無駄遣いはしてないのに貯金できない理由
記事作成日:2015年7月15日
自分は無駄遣いをしているつもりはないと思っている人でも生活が苦しい、貯金ができないという人がいます。これは年収が少ない人に限ったことではなく、年収が多い人でも無駄遣いもしていないのに生活が苦しいという人がいます。年収が高いのに貯金ができないというのは不思議かもしれませんが、案外多いパターンです。
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収入の範囲に支出が収まっているかどうか
家計がやりくりできているか、生活にゆとりがあるか、貯金ができるかどうかは、突き詰めていくと、収入の範囲内に支出が収まっているかどうかということになります。
無駄遣いをしているつもりはないのに生活が苦しいということは、支出が多く、収入ぎりぎりまで使ってしまうか、収入以上に使ってしまっているということになります。
自分にとってはどれも必要な支出
無駄遣いをしていないのに生活が苦しいという場合は、結局支出が多いということになります。しかし、どれも自分にとっては必要な支出であるという場合もあり、原因が自分ではよく分からない場合もあります。
例えば、食費や光熱費を切り詰めているけれど、子供の教育費で稼いだお金が全部なくなってしまう、会社での付き合いが多すぎて交際費で使ってしまう、仕事の勉強のために自己啓発にお金がかかっている、残業が多いので職場に近い都心部の賃貸住宅を借りて住んでいる、などなど様々なお金の使い方がありますが、自分にとっては必要な支出だということがあります。確かにお金は無駄にはしていないかもしれません。
やりたいことをするには収入が足りない
どの支出も無駄遣いではないかもしれませんが、やりたいことを全部実現しようとすると、他の支出を切り詰めても収入が足りないということになります。
つまり、やりたいことを実現しようとしてお金を使うと収入を超えてしまうのです。少なくとも無駄遣いではないのかもしれませんが、一種の贅沢であるといえますし、収入に見合ったお金の使い方ではありません。生活水準が高いともいえます。
生活水準が低いのに生活が苦しい、貯金ができないという場合もそもそも収入が足りていません。
諦めるか、収入を増やすか、生活水準を落とすか
やりたいことを実現しようとしてお金を使うと他の支出を削ってもお金が足りない場合は、やりたいことを諦めるか収入を増やすか、生活水準を落として支出を更に削るかということになります。
他の支出を削れないところまで来ているということは、生活などのためにはそれくらいは必要だと考えているからです。更に支出を削るためには現在より生活水準を下げるということになります。
まとめ
- 自分自身は無駄遣いをしているつもりもないのに生活が苦しいという場合があります。
- 自分が必要だと思うことにお金を使った場合、収入の範囲内に支出が収まらなくなることが原因です。
- 必要だと思っていることを何か諦めるか、収入を増やすか、生活水準を落とすことが必要になります。