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家計が赤字の時は先取り貯金をすべきか

記事作成日:2016年9月15日

家計が赤字の時は先取り貯金をすべきかどうかについてです。先取り貯金をしていたけれど家計の赤字が続いてしまっている場合もあれば、家計が赤字だけど貯金を始めた方が良いのかどうか迷う場合もあります。貯金も大切ですが、赤字では結局貯金を取り崩すことになるので、基本的には貯金よりも赤字の解消に先に力をいれるべきと考えられます。

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赤字金額の範囲内で貯金をしている場合は貯金は増えない

家計が赤字で借金ではなく貯金を取り崩してやりくりする場合、毎月の赤字の金額以内でしか毎月の貯金ができないような状態であれば、結局赤字分だけ貯金を取り崩すため、貯金をしていてもしていなくても貯金が増えることにはなりません。

例えば、毎月2万円の先取り貯金をしているけれども、やりくりをしていくと結果的に3万円赤字が出てしまうというような場合です。結果として、貯金した2万円では赤字の3万円には足りないので、更に1万円を取り崩すことになります。先取り貯金をしていてもすぐに取り崩すのであれば意味がないようにも見えます。

貯金口座を分けていれば、ある銀行では貯金が増えているかもしれませんが、別の銀行の貯金は減ってしまうので、結局同じことです。

貯金をするという気持ちの問題

では家計が赤字で赤字の金額の範囲内でしか貯金をしていないという場合は、貯金をしようとすることに意味はないのでしょうか?数字の上では貯金は貯まらないため、赤字の範囲内の貯金ならしてもしなくても同じように見えてしまいます。しかし、貯金の習慣をつける、貯金をしても黒字になるように頑張れる、貯金を続けることで気持ちを引き締めるなど、精神的な効果があります。

たとえ家計が赤字でも先取り貯金をして貯金を差し引いた金額で何とかやりくりをしようとする姿勢は重要です。貯金が当たり前にできるようになった上で、赤字にならないようにするという心構えは重要です。

貯金をやめてしまうと無駄遣いが増えるかもしれない

貯金を続けていたけれど赤字になってしまったような場合に、家計のやりくりが厳しいからと貯金をやめてしまうと、貯金をやめた分の一部を使ってしまって、貯金をしなくなったのに赤字がほとんど解消しないという状況に陥ることがあります。

貯金をすることでお金を無駄遣いしてはいけない、貯めなければいけないという気持ちが緩んでしまって、結果的に赤字でも貯金を続けた方が良かったという場合もあります。

貯金がほとんどない場合や少ない場合

貯金がほとんどないあるいは少ない上に、家計が赤字という場合はどうでしょうか。貯金がないからこそ貯金を何としてでも作りたいと思う気持ちもあるかもしれませんが、まずは赤字を脱却することを目標にした方が分かりやすいと思います。

貯金がほとんどないのに赤字の状態が続いてしまうと、電気料金や水道料金、ガス料金、携帯電話料金などを滞納してしまうことがありますし、借金しなければいけなくなってしまうかもしれません。

貯金が少ない場合は、赤字にならないことが最重要の課題になりますので、まずは赤字脱却に全力を注ぐことが重要です。

貯金を作るために借金するのは意味がない

何とか貯金を作ろうとして先取り貯金をしていても、家計が赤字だとどこかからお金を準備しなければいけません。貯金を取り崩したくない気持ちのあまり、借金をしてしまうようなことがまれにあります。

冷静に考えれば分かるのですが、せっかく貯金を作っても借金をしてしまうと借金の部分に利息が発生して家計がより厳しくなってしまいます。お金を借りて貯金を作ったようなものですが、借金してまで貯金を増やそうとしてはいけません。

赤字の金額以上の貯金をしている場合は貯金を続けても大丈夫

家計が赤字であっても赤字金額以上の貯金ができている場合は、赤字を超える金額部分が貯金として貯まっていくため、家計全体で見れば黒字と言えるので敢えて貯金をするのをやめる必要はありません。貯金をやめることで家計の赤字を解消しようとしないで、貯金を続けながら家計のムダを見直して収支を黒字にするように努力することで、貯金しやすくなります。

まとめ

  • 赤字の場合には基本的に貯金よりも赤字の解消を優先しましょう。赤字の範囲内でしか貯金できていないと、結局貯金した分は取り崩されてしまうから、あまり意味がないのです。
  • ただし、赤字以上の金額を貯金している場合には、貯金をやめれば黒字になりますが、あえて貯金を続けて赤字の解消を目指すということも選択肢の1つです。

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【家計が赤字の時は先取り貯金をすべきかの記事は終わりです】

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