1円玉貯金とは
記事作成日:2017年5月15日
最終更新日:2021年6月13日
1円玉貯金とは、買い物でお釣りなどとしてもらった1円玉(一円玉)を支払いに使わないで貯めておく貯金方法です。1枚1円なので、1円玉貯金ではあまり貯めることができませんが、手軽な貯金方法です。5円玉や10円玉、50円玉などの小銭も一緒に貯めることである程度の金額を貯めることができます。
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1円玉貯金の特徴やメリット
1円玉貯金の特徴やメリットについてです。
1円玉は手に入れやすい
1円玉は何か買い物をしてお釣りをもらえば大抵手に入れることができます。お釣りの金額の1の位が0でなければよいので、自分が1円玉を支払いに使って端数が出ないようにするのでなければ、ほとんどの場合には何枚か1円玉がもらえます。1円玉はとても手に入りやすいので、財布に何枚か入っているのが普通で、財布から1円玉がなくなっても入手するのが容易です。1円玉はとても手に入りやすいので1円玉貯金は始めやすく、続けやすいという特徴があります。
1円玉なら貯金しても家計に負担感がない
1円玉は1枚1円なので、数枚、数十枚貯金をしたとしても家計に負担感はありません。500円玉貯金のように1回の貯金額が高額な貯金方法の場合には、続けていくうちに負担感を感じて、お金が足りないから続けられないと感じてしまうこともあるのですが、1円玉貯金で毎日1円玉を貯金したからお金が足りなくなったということは普通はありません。
1円玉貯金では1円玉の途中での使い込みが難しい
1円玉貯金で1円玉が貯まっても、使うためには普通は一度両替や口座への入金をする必要があります。1円玉のまま支払いをしようとすると何十枚、何百枚では済まない枚数の1円玉を使うことになりますが、現実には困難です。1円玉貯金をしている貯金箱から1円玉を取り出してそのまま使うということが難しいので、貯金中に1円玉貯金を使い込んでしまって貯金がなくなることは起きづらいです。
1円玉貯金のデメリットや注意点
1円玉貯金のデメリットや注意点についてです。
1円玉貯金はあまり貯まらない
1円玉貯金は貯金している感じはあっても、実際にはあまり貯まりません。相当な枚数の1円玉を貯金して、貯めている気になっても、実際に入金のために金融機関のATMや窓口に持って行ったらそれほどの金額にならなかったということもよくあるはずです。1円玉は1枚1円なので、貯めたい金額の枚数だけ貯める必要がありますが、1万円貯めるなら1万枚の1円玉が必要になります。1年で貯めようと思ったら1日28円以上、つまり1円玉28枚以上貯める必要があります。しかし、毎日28枚も1円玉を手に入れるのは少し難しいでしょう。
貯めた1円玉がかさばる・重い
1円玉貯金ではある程度の金額を貯めようと思うと多数の1円玉を貯金しなければいけなくなります。1円玉は硬貨の中では小さく軽いのですが、それでも枚数が多くなるとかさばり、重くなります。貯まるたびに口座への入金や両替をしないのであれば、1円玉を入れた貯金箱が溜まっていき、場所をとってしまいます。仮に1円玉貯金で1万円を貯めるなら、1万枚の1円玉が必要ですが、1万枚もの1円玉となると、1円玉は小さめなので1万枚という言葉から受ける印象ほどではないにしても、保管場所が必要です。
貯めた1円玉は口座への入金や両替が必要
1円玉貯金で貯めた1円玉はそのままでは買い物などに使うことは困難なので、自分の銀行口座に入金する、あるいは両替するなどしなければいけません。銀行での両替は硬貨の枚数が多いと手数料が発生することがありますし、口座への入金でも窓口だと同様に手数料が必要な場合があります。ATMから入金するにしても投入枚数に上限があるので、百枚程度ならそれほど手間ではないかもしれませんが、数百枚、千枚ともなるとATMからの入金に時間がかかり、他の利用客の迷惑になってしまう場合もあります。
1円玉貯金のコツ
1円玉貯金のコツについてです。
期待しすぎず楽しんで続ける
1円玉貯金は貯まる金額にはあまり期待をしないで、気長に楽しむことが大切です。見た目ではたくさん1円玉が貯まっていたとしても1枚1円なので大きな金額にはなりません。金額には期待をしないで1円玉貯金を楽しむようにする心構えが大切です。期待しているとあまり貯まっていないのでがっかりしてしまうことがあるかもしれません。
置き場所を確保するか定期的に口座に入金する
1円玉貯金を続けるのであれば1円玉を入れる貯金箱などの置き場所が必要になってきます。頻繁に口座に入金に行くわけでないなら1円玉貯金の貯金箱を置く場所を確保しておくと邪魔に感じなくてよいでしょう。枚数が増えてくるとスペースが必要になります。置き場所があまりないなら、貯まるたびに貯金専用の口座に入金しに行くといいでしょう。多くない枚数であれば投入枚数の上限があるATMでもそれほど時間を掛けずに入金することができます。
1日の枚数にはこだわらない
1円玉貯金は入手しやすいとはいえ買い物をしないと手に入りませんし、手に入る枚数は日によって違うはずです。1日に何枚貯金すると決めても、1円玉は思う通りに手に入らないこともあるので、1日の枚数にはこだわらず、財布を見てあるだけ貯金するというように気楽に考えると続けやすくなります。枚数の目標を決めると義務感が出てきてしまうこともあり、モチベーションを保てなくなってしまうことがあります。
他の小銭も一緒に貯金する
1円玉貯金は貯まりづらいことが決定的な弱点です。ある程度の金額を貯めたいのであれば、他の硬貨、100円玉、50円玉、10円玉、5円玉なども一緒に貯めるようにすると金額が増えます。1円玉貯金だけではどうしても貯金金額に限界が出てきてしまいます。
1円玉貯金はあくまでも趣味的・娯楽的な貯金方法と割り切る
1円玉貯金でまとまった金額を貯金することは実際にはとても難しいです。1円玉貯金はどちらかといえば趣味的・娯楽的な貯金方法になるので、先取り貯金など他の貯金方法でしっかりと貯金した上で、1円玉貯金を楽しむようにしないと、あまり貯金が貯まらないので注意しましょう。
まとめ
- 1円玉貯金とは、買い物などで1円玉をお釣りとして受け取ったら使わないようにして貯金する方法です。
- 1円玉貯金は、あまり金額には期待できないので、金額には期待せずに貯金を楽しむ心構えが大切です。