貯金の基本は先取り貯金
記事作成日:2015年5月8日
貯金をするための最も基本的な方法である先取り貯金や先取り貯金のコツを紹介しています。先取り貯金とは、収入があったら先に貯金する額を分けてしまって定期預金にする、あるいは別の口座に移してしまうことです。自動的に貯金されれば毎月貯金について意識することが無くてもお金が貯まっていくので、先取り貯金は貯金の基本的な方法です。
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貯まるのは「先取り貯金」
貯まるのは先取り貯金です。先取り貯金とは何か説明しています。
先取り貯金とは
先取り貯金とは、収入があったら先に貯金する額を分けてしまって定期預金にする、あるいは別の口座に移してしまうことです。金融機関のサービスを使って自動的に行う場合と、自分で口座を移す場合があります。職場で毎月の給料などから天引きされて貯金される仕組みも先取り貯金の一種です。天引き貯金とも言われます。
貯金しやすい考え方
貯金の基本は「先取り貯金」です。天引き貯金、強制貯金などとも言います。収入があって支出を引いて残ったお金が貯金、「収入-支出=貯金」だと思っていませんか?やりくりして残ったお金を貯金するという発想ではなかなかたまりません。
貯金は強制的なものとして「収入-貯金=支出」と考えるのが貯まるコツです。つまり収入から貯金する部分を先に差し引いてしまって残ったお金でやりくりします。やりくりの結果、お金が残らなくても先に貯金を確保しているので、貯金はできます。
先にとっておけば使えない
収入から先に貯金を引いても、残ったお金を貯金にしても本来は同じなはずです。ですが、人間は感情的な生き物なのでお金があるとその金額で無意識にやりくりをしてしまいます。要は、お金があるとあるだけ使ってしまうんです。
だから、最初に使えるお金の額を減らしておけば、その金額で自然とやりくりをするようになるんです。そのために先取り貯金が大切になります。
先取り貯金のコツ
先取り貯金を成功させるコツは次の4つです。
- 無理のない金額にする
- 自動的に貯金する仕組みを作る
- 家計把握と支出見直しをする
- 貯金を使いづらくする
無理のない金額にする
先取り貯金であれば普通は貯金が自然と貯まっていきます。ただし、失敗することもあります。先取り貯金の金額を多くして無理をする場合です。強い意志があれば、多額の先取り貯金をしてもその範囲内でやりくりができますが、先取り貯金の金額を多くしすぎてしまうと、生活をするためのお金が少なくなってしまい、苦しくなってしまうことがあります。生活が苦しいとせっかくの貯金を取り崩してしまったり、先取り貯金をやめてしまったりするので、無理のない金額に設定することが大切です。
絶対的な目安はありませんが、始めるなら手取り収入の10%前後を目安に始めて見るといいかもしれません。
自動的に貯金する仕組みを作る
先取り貯金は支出をする前にお金を先に取っておく方法です。確実に取っておくために自動的にお金が貯金されるような仕組みを作ることが大切です。
誰でも利用できるのが給与振り込み用口座での定期預金などへの自動積立です。多くの金融機関で手数料無料で給与(給料・賞与など)の振込先の口座から定期預金に自動で積み立てるサービスがあるはずです。
別の口座に振り替える方法もあります。口座振替(自動送金サービス、自動振込サービス)、で、通常は自動で送金するサービス自体の手数料と別口座への振込手数料がかかります。ただし、一部金融機関では手数料無料で取り扱っている場合があります。
自動的にお金を貯金する仕組み自体に手数料がかかってはもったいないので、手数料がかからない方法で仕組みを作りましょう。手数料がかかる場合は自分でお金を移動させてもいいですが、絶対に使ってしまわないようにしましょう。
また、勤務先で財形貯蓄制度や社内預金制度が利用できる場合は先取り貯金として利用するのもありです。ただし、万が一に備えて解約条件がどうなっているのか、退職時はどのように扱われるのかを利用開始前に確認しておきましょう。
家計把握と支出見直しをする
先取り貯金を成功させるためには家計の把握と支出の見直しをセットですることが重要です。
無理のない金額を先取り貯蓄するためには、無理のない金額がいくらなのか分かっていないといけません。ただし、貯金はとにかく始めることが大切ですから、無理のない金額を把握するために時間をかけるのは良くないです。体感的に大体無理がない金額が分かる場合は良いのですが、最低限家計を把握する必要があります。
「収入-貯金=支出」ですが、支出から固定費を引いた分でやりくりをするため、固定費をまず把握する必要があります。固定費は通帳や領収証、利用明細などから比較的簡単にわかります。固定費を引いたやりくり費は1か月分のレシートを集めてると大体の金額が分かります。
また先取り貯金を成功させるためには、毎月のやりくりが苦しくないことが大切です。先取り貯金をしても毎月が赤字となっては問題です。そのため、支出の見直し、節約もセットで行いましょう。支出の見直し、節約は固定費を中心に支出金額が大きいものから手を付けると効果的です。
貯金を使いづらくする
貯金を使いづらくすると先取り貯金に手を付けづらくなるので、厳しい時も耐えられるかもしれません。財形貯蓄は引き出しに一定の制限があるほか、社内預金も通常の預金よりは引き出しづらいことが多いはずです。また、定期預金も普通の預金よりは少しだけ引き出しづらいです。
あとは貯金を普段は全く使わないような口座を別に分けておくと少し使いづらくなります。キャッシュカードを普段持ち歩かないようにしておけば気軽に引き下ろすことはできないはずです。