いつでも転職できる・辞められるようにすると追い詰められない
記事作成日:2018年8月13日
いつでも転職できる、いつでも辞められるようにしておくと、会社や仕事で追い詰められることがなくなり、逆に仕事で良い成果を出せるようになることがあります。会社に縛られてしまうと、自分の人生を見失ってしまうこともあるため、会社に縛られなくて済むようにしておくことはとても大切です。いつでも転職できる、いつでも辞められるように、業務経験を積み、仕事の能力を高めておくことが重要です。
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気持ちの面でゆとりができる
いつでも転職できる、いつでも辞められるようにしておくと精神的な面、気持ちの面でゆとりが出てきます。自分には後がない、他にできる仕事なんていない、今の仕事を失ったらおしまいだ、というように思ってしまうと、心にゆとりがなくなってしまい、自分を追い込んでしまうことがあります。
ゆとりがないと会社や仕事で上手くいかないことがある
心にゆとりがないと、創造的な仕事ができませんし、仕事で見落としやミスをしやすくなってしまいます。また、心にゆとりがないと仕事のミスを必要以上に気にしてしまったり、目標やノルマを達成出来なくて思い悩んだり、職場の人間関係に引きずられたり、自分を過剰に責め立ててしまったり、上司の命令や指示に盲目的に服従するようになったり、周囲の評価を過剰に気にしてしまったり、残業をして努力をアピールしようとしたり、してしまいます。
冷静に落ち着いて判断できるようになる
しかし、いつでも転職できる、辞められるようにしておくと、職場にしがみつく必要がなくなり、もし上手くいかなくなったら最後は退職すればいいと思えるため、一歩引いて、心にゆとりがある、冷静な状況で物事を捉えることができるようになるのです。
心にゆとりができることで、かえって、今までよりも仕事で成果を上げられるようになることもあります。
望まないことや嫌なことを拒否できる
いつでも転職できるようにしておくと、会社や仕事で望まないことや嫌なこと、倫理的に問題がある行為を拒否できるようになります。
問題がある業務命令や指示
例えば、倫理的に問題があるような仕事のやり方をするように指示された場合、法令違反の疑いがある行為を求められた場合です。もし、今の仕事はいつでも辞めることができて、転職先が見つかると思えるようであれば、自分が良くないということを拒否しやすくなります。逆に仕事を失いたくないと思えば、問題がある命令や指示であっても、仕方がないと従ってしまうかもしれません。仕事を失いたくないという気持ちから行ってしまった行為が、人としての道を踏み外させてしまうこともあるのです。
そのため、どんな状況であっても、いつでも転職できるようにしておく、辞められるようにしておくということは重要なのです。もし、仕事を辞められないと思ってしまうと、無理難題を押し付けられても強く断ることができないのです。
パワハラやセクハラを許さずに済む
他にもパワーハラスメントやセクシャルハラスメントを強く拒否できるようになります。仕事を続けるためには上司や同僚のご機嫌を取らなければいけないと思ってしまうと、強く拒否することができません。しかし、今の仕事に拘りがないと思えるなら、強く拒否することもできます。辞めても構わないのですから。
望まない転勤や人事異動なら辞めてしまえる
転勤や人事異動などについても同様のことが言えます。家族の幸せを壊してしまいかねないような転勤、望まない職務への人事異動についても、いつでも辞められるという気持ちがあれば拒否できるのです。辞めてしまえばいいのですから。しかし、辞められないと思ってしまうと、望まない転勤や人事異動も我慢して受け入れられなければいけません。
組織に将来性がないと思ったら早めに見切りをつけることができる
会社組織は行き詰って倒産してしまうことがあります。倒産する前に、売り上げや利益が落ち込んで、社内に閉塞感が出てくることがあります。もし、会社に未来がない、将来性がないと感じることがあっても、いつでも転職できるようにしておけば、早めに見切りをつけて辞めることができるのです。
会社の倒産が近づく前であれば、経営不振で退職金が削られるリスクを抑えることもできます。
人間らしく生きるために会社に従うべきではないことがある
人間が人間らしく生きていくためには、時に会社や仕事にしがみついてはいけないことがあります。自分が人の道を踏み外してしまったり、やりたいことを実現できなくなったり、家族が一緒にいる時間を失ってしまったりする可能性があるのです。そのためには、いつでも転職できる、辞められるというようにしておく必要があるのです。
いつでも転職できる・辞められるようにするために
今の会社や仕事をいつでも転職できるように、いつでも辞められるようにするために大切なことについてです。自分の能力を高めて
ここしかないと思い込まない
世の中には会社がたくさんあります。たくさんの仕事があります。もちろん、待遇や労働条件が良いものばかりではなく、待遇や労働条件が悪いものもありますし、転職自体に不利な部分もあります。しかし、今勤めている会社でしか生きていけないんだ、今の仕事しかできないんだ、と思い込んでしまうと転職しよう、辞めようという気持ちが湧かなくなってしまいます。
他にもできることがあるんだ、他の会社でも構わないというような気持ちの持ち方をすることが大切です。
自分は何ができるかを理解しておく
会社を辞めて、転職や起業をする場合には、自分が何ができるのか、どのような状況で能力を発揮できるのか、どんな業務に向いているのかを理解しておくことが重要です。自分を過大評価してしまってもいけませんし、過小評価してしまってもいけません。
どのようなことが自分の売りで、どのような業務であれば貢献できるのかを分かっておくことが重要です。足りていない能力や経験があれば、どのようにすれば身に付けられるか、補えるかを考えておくことも大切です。積極的に新しいことを吸収していくことで道が開けることもあります。
転職市場の動向を把握する
求人動向には波がありますし、人手が不足している業界や仕事にも時代によって変化していきます。どのような分野で、どのような人材が求められているのかを常に把握するようにして、自分が転職市場で受け入れられやすい人材になるよう努力することが重要です。
いくら専門的な能力が高くても、市場で需要が全くない分野の場合は、転職が難しくなってしまいます。また、年収・給与水準は業界によって大きく異なるため、稼ぎやすい業界はどこかということを調べておくことも有益です。
業務経験を積む・仕事の能力を高める
転職市場で魅力的な人材であると評価されるためには、業務経験を積むことが重要です。ただし、今働いている企業だけでしか通用しないような固有の業務知識や業務スキルだけではなく、他の会社でも役立つような知識やスキルを身に付けることが重要です。起業する場合でも、起業するために必要な業務知識・スキルを身に付けられるように、業務の経験を積むことが重要です。
積極的に様々な業務に関わる、挑戦するようにして、業務経験を積めるような環境に自分を置くようにしておきましょう。仕事に関する能力を高めることで、転職市場での価値を高めることができます。
社外に人脈を作る
一つの組織の中だけでしか交友関係がないと、考え方が偏ってしまうことがあります。自分が所属するコミュニティ(人のつながり)を増やしていき、会社内だけではなく、会社の外に人間関係を広げていくことによって、様々なものの考え方に触れることができるようになりますし、転職や起業の際に役に立つことがあります。
社外の人脈が転職や起業に直接的に役立つことがなかったとしても、自分の成長や豊かな人生に結びつくこともあります。
引継ぎしやすいようにしておく
今の仕事について引継ぎをしやすいようにして置くことも大切です。取引先や担当者についてまとめておく、名刺や業務の資料・ファイルを整理しておく、定型的な仕事についてはマニュアルを作っておく、自分しか分からないような状態にしない、日々の業務について記録をつけておくなどを日頃から意識することで、迅速な引継ぎを行うことができ、退職時のトラブルを減らすことができます。
引継ぎをしやすいようにしておくことで、人事異動への対応もスムーズになります。
まとめ
- 会社や仕事をいつでも辞められるようにしておく、いつでも転職できるようにしておくことで、心にゆとりができ、不当な業務命令に従わなくても良くなるほか、冷静に判断が出来るようになり仕事で成果を上げやすくなります。
- いつでも転職できるように、業務経験を積み、仕事の能力を高めるようにすることが重要です。転職市場の動向を把握し、どのような業界でどのような人材が求められているのかを知り、自分の市場価値を高める努力が必要です。