就職や転職での会社探しでは悪い部分も見る
記事作成日:2016年6月12日
就職活動や転職活動での会社選び(企業選び)では、会社の良い部分に目が行ってしまい、期待が高まってしまうことがありますが、会社の良い部分だけでなく会社の悪い部分にも目を向けることが重要です。会社の悪い部分を理解しておくことで入社後のミスマッチを防ぐことができ、会社を早期に辞めるなどで時間を無駄にする可能性を減らせるからです。
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就職や転職では良い部分に目が行ってしまう
期待が先行しやすい
就職活動では、社会人となることへの不安もありますが、社会の厳しさに触れる前の学生であることもあって会社への期待が高まりやすい側面もあります。会社の悪い部分にはあまり目が行かずに、良い部分に目が行ってしまい、期待感が先行してしまうことがあります。面接が順調に進み内々定や内定をすんなりと得られる場合、複数の内々定や内定を得られる場合には、自信や高揚感から悪い部分に目が行かなくなってしまうことがあります。
転職活動では、今勤めている会社に不満があるため転職をすることになるわけですが、今勤めている会社があまりにひどい環境である場合には、今の職場よりはまし、今の環境を早く抜け出したい、という考えから、会社探しでも悪い部分より良い部分に目が行ってしまいがちで、転職への期待感が高まりやすい場合があります。
会社側は良い部分しか見せない
就職活動や転職活動で会社側は基本的に良い部分しか見せません。会社や事業の説明を行う担当者は出来るだけ優秀な人、印象が良い人を選ぶようにしている場合が多いです。説明内容も、良い部分や強みとなる部分を強調し、悪い部分や弱みは触れないようにしています。
会社側の説明を聞いている限りでは、とてもいい会社だと思ってしまいがちですが、当然そんなことばかりではありません。
会社選びでは悪い部分にも目を向けて
どの会社にも悪い部分はある
どんな職場でも何かしらの不満を感じさせてしまうような、良くない部分、悪い部分はあります。何もかもが思い通りになるわけでもありませんし、競争が激しい社会の中で会社は生き残っていかなければいけないので、会社という組織には不自由な部分もあります。
良いところばかり会社が強調していても、実際には良くない悪い部分もたくさんあるはずなので、冷静に悪い部分を見極めることとが重要です。
期待外れやがっかり感が減る
就職や転職の前に新しい会社に対して期待感が高まり過ぎてしまうと、入社してから期待と現実のギャップから、期待外れだと感じたり、がっかりしたりして、会社選びを間違えたと後悔し、仕事に身が入らないことがあります。
もし、前もって会社の悪い部分にも目を向けて、納得して入っていれば、期待外れだと感じたり、がっかりしたりすることは無くなり、前向きに仕事に取り組めるようになります。
ミスマッチを防ぎ人生の遠回りを防げる
期待先行で会社選びを行った結果、入社してみて失望しすぐに退職してしまうと、時間を無駄にしてしまい、人生の遠回りをしてしまうことにもなりかねません。
考え方次第ではどれほど失敗した経験であっても何かを学ぶことができるはずですが、ミスマッチの会社に入ってしまうと会社側も応募者も不利益が大きいため、ミスマッチは出来る限り防いだ方が良いでしょう。
会社選びの時には会社の悪い部分にも目を向けて冷静に判断することで、ミスマッチとなる確率を下げることができます。
会社の悪い部分を知るには
会社側の説明では基本的に良い部分しか分かりません。そのため、自分から調べないと会社の悪い部分は分かりません。会社の悪い部分を知るには、説明や面接での質問、職場の雰囲気の確認、インターネットでの検索、転職エージェントからの情報などが挙げられます。
説明や面接での質問
会社の説明や面接で質問をすることによって、会社の悪い部分を垣間見ることができます。直接的な質問では悪い印象を持たれたり、はぐらかされたりする可能性があるので、質問は工夫してする必要がありますが、様々な情報を直接引き出せる可能性があるため重要な方法です。
職場の雰囲気の確認
職場の雰囲気から、会社の状況を感じ取ることも重要です。就業後の時間外などの時間で面接を行う場合には普段の様子が確認できないため、可能であれば勤務時間中の様子が見られるような時間に職場の雰囲気を確認できる機会を設けてもらうのが望ましいでしょう。
インターネットでの検索
インターネットでは、「会社名+評判」といったようなキーワードで検索すれば、数多くの情報が検索できますし、口コミサイトも情報が集まっているため、インターネットで得られる情報も多くなってしまいます。ただし、インターネットの場合は事実かどうか確認できない情報が多いため、良い情報も悪い情報も本当かどうか疑っておく必要があります。
転職エージェントからの情報
転職エージェントからの情報も重要な情報になります。担当者によっては成約を急ぐあまり会社側の立場になって良い事しか言わない人もいますが、すぐに退職されると転職エージェントにとってもマイナスなので分かる範囲で悪い部分を教えてもらえることも多いです。
まとめ
- 就職活動や転職活動での会社選びでは、会社の良い部分だけでなく、会社の悪い部分にも目を向けることが重要です。
- 会社の悪い部分を理解しておけば、入社後にがっかりしたり、期待外れだと思ったりする可能性が低くなり、働くモチベーションを下げなくて済みます。