100円玉貯金でお金を貯めるコツ
記事作成日:2015年12月25日
最終更新日:2021年6月13日
100円玉貯金とは、100円玉(百円玉)を貯金箱に入れていく貯金方法です。100円貯金ということもあります。買い物のお釣りなどで手に入れた100円玉を貯金箱に入れて貯金します。100円玉貯金のやり方には100円玉を手に入れたら全て貯金箱に入れていく方法や、定期的に100円玉を貯金箱に入れていく方法などがあります。
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100円玉貯金でいくら位貯めるか
100円玉貯金で1日1枚100円玉を貯金すると、1か月では約3,000円、1年では36,500円となり、3年続けると10万円を超えます。どのくらいの期間続けるかということにもよりますが、それほど長期間ではなく気軽に貯金するというのであれば、3万円、5万円といった金額が1つの目安になります。しっかり貯めるなら10万円を目標にするのも良いでしょう。
100円玉貯金のコツ
100円玉貯金でお金を貯めるコツについてです。
気楽に取り組む
貯金は続けていくことが大切です。自分のルールを決めて取り組んだり、たくさん貯めるため頑張ることも大切ですが、やりすぎも逆効果です。義務感で毎日貯金をするというような感じになってしまうとそのうち続けられなくなってしまいます。楽しく貯金できるのであれば毎日取り組めばいいですし、毎日でなくても思い出した時に財布にあるだけ100円玉を貯金箱に入れるというようにしても大丈夫です。100円玉貯金は自分ができるペースで気楽に続けることが大切です。
愛着が持てる貯金箱を選ぶ
貯金のモチベーションを維持できるよう、愛着が持てる貯金箱を選ぶことも貯金を成功させるコツの1つです。よく目につく場所に貯金箱を置く場合は猶更好きになれるような貯金箱を選ぶことが重要です。癒しを求めるならかわいい貯金箱を選ぶと良いでしょうし、たくさん貯めたいなら重厚感がある貯金箱で気分を高めるのもいいでしょう。貯まっていることを実感したいなら透明・半透明の中身が見えるような貯金箱や、貯金金額が分かるような貯金箱も良いでしょう。
手に入れた100円玉はできる範囲で使わないようにする
100円玉で支払いをしてしまうと貯金できる100円玉はなくなってしまいますし、新しくお釣りとして100円玉を手に入れることが出来ません。そのため、買い物などの支払いで100円玉を手に入れられるチャンスがあるならば、できる範囲で100円玉を使わないようにして、紙幣や500円硬貨で支払いをするようにすると、100円玉を手元に残しやすくなります。
紙幣や500円玉を長く切らさないようにする
100円玉は基本的には、1万円札、5千円札、千円札の紙幣や500円玉で支払いをした時にお釣りとして受け取ります。つまり、紙幣や500円硬貨が財布にないと100円玉を手に入れることが出来ないので、100円玉貯金をするのであれば紙幣や500円玉が財布にない状態はあまり作らないようにすると100円玉を手に入れやすくなります。
100円玉のために無理して買い物をしない
100円玉は買い物のお釣りとして受け取るのが基本ですが、100円玉貯金で100円玉を手に入れるため買い物をたくさんするようになってしまうと、支出が増えて結局貯金がしづらくなってしまいます。必要がないのに、買い物の頻度が増えたり、買うものが増えたりしては本末転倒です。
財布の100円玉を確認する習慣をつける
毎日100円玉貯金をするのが苦にならないのであれば、財布の100円玉を決めるタイミングを決めて、毎日1回は財布の100円玉を確認するというような習慣をつけるとお金を貯めやすくなります。毎日だと義務的になってしまうような場合は、毎日でなくても気が向いた時だけに財布をチェックするようになると貯まりやすくなります。
貯めた100円玉は使わないようにする
100円玉貯金に限らず貯金全般に言えることですが、貯金したお金は使わないようにしましょう。100円玉貯金をしている貯金箱が簡単に開封できる状態になっていると、ちょっとした小銭が欲しいという時についつい使ってしまうことがあります。簡単には開けられないような貯金箱を使うか、絶対に使わないと決めておくとよいでしょう。
家計の状況に応じて貯金ペースを変える
家計に余裕がないような場合は100円貯金で100円を貯金するのが苦しいと感じることがあるかもしれません。例えば毎日100円ずつなら1月で約3千円、200円ずつなら約6千円、300円ずつなら1万円近くを貯金することになり、ハイペースで100円貯金をしているとやりくりが厳しいなと感じてしまうかもしれません。家計が厳しい時は無理に100円貯金をする必要はなく、ペースを変えて調整すれば無理なく続けやすくなります。また、余裕がない時は1日に2枚まで、1週間に3枚までのように上限枚数を決めておくと上手くいくことがあります。
節約を心がける
100円玉は買い物のお釣りとしてもらいますが、買い物の金額を抑えるほど100円玉のお釣りを多くもらえることになります。千円札で支払う場合、800円の買い物ならお釣りは200円ですが、600円の買い物ならお釣りは400円です。そのため買い物をする時は必要でないものまで買っていないか気を付けて無駄遣いを減らすとお釣りを増やすことができ、100円玉貯金に100円玉をより多く回せるようになります。
貯まっていることを実感する
貯金は続けていくことが大切です。挫折せず続けていくためにはモチベーションをどうやって維持するかが重要になります。中身が見える貯金箱ならば100円玉が貯まっていく様子をみて励みにできますし、中身が見えない貯金箱なら持ち上げてみると重みでたくさん100円玉が入っていることが分かるはずです。貯まっていると実感できれば、もっと続けていこうという前向きな気持ちになりやすいです。
100円玉貯金のメリットとデメリット・注意点
100円玉貯金のメリットとデメリット・注意点についてです。
100円玉貯金のメリット
100円玉貯金で使う100円玉は比較的入手しやすい、100円単位で貯金金額を調整できるというようなことが100円玉貯金のメリットになります。
気軽に始められる
100円玉を手に入れるのは簡単なので、100円玉貯金はお金を入れる箱を用意すれば気軽に始めることができます。貯金箱があるのが一番いいのですが、お金が入る箱ならば何でも構いません。最初は手元にある箱を使って、軌道に乗ったら貯金箱を用意して入れ替えるということもできます。また100円から貯金を始められます。
100円玉は手に入れやすい
100円玉を手に入れるのは、1000円札などの紙幣か500円玉で支払いをしてお釣りをもらう時です。普通に生活して買い物をしていれば自然と100円玉が手に入ります。500円玉だと100円玉よりももらいづらいので、100円玉より金額が大きいけれど少しだけ入手しづらいという弱点があります。
貯金の金額やペースを細かく調整できる
100円玉貯金は貯金する金額を100円単位で変えられます。500円玉貯金だと500円単位でしか買えられませんが、100円玉貯金であれば1回の貯金金額を細かく変えることができます。また、貯金のペースも調整しやすいです。そのため、家計の状況に応じて、金額やペースを調整しやすく、続けやすい貯金方法になります。
100円玉貯金のデメリットと注意点
100円玉貯金のデメリットとして、紙幣や500円玉の現金払いにしないと100円玉を入手できない、100円ずつなので1度に複数枚貯金しないとなかなか貯まっていかないというようなことがあります。
買い物でお釣りをもらわないと100円玉は手に入らない
100円玉貯金の100円玉は買い物のお釣りで手に入れるのが基本です。そのため、買い物をしないと貯金用の100円玉が手に入りません。また、現金以外の支払い手段を使うと紙幣や硬貨のやりとりがなくなるので100円玉を手に入れることが出来ません。そのため、現金で支払わないといけないという制約ができてしまいます。
無駄遣いが増える恐れがある
100円玉貯金の100円玉は買い物をしてお釣りとして手に入れます。100円玉貯金でたくさん貯めようと思うと、意識的であれ、無意識的であれ、買い物が増えてしまい、無駄遣いをしてしまうことがあります。お金を貯めているはずなのに、支出が増えてしまって、結局貯金を始める前よりもお金が貯まりづらくなっている、ということになりえます。
1度に複数枚貯金しないと貯まりづらい
100円玉貯金で1回に1枚しか貯金しないと100円ずつしか貯まっていきません。気長に楽しめる人は問題ないのですが、たくさん貯めたいと考えている人の場合は、100円ずつしか貯まらないと物足りなく感じるかもしれません。100円玉貯金は100円玉を1度に複数枚貯金しないと貯まりづらいと感じることがあるのですが、複数枚100円玉を用意し続けるのは大変な場合があります。
頑張りすぎると家計を圧迫する
100円玉貯金で毎日複数枚100円玉を貯金すると、1か月では1万円以上の貯金額となることもありますが、頑張りすぎると家計を圧迫してしまうことがあります。貯金をしていて家計のやりくりが厳しいと感じると、貯金を続けづらくなってしまいます。そのため、家計に余裕がない場合は貯金ペースに気を付けないと、続けるのが嫌になってしまうことがあります。
100円玉が貯まったら入金・両替が必要になる
100円玉貯金で100円玉が貯まっても、100円玉のままでは高額の支払いが困難です。一度銀行の口座に入金するか紙幣に両替しないと実際の支払いに使うのは難しいです。
なお、両替は枚数によって手数料が発生することが多く、手数料でお金を減らさないよう、100円玉貯金が貯まったら自分の銀行口座に入金するのが現実的だと考えられます。ただし、入金時にもATMでの入金は硬貨の投入枚数に上限がある、硬貨を取り扱うATMは限られているという問題がありますし、窓口での入金は手続きに時間がかかりますし、手数料の支払いを求められることがあります。
まとめ
- 100円玉貯金とは、買い物のお釣りなどで手に入れた100円玉を使わないでとっておいて、家に帰ったら貯金する方法です。
- 100円玉貯金は100円の少額から気軽に始められる、ペースを調整しやすいという点はメリットですが、1回あたりの貯金枚数を増やすなどしないとなかなか貯まらないというデメリットもあります。