思っていた仕事や職場と違うリスク
記事作成日:2015年7月16日
転職で最大のリスクとも言えるのが、転職した仕事が自分の思っていたものと違っていた、職場が自分の想像と異なっていたということです。実際に働いてみないと分からないこともあるので、リスクは完全には消せませんが、事前に出来る限り確認することが重要です。転職をしても求めていたものが全く得られないということもあるのです。
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転職で求めていたものが得られない
転職理由には人それぞれで様々なものがありますが、年収を上げたいとか残業代が支払われる会社がいいなど「お金」の問題や、もっと労働時間を短くしたいとか休暇を取得したいとか「時間」の問題、違う業界で働きたいとかやりたい仕事があるなど「仕事」の問題、職場環境がぎすぎすしすぎているとか管理が厳しすぎる、危険な職場であるなど「職場環境」の問題などに分けることができます。
しかし、転職によって求めていたものが手に入らなければ、転職した意味がなくなってしまうため、転職の最大のリスクと言えます。
自由になる時間を増やしたくて求めて転職したのに転職する前の会社よりも残業時間が長かったり、休暇が思うように取れなかったりしたら転職した意味がなくなってしまうでしょう。企画の仕事がしたかったために転職をしたのに、入社したら何故か営業の仕事を任されているというのも転職のリスクです。職場のパワハラが酷かったので転職をしたら、転職先ではもっと酷かったというリスクもあります。
完全にはリスクを消せない
転職で自分が思っていたものと仕事や職場の状況が違っていたというリスクを完全に無くすことは困難です。事前に確認したり現場を見せてもらったりするだけでは分からない部分があり、実際に働いてみて初めて分かることもあるからです。
お金の問題は比較的お互いの思い違いが少ない部分ですが、時間や職場環境の問題は実際に働かないと分からない部分が多いです。仕事内容については明確に確認をしておけば大きく食い違うことはないはずなのですが入社してからやってもらうことを追加したり、入社後の会社事情の変化で仕事内容が変更されることもあり得ます。
再び転職を考えざるを得なくなる事も
転職で求めていたものが得られなかった場合、転職としては失敗と言えるかもしれません。ただ、仕事内容が希望と違っていても実際に真剣に取り組んだら案外楽しくて成果も上げられることができ、新たな発見につながるというような場合もごくまれにあります。仕事が求めていたことと違う場合なら敢えて取り組んでみるということもあるかもしれません。
しかし、「お金」や「時間」、「職場環境」で求めていたものと違った場合、努力などによって挽回できる部分が限られている場合があります。その場合には転職を再び検討することになりかねません。
事前に出来る限り確認する
リスクを完全に無くすことはできませんが、事前に思っていたものと違うリスクを防ぐためには、事前にしっかりと情報収集をして、面接などの転職活動を通じてできる限り細かい条件について確認をしておくことが必要です。
最近では、会社で実際に働いている人の声を集めた口コミサイトもあるので参考に出来る場合もあります。ただし、退職者の意見が中心となっている場合があることや会社側が意見を誘導するために前向きな書き込みをしていることもあるので、話半分で参考にとどめたほうが良い場合もあります。
まとめ
- 転職の最大のリスクともいえるのが、仕事内容や労働環境など事前に思っていたものが実際には大きく異なっているリスクです。
- 実際に働いてみないと分からないこともあるので、リスクは完全には消せませんが、事前に出来る限り確認することが重要です。