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転職のメリットとデメリット

記事作成日:2018年11月5日

転職のメリットとデメリットについてです。転職には年収が上がる可能性がある、やりたい仕事ができる、人間関係をやり直せるなどのメリットがありますが、生涯賃金が減る可能性がある、今までの人脈や知識が役に立たなくことがある、転職前よりも状況が悪くなるリスクがあるなどのデメリットもあります。転職をする時はメリットに目が行きがちですが、デメリットも意識して冷静に転職をすべきかどうかや転職先をどうするかを考えるようにすることが大切です。

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転職のメリット

転職のメリットは、年収が増える可能性があるという金銭面のメリットのほか、やりたい仕事ができるという仕事面でのメリット、新たな環境で人付き合いをやり直せるという人間関係のメリットなどがあります。また、今働いている会社がブラック企業であるなど、ひどい労働環境である場合には、転職によって改善できる可能性があります。

転職で年収が増える可能性がある

転職によって年収(収入)が増える可能性があります。給与水準が平均よりも相対的に低い業種や職種で働いている場合には、敢えて給与水準が高い仕事を探さなくても、転職をすると平均に近づいて年収が増える可能性があります。もし、元々年収が高い仕事をしている場合でも、更に高い求人に応募することで収入アップを目指すことができます。

ただし、転職によって年収が増えても、退職金や企業年金、福利厚生制度などの面で不利になってしまい、生涯賃金が転職によって下がってしまう場合もあるため注意しましょう。

年収がたくさん増えない限り、転職で生涯年収が減ってしまう可能性があるのです。ただし、退職金や企業年金がほとんどないか、勤続年数が長くなると急に退職金が増える仕組みになっていない場合は、転職をしても生涯賃金が下がらないこともあります。

希望する仕事に就くことができる

転職をすることで自分がやりたかった仕事、自分が希望する仕事をすることができるようになります。中途採用では多くの場合、具体的な職務や仕事が明示されるので、新卒採用の場合と違って入社後にどんな仕事をするのか分からないといった事態は起きづらくなるのです。

ただし、転職での中途採用であっても、入社後に聞いていた話と実態が違っていたということは起きえますし、人事異動があるため希望しない仕事をしなければいけないことになる可能性もあります。

転職で職場の人間関係を新しくやり直せる

転職で大きなメリットとなるのが新たな職場で人間関係を一からやり直せるということです。元の職場で人間関係が険悪になっていた場合、上手く人間関係が形成できなかった場合、自分とは合わない・馴染めないような人しかいなかった場合には転職で職場の人間関係をやり直すことが効果的な場合があります。

ただし、人間関係の問題はほとんどの仕事で起きうるもので、転職をしても必ずしも改善しない場合があります。むしろ、悪化してしまう場合もあります。

会社、業種、職種などによって、ある程度働いている人の雰囲気は変わってくるため、上手く職場を選べば自分が望んだ人間関係が得られる場合もあるのですが、運次第の側面もあるため、期待し過ぎない方が良いこともあります。

転職は自分への評価・印象をリセットできる

仕事に対する評価が得られなかった、正しく評価されなかった、上司に嫌われていて低い評価を付けられている、悪い噂を流されて評判が悪い、一度してしまった失敗で印象が良くないなど、自分への評価・印象が良くない場合、転職をすることで評価や印象をリセットすることができます。

一度ついてしまった良くない評価や印象はどれだけその後努力をしても挽回が難しい場合があります。実力がなかったのであれば納得するかもしれませんが、ちょっとした行き違い、勘違い、不運で、良くない評価や印象を持たれてしまうこともあります。そのような場合には、転職をすることで自分への評価や印象をリセットし、一新することができます。

ただし、元の職場と関係がある職場に転職すると噂や評判が伝わってくるため、リセットできないことがありまsう。

転職で新鮮味が得られ心機一転できる

転職をすることで、新鮮な気持ちで仕事に取り組むことができるようになります。転職をきっかけに心機一転できるのです。同じ職場で働き続けていると、どうしてもマンネリ感や物足りなさ、閉塞感を感じてしまうことがあります。もし、変化がなくて気持ちが停滞してしまっているのであれば、転職を変わるきっかけにすることができるのです。

新しい気持ちで仕事に臨むことができれば、やる気が出てきて頑張ることができるようになるのです。特に、ずっと同じ仕事をしている、変化がない仕事をしている場合には、転職によって良い刺激を受けることができる場合があります。

ただし、何となく新しいことがしたい、刺激が欲しいというような弱い動機で転職をすると、仕事に飽きるたびに転職を繰り返してしまうことになりかねないため注意が必要です。

転職はキャリアアップにつながる

自分の中で希望するキャリアパス(経験したい仕事・希望する職務経歴)がある場合、転職をすることでキャリアアップ(職務経験の向上)につながります。転職をすることで新たな業務経験や知識が得られることになるのです。

今の会社ではどうしてもできないことがしたい、より新しい最先端の仕事や技術に関わりたいという場合は転職をすることで叶えられる場合があります。

今の会社で経験を積みたいと思っても、希望通りの人事異動になるとは限らず、自分がやりたいことがはっきりしているのであれば、会社に残るのではなく、転職を選んだ方が良い場合があるのです。

転職でブラック企業や酷い職場環境から逃げられる

入った会社がブラック企業であった場合、危険な職場など働く環境が酷い場合、不正な行為を強いられてしまうような場合、一家離散に繋がりかねない希望しない転勤を求められた場合など望ましくない状況に追い込まれてしまった場合、転職で逃げ出すことができます。

特に心身の健康を損ねてしまうようなブラック企業に長く勤めるのは避けるべきで、ブラック企業だと分かったらできる限り早く退職することが望ましいです。事務所移転や転勤などで、職場の場所が変わってしまった場合、転職をすれば希望する勤務地で勤務することができます。

転職のデメリット

転職をする時はメリットに目が行きがちですが、転職にはデメリットもあります。案外知られていないのが退職金などの目減りにより生涯賃金が減る可能性があるということです。また、新しい環境に慣れることはストレスになりますし、今までの人間関係や人脈も失われます。これまでの仕事のやり方が通じなくなることがあります。そして、転職をしても状況が改善しないこともあるのです。

転職をする時は良いことばかり考えてしまうかも知れませんが、転職のデメリットも意識して納得できるような転職活動を送れるようにしましょう。

生涯賃金が少なくなる可能性がある

転職は収入アップを目的に行うことが多いですが、目先の年収がアップしても生涯賃金がダウンしてしまっていることがあるので注意が必要です。働くことで得られるお金は毎月の給与のほか、賞与、退職金、企業年金(この企業年金は厚生年金の意味ではありません)があります。

転職をすることで、毎月の給与や賞与がアップして、年収は増えるかもしれませんが、勤続年数が長くなると急に増加することがある退職金や企業年金が転職による勤続年数のリセットで減ってしまうことがあるのです。

そのため、転職前と転職後で生涯賃金(毎月の給与、賞与、退職金、企業年金など働くことによって得られる収入)を想定して比較すると、転職前と変わらない、あるいは転職前より減ってしまうという想定になってしまうことがあるのです。

目先の高収入に吊られて転職したけれど、実は生涯賃金が下がってしまったということがあるので注意が必要です。特に退職金や企業年金制度がある企業を退職して転職する場合は生涯賃金が少なくなる可能性があるため注意が必要です。

新しい環境に慣れるのは大変でストレスになる

転職をすると新しい職場に馴染まないといけません。新しい環境に慣れるのは大変なことで人によっては大変なストレスになってしまうことがあります。職場固有のルール、人間関係、仕事の進め方など覚えなければいけないことは沢山あります。他の人を見てわかる部分もあるかもしれませんが、周りの人に教えを請わなければいけません。

転職をすることで新たな環境に移ることができて心機一転できるということはメリットでもあるのですが、一方で変化に対応することは大変なことでもあるのです。

転職直後は期待も高くなっていますし、周りの印象を悪くしないためにも慎重な行動が求められます。環境に慣れて落ち着くまで神経をすり減らしてしまうこともあります。

築いてきた人間関係・人脈や信頼・評価が失われる

転職をすると今までの職場で築き上げてきた人間関係・人脈や信頼・評価を失うことになります。仕事を進めていく上で人間関係は重要で、誰がどんな力を持っているのか、どんなことが得意なのかということを把握しているだけで仕事が進めやすくなりますし、人間関係ができていれば、協力して仕事を進めていくことができますが、転職をするとゼロから再び人間関係や人脈を築き上げていかなければいけません。

前の職場では周りからどんなことが得意で、どんな仕事をするのかというイメージができていたかもしれませんが、新しい職場では自分のイメージを新たに作り上げていかなければいけないのです。ある程度の期間働いていれば、普通はある程度の信頼や評価が生まれているものですが、転職をするとまたやり直さなければいけないのです。

前の職場で得た固有の知識やスキル・ノウハウが役に立たなくなる

転職をすると前の職場で得た、前の職場でしか通用しないような固有の知識、スキル、ノウハウが役に立たなくなります。その会社でしか通用しない言い回しやルールはどんな会社でも少なからずあります。

もちろん、どのような職場でも横断的に通じるような知識、スキル、ノウハウもありますが、他の会社では通じないような会社固有の知識、スキル、ノウハウも意外と多いのです。同じような仕事をしているつもりでも、前の職場で得た知識、スキル、ノウハウが全く役に立たないことがあります。

新たに仕事のやり方や事務の手続きを覚えなければいけない

会社が変われば、仕事のやり方が変わります。説明資料や事務書類の様式も会社が違えば異なってきます。会社によって仕事のやり方が違うため、転職をすると新しく仕事のやり方、事務手続きの方法を覚え直さなければいけないのです。

主として担当する業務だけではなく、総務、庶務、人事、経理などに関する誰もが関わることになる一般的な事務処理も、会社によってやり方が違うためやり方を覚え直さなければいけないことが多いです。申請書類の書き方、書類の提出先、上司の決裁などのやり方は会社によって違うのです。

転職の中途採用では入りづらい会社がある

転職の中途採用では入りづらい会社があります。新卒採用を中心としていて退職者が少ない会社は、中途採用の募集をほとんど行っていない場合があり、転職では入るのが難しいか、入社できても肩身が狭い思いをすることがあります。

転職をすることによって、希望する職場や仕事を選ぶことができるのですが、自分が気付かないまま選択肢に入ってこないような職場や仕事があるのです。

転職の中途採用ではどのような職場・仕事でも選べるという訳ではなく、限界もあるのです。中途採用をあまり積極的に行っていない会社は離職が少ない会社でもあるため、相対的にホワイト会社であることも多いですが、転職ではなかなか入りづらい場合があります。

中途採用者よりも生え抜き社員(プロパー社員)が優遇されることがある

中途採用者は入社後、新卒採用で入社した生え抜き社員(プロパー社員)と比べて出世・昇進で不利になることがあります。新卒採用からずっと勤めている社員と途中で入ってきた社員を比べると、どうしてもずっと勤めている社員の方が業務経験としては長くなりますし、社内の人脈などの面でも有利であると言えます。

制度上生え抜きを有利に扱うというようなことをしなくても、自然と生え抜き(プロパー社員)が優遇されることがあるのです。そのため、転職で入社した人は、目立つような成果を上げないとなかなか出世・昇進できないことがあります。

転職の中途採用者は即戦力として期待値が高い

転職で中途採用されるような人は、潜在的な能力に注目して採用される第二新卒やポテンシャル採用である場合を除けば、即戦力として期待されていて、かつ期待値が高くなっています。出来て当たり前、成果を上げて当然、というような目で見られているのです。

期待値が高まっていることから、通常の成果を上げるだけでは期待外れとなってしまい、失望されてしまうことがあるのです。そのため、より高い成果を残さないとまともに評価してもらえないことがあるのです。

また、即戦力とみられているので、基本的な質問がしづらい、仕事を教えてもらいづらいという状況に陥ることがあります。

実際の仕事や職場、待遇などが聞いていた話と違うことがある

転職だけではなく就職活動で新卒入社をした場合にも同じことが当てはまりますが、転職活動で入社した会社の職場環境や仕事、待遇などが、事前に聞いていた話と大きく異なることがあります。

このような違いは、自分が勝手に過大な期待を抱いてしまった、説明をよく聞いていなかった、下調べしていなかったという場合にも起きますが、企業側が十分に説明をしなかった、嘘の説明をした、都合がいいことばかり話して都合が悪いことを隠した、誤解を招くような説明をした、嘘偽りの説明をしたといったような場合にも発生します。

思っていた仕事や職場と違うと思っても、入社してしまうと後の祭りとなってしまうため、我慢するか再び転職活動をするかということになってしまうのです。

転職は勤続年数に関係する人事制度や福利厚生制度で一時的に不利になる

会社員には勤続年数に関係する人事制度や福利厚生制度が適用される場合があります。例えば年次休暇は勤続年数に応じて日数が変わる場合があります。社内の研修制度は勤続年数によっては利用できない場合があります。福利厚生制度を利用する場合、一定の勤続年数が求められる場合があります。

転職をしないで働き続けていれば勤続年数は伸びていきますが、転職をすると勤続年数が0に戻ってしまうため、人事制度や福利厚生制度で一部利用ができない場合、不利になってしまう場合があります。

転職をすると退職金・企業年金・賞与などで不利になることがある

転職をすると生涯で見た退職金、企業年金、賞与の額が少なくなってしまい、不利になることがあります。退職金や企業年金は勤続年数が長くなるほど急に増加するような仕組みになっていることが多く、途中で転職すると少なくなって不利になることがあります。例えば会社を辞めないで40年勤続した場合と転職を一回して2つの会社でそれぞれ20年勤続した場合では、同じような給与水準であった場合、40年勤続の方が退職金や企業年金が多くなる傾向があります。

また、賞与も基本的に過去の一定の期間の勤務状況や業績を元に支給されることになり、転職によって賞与の支給対象から漏れる期間が出てくるため、少し不利になってしまうことがあります。

転職はローンやクレジットカードの審査で不利になることがある

転職をすると勤続年数が0年に戻ってしまいますが、住宅ローンや自動車ローン、教育ローン、カードローンなどを借りる場合やクレジットカードを作るときなどの審査で不利になってしまうことがあります。いわゆる社会的な信用が低くなってしまうことがあるのです。

金融機関がお金を貸せるかどうかを判断する時に、勤続年数は重要な判断材料となるため、転職をした直後はローンやクレジットカードを新たに利用しようとすると良い条件が引き出せなかったり、取引を謝絶されてしまったりすることがあるのです。

また、結婚などの場面でも転職直後の人は仕事が安定していないとみられてしまう場合があります。例えば、結婚相手の親に話をする場合、転職直後で勤続年数が短いということを伝えると不安な気持ちにさせてしまうことがあるのです。

転職直後は一番入社年月が若くなって一番後輩になる

転職をした直後は、自分が一番後から会社に入社した状態になります。入社年月が一番若く、その会社では一番後輩になるのです。もちろん、高い職務上の地位が与えられる場合もありますが、それでも一番後から入社したことには変わりありません。そのため、最初は居心地の悪さや気まずさを感じることもあります。

時間が解決する問題ではありますが、転職直後は一番最後に入社したという立場で、人間関係の面でも気遣いが求められる状況に陥りやすいため注意が必要となります。

どんな会社が入ってみるまで分からずブラック企業の可能性もある

転職をして入社する会社は実際に入社して働いてみるまで、どんな会社なのかが分からず、入社してみたら実は法令で許されない長時間労働やサービス残業を強いるブラック企業だったという可能性もあります。

転職活動をしている間に、できるだけ転職先企業の情報を集めようとしても、実際に入ってみるまで分からないことも多いのです。転職活動をしている間は企業側は自社の良い部分を積極的に見せて、悪い部分を隠そうとする傾向があるため、実態が分からないこともあるのです。

そのため、転職先の会社がどんななのか実際に入社して働き始めるまで分からないことがあるということが転職のリスクです。

今までよりも状況が悪化し転職を後悔するリスクがある

転職をすれば必ず状況が良くなるとは限りません。自分が求めている条件を整理しきれていなかったり、誤解していたりすると、希望とは違う企業に転職してしまう可能性があります。また、良く見えた企業でも、実際に入社してみたら実態が違うということも良くあり、転職をしない方が良かったとなってしまうこともあります。

年収や人事制度、福利厚生制度などの待遇面でも、制度として存在しているかどうかと、実際に使うことができるかという運用の状況は異なるため、思っていたような昇給や出世をしなかったり、休暇制度が利用できなかったり、福利厚生制度が使えなかったりすることがあります。

また、希望に満ちて転職することも多いため、転職直後は小さな不満が大きな不満となってしまうこともあります。ちょっとしたことでも、転職に失敗したと思ってしまうことがあるのです。

転職は成功が保証されているわけではなく、場合によっては今までよりも状況が悪化してしまうことがあります。それが転職のデメリットの1つです。

まとめ

  • 転職のメリットには、年収が増える可能性がある、やりたい仕事に就ける、人間関係を新たにやり直せるなどがあります。
  • 転職のデメリットには、生涯賃金が減る可能性がある、今までの人脈や知識が役に立たなくなることがある、新しい環境に慣れなければいけない、などがあります。

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【転職のメリットとデメリットの記事は終わりです】

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