計の管理方法を決める
給料などの収入はどの口座に入金して、毎月の固定費用や生活費などの支出をどのように行うか、いくらくらい使うのか、貯金や資産運用はどのようにするか、家計管理での夫婦の役割分担はどのようにするか、など家計の基本的な管理方法を話し合って決めておくことが重要です。
夫婦の家計管理のやり方は片働きなのか共働きなのか、どちらの方がお金の管理に向いているのかなどによってぴったりなやり方は変わってきますので、必ずしも他人のやり方が当てはまるとも限りません。また、試行錯誤してやりながら改良していくことも大切です。
大きな買い物は夫婦で相談する
日常的な買い物は予算の範囲内で夫婦のどちらかが行っても良いのですが、予算の範囲内であってもなくても、高額の支出については夫婦で相談してから購入するかどうかを決めた方が良いでしょう。
大きな買い物を勝手に決めてしまうとお互いの不信感の原因になってしまう場合がありますし、夫婦で話し合って納得して購入すれば単独で決めるよりも客観的になれるため無駄遣いも減らすことができます。
いくら以上の金額は夫婦で相談して購入するのかしないのかを決めるのか、夫婦の間で決めておきましょう。
自由に使っていい金額(お小遣い)を決める
夫婦の収入は全てを2人で管理しなければいけないわけではありません。お互いが自由に使えるお金の範囲、要はお小遣いを決めておいて、その範囲であれば夫婦がお互いに自由に使っていいというように決めておくと、せっかく働いたお金なのに自由に使えないという不満が減らせる場合があります。自由に使っていいお金は少な過ぎても、多過ぎでも問題があります。
なお、自由に使っていい範囲のお金の使い道についてはお互いに干渉しないようにする方が望ましいと考えられます。自由に使えるお金なので、何を買っても、貯金しても、自由にしていいのです。
口座残高は夫婦で把握できるようにしておく
金融機関の預金口座の残高や入出金は夫婦のどちらもが自由に確認できるようにしておきましょう。夫婦の片方しか内容を確認できないような場合には、気づかないうちに使い込んでしまうことがあるからです。
インターネットバンキングの場合には、銀行が家族間でもパスワードを教えないようにと要請している場合がほとんどと考えられるため、家族の間でIDやパスワードを共有しない場合は通帳に記帳するなどの方法をとるとよいでしょう。本人しか残高を確認できない口座は夫婦のお金のやりくりをする口座にしない方が良いでしょう。
お互い非難しあうよりも協力する
家計管理が目標通りにいかなかったり、相手のお金の管理が自分の思い通りにいかなかったりした場合に、つい相手の事を責めたくなる、非難したくなることがあるかもしれませんが、家計のことで喧嘩を繰り返すようになってしまうと夫婦の信頼関係にヒビが入ってしまいます。
非難しあうのではなく、どうして上手くいかないのか、どうして考えが違うのかを冷静に話し合って、お互いが協力して家計のやりくりをするような雰囲気づくりを心がけましょう。夫婦の仲が悪くなると家計管理が上手くいかなくなり、放漫な運営になりやすいので注意しましょう。
都合が悪い事でも隠さず相談する
家計にとって都合が悪いことがあったとしても、喧嘩の原因になるとまずいと思って隠してそのままにしておくのはいけません。問題は放置しておくとどんどんと状況が悪くなってしまうことも多いですし、隠し事をすることで相手にショックを与えてしまったり、不信感を持たせてしまうことがあるからです。
家計のやりくりで失敗してしまうこと、相手に言いづらいことがあったとしても、隠さずに正直に話して相談するようにしましょう。
まとめ
- 夫婦で家計のやりくりを上手に行うためには家計について夫婦の間でよく話すことが大事です。
- お互いの収入や貯金を正直に伝えて、家計の目標を話し合い、家計のルールを決めることが重要です。
- 家計にとって都合が悪いことであっても、正直にすぐに話して相談することが大切です。