お金を貸す時は返ってこないことを覚悟する
記事作成日:2016年6月26日
借りたお金は返すものですが、お金を貸したら返ってこないことがあります。お金を貸す時は、当然返してもらえると思って貸します。しかし、お金を貸すときには貸したお金が返ってこないリスクを考えておかなければいけません。そもそも、お金の貸し借りはトラブルにつながりやすく、特に友人や知人など個人間でのお金の貸し借りは極力避けるべきです。お金を貸すことについての注意点や心構えについて説明しています。
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個人間のお金の貸し借りは踏み倒されやすい
個人間のお金の貸し借りは、口だけのやりとりで契約書を交わさない場合が多い、利息や返済期限などの返済条件が曖昧、人間関係があるため取り立てをしづらい、借りた側が甘えから返済しなくてもいいと思ってしまう、少額の場合は貸した側も泣き寝入りしやすい、担保をとらない、返さなくても銀行取引停止のようなペナルティがない、強硬に法的な回収措置を取る人が少ないなどの理由から、法人が関係する貸し借りよりも踏み倒しやすい、踏み倒されやすいと言うことができます。
個人間でお金を貸す場合は返ってこないことも覚悟する
個人間でお金を貸す場合は、返ってこないと覚悟して貸すことが必要になります。相手を信用して貸していても、裏切られることはあるわけですし、返す能力がなければ返したくても返せないからです。
お金を借りようとする人は、お金が無いのです。お金が無い人にお金を貸すわけですから、よっぽど貸した人が頑張ってお金を稼がないとお金は返ってこないのです。
お金を貸した場合には、貸したお金が戻ってこない事を覚悟しておかなければいけません。
返ってこなかったら困るお金は貸さない
返ってこなかったら困るようなお金は貸さないことが鉄則です。何かに使う目的がある、いざという時のためにとって置いてあるなど、自分が目的を持って貯めたお金で、返って来なかったら困るようなお金は貸すべきではありません。
やむを得ない事情から、お金を貸すというのならば、返ってこなくても困らないようなお金の範囲にとどめるべきです。一種の投資というか、返ってきたらラッキー、あげるような気持ちで貸すようにしておかないと、返ってこなかった時に自分がとても嫌な気持になってしまいます。返ってきて当たり前ではないのです。
お金を貸し借りする人間関係は亀裂が入ることを覚悟する
確かに世の中にはお金を貸してもちゃんと返してくれる人もいますが、なかなか返してくれない人もいます。そもそもお金の貸し借りは人間関係を破壊することが多く、親子など親しい家族ならまだしも、友人や知人相手の場合は人間関係に亀裂が入ることを覚悟しなければいけません。
お金を貸して相手が返さなかったら、人間関係の根底にある信頼がなくなってしまうからです。
どうしても貸すなら条件を明確にする
どうしてもお金を貸すのであれば、返済期限や利息などの返済条件を明確にして貸すことが重要で、口頭で約束するのではなく書面で返済条件を確認しましょう。貸し付ける条件は個人の自由なので、利息はなくてもいいのですが、ないならないことをお互い確認して書面上で明確にしておきましょう。
返済の条件を文章にしておくことで、借りた側も約束を守ろうという気持ちが高まりますし、後日トラブルになった際に言った言わないという水掛け論を防ぐことができます。
まとめ
- 個人間のお金の貸し借りは返済条件があいまいになりやすい、人間関係があるから取り立て辛いなどの理由から、思うように返ってこない場合もあります。
- もし、何らかの事情でお金を貸す場合には、貸したお金が返ってこないことも考えてお金を貸す必要があります。お金を借りようとする人はお金が無いので、返ってきて当たり前と考えてはいけません。