無理して良く見せても入社後に苦労する
記事作成日:2015年7月6日
転職とは自分を会社に売り込むことでもあるため、少しでも良い条件で採用してもらおうと、自分を良く見せてしまうことがあります。経歴を偽るようなことはいけませんが、何でもできる、実績があるというように良い面を実力以上に強調してしまいがちになります。入社前に自分を実態より良く見せてしまうと、入社後に苦労します。
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無理して良く見せても入社後に苦労する
自分の人材としての価値を実力以上に良く見せてしまうと入社後に確実に苦労します。普通は面接を通じて人材の価値を見極めるのですが、応募者の説明がとても上手だったり、面接者の見極めに問題がある場合には、人材としての価値について採用側に誤解が生じます。
期待を高めてしまう
採用側が能力が高いと感じれば、高い成果を出して当然だという目で見ます。いわゆるハードルを上げてしまう、期待値を高めてしまうということですが、自分を良く見せれば見せるほど、相手は良く見えた人としての成果を期待することになります。背伸びをし過ぎてしまわないように気を付けましょう。
入社後に特別頑張って実力以上の力を出せば問題はありませんが、多くの場合採用側は失望することになります。そうなると結果的に評価を下げてしまうことになりかねません。
同僚や部下の期待も高めてしまう
採用側に実力以上に能力が高いと感じさせてしまった場合、上司だけではなく、職場の同僚や部下からもこの人はきっとすごい人なんだろうと思わせてしまうことになります。
そのため、些細な事で思っていたほどの人ではない、期待されているのと違うといったように評価を下げてしまいます。
大切なのは自分を実力通りに見せること
転職は自分を会社に売り込むことではありますが、誇張した売込みではいけません。実力よりも悪く見えてしまうのはもちろんダメですが、良く見せてしまっても入社後に苦労します。
そのため、自分の実力を正直に見せることが大切です。入社後に努力することを織り込んで少しくらい良く見せてもいいかもしれませんが、期待に応えられるように実力をありのままに見せることが最終的には良い転職につながります。
出来る仕事と出来ない仕事で嘘をつかない
転職の場面ではつい良く見せようとしてあまり経験がない仕事や自信がない仕事でもできると答えてしまうことがあります。採用側は応募者ができるといった仕事は当然できると思うのでその仕事を任せようとします。
自信がないこと、経験が少ないことは嘘をつかないで正直に伝えるようにした方がトラブルを回避できます。
希望条件も正確に伝える
家族などがいる関係で労働時間などに希望がある場合には正確に伝えておきましょう。遠慮して黙ったままでいると入社後にストレスを抱えることになってしまいます。
家族の事情で残業があまりできない場合に、残業が多い会社に入ってしまうと、再度転職を考えてしまうかもしれません。残業ができないことを伝えて不採用となる会社の場合、残業があまりできない人が希望を伝えずに無理して入ると不幸な転職になってしまいます。
お互いの誤解がない方が転職は成功する
自分を実力以上に良く見せても転職は上手くいきません。自分の実力や希望する条件を伝えて、それを受け入れてくれる会社に入ることが転職の成功につながります。
合っていない会社に、無理矢理合っているように見せて入社しても、上手くいかなくなる可能性があります。
大切なのはほどほどに期待されること
転職では期待されないような人材では採用されません。かといって期待を高め過ぎてしまうと入社後に失望される可能性が高まります。そのため、有望な人材であると期待はしてもらうようにしなければいけませんが、過度な期待を持たれないように、ほどほどに期待されることが大切になります。
転職は入ってからが勝負ですので、入る前に変に期待感を高めないようにして、入社後に期待を上回る成果を出すと認められやすくなります。
まとめ
- 転職で自分を実力以上に見せてしまうと入社後に苦労してしまう可能性があります。
- 自分の実力や希望する条件はありのままに、正確に伝えましょう。
- 期待を高め過ぎてもいけませんが、期待されないと採用されません。ほどほどに期待を持ってもらいましょう。