不採用通知や連絡がなくサイレントお祈りになる理由
記事作成日:2016年6月9日
就職活動や転職活動ではサイレントお祈りと呼ばれる不採用の通知や電話・メールなどの連絡が行われない場合があります。最低限のビジネスマナーとして、面接の結果は速やかに伝えるべきと考えられますが、企業側からしてみると不採用となった人に手間をかけられない、不採用と伝えず保留・キープの状態にしておきたいとの思惑から、不採用通知を行わずサイレントお祈りになってしまうことがあります。
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サイレントお祈りとは
企業が不採用を通知する場合には、文面で最後の部分に「今後のご活躍をお祈り申し上げます」などというように「お祈り」の言葉が入るため、不採用通知を「お祈り」と表現するようになりました。
さらに、採用する人には通知をするけれど、不採用の人には通知をしないという場合には、不採用の人には何の音沙汰・連絡がないことから「サイレント」と表現されるようになりました。
そのため就職活動などで、不採用になっても不採用の通知や電話・メールなどの連絡が行われない場合を「サイレントお祈り」と表現する場合があります。
なぜ不採用の通知・連絡がなくサイレントお祈りになるのか
求人の募集に対して応募をしてきた人に対しては、最低限採用面接の結果は伝えるべきと考えられますが、不採用にする人には何の連絡もしない企業はそれなりにあります。なぜ、採用面接の結果を伝えないでサイレントお祈りになってしまうのでしょうか。
不採用者に時間や労力を使いたくないから
不採用の通知をしないサイレントお祈りになってしまう理由の1つに、不採用者には時間や労力を使いたくないから、忙しいから手が回らないから、ということがあります。
企業の規模が大きくなると、応募者もかなりの数になるため、不採用となった人に全員連絡をするのはかなりの手間になってしまい、時間や労力を使わなければいけなくなります。しかし、企業側からしてみれば不採用になった人は、一応今後は関わらない人ということになるため、わざわざ連絡をしなくてもいいということになってしまうのです。
結果を保留してキープしたいから
不採用の通知をしないサイレントお祈りになってしまうもう1つの大きな理由に、結果を保留してキープしたいからということがあります。
採用は相対評価の部分もあり一通り面接しないと分からない
とてもいい人だと思っても、採用するかしないかは応募してきた人の中から相対的な判断になってしまうことが多いため、応募者を一通り面接してからでないと比較ができないため、結果を保留するため不採用でも伝えないということがあります。
採用水準に達していないと判断しても、その後に来る応募者も採用水準に達していないと判断されてしまう場合には、採用水準に達していないと思っていても採用するしかないと判断が覆ってしまうことがあります。
辞退者を想定してある程度キープしたい
採用活動は企業側にとっても非常に困難な業務の1つで、内定や内々定を出しても、内定者(内々定者)が辞退しないというようなケースはかなり限られていて、内定辞退者(内々定辞退者)が出ることも踏まえて内定者(内々定者)の数を調整します。それでも想定を上回る辞退が出てしまうこともあり、酷い場合には全員が辞退するということすらあり得ます。
辞退者が相次いで内定者(内々定者)が足りなくなってしまった場合に、追加で内定を出すために不採用の連絡をしないでキープしておくということがあります。
単にいい加減・適当だから
企業にも様々な企業があり、丁寧な対応を行う企業があれば、業務全般がいい加減・適当な企業もあります。そのため、不採用者には気配りを全くしないで、不採用通知をしないという企業もあります。単にいい加減、適当なのです。企業は全てしっかりしているということはなく、いい加減な企業もあるのです。
事務ミスで連絡が漏れていたから
応募者の数がかなりの数になる場合には、採用活動も大変難しい業務になってしまいます。その場合には、採用事務のミスも発生しやすくなり、不採用者への連絡の漏れが偶然起きてしまうことがあります。酷い場合には、採用なのに連絡が漏れてしまって、円が無くなってしまう場合すらあるのです。
担当者も人間なので、忘れてしまったり、見落としてしまったりすることがあります。事務のミスで連絡が来ない場合もあります。
決定に時間がかかってしまうから
面接をした人の採否を決める場合に、社内での手続きに時間がかかってしまったり、たまたま繁忙期と重なってしまっていたり、担当者が病気やけがで不在になってしまったりするなど、決定に時間がかかってしまうことがあります。この場合は最終的に連絡が来ることも多いのですが、通常では考えられないくらい時間が経ってから連絡が来ることもあり、応募者がサイレントお祈りだと勘違いしてしまう場合があります。
また、応募者の評価が似通っていて差があまりない場合には、決定に時間がかかってしまうような場合があります。そのほか、社長など採用権限を持つ人に報告していく過程で、好みが分かれてしまったり、結果が覆ったりするようなことが頻発する場合、担当者が最終決定まで結果を保留してキープしたいため不採用の連絡を行わないという場合もあります。
反感を持たれることを恐れるから
不採用通知は、どれだけ丁寧な文面で応募者に配慮した内容を綴っても、受け取った人はショックを受ける可能性があります。場合によっては、反感を持たれてしまい、なぜ不採用になったんだとクレームのような形で反発されてしまう場合があります。
不採用の連絡をして、トラブルになった経験がある企業は、不採用通知をすることを避けるようになる場合があります。
サイレントお祈りへの対応策
面接時に結果は伝えられるのか確認する
面接などで企業を訪問した際には、結果が伝えられるのか、伝えられるならどのくらいの期間で結果が出るのかを差しさわりがない範囲で確認しておいた方が良いでしょう。
なお、結果が伝えられるのかどうかという質問に対して、担当者が嫌な反応を示す場合には誠実さが欠けた対応をする企業である可能性があるため注意しましょう。
連絡がないなら自分から連絡して確認する
面接の結果の連絡がない場合には自分から連絡して確認することが一番確実です。連絡しても曖昧な回答でお茶を濁されてしまう場合もありますが、あまりにも曖昧で不誠実と感じる対応であるならば早めに見切りをつけた方が良いかもしれません。
なお、企業の中には次の選好に進む場合、採用する場合には何日以内に連絡するという伝え方をする場合があります。もし、連絡期限が明示されている場合には、期限までに連絡がなければ不採用だと理解するしかありません。
連絡がないなら早めに気持ちを切り替えて
応募者は自衛のためにも採用か不採用かの連絡がない場合には、不採用になったと考えて次の活動に向けて気持ちを早く切り替えた方がいいでしょう。採用か不採用か、毎日思い悩んでやきもきするのは精神衛生上良くないです。
どうしても不安であるなら、面接など最後の企業との接触から時間が経っている場合、自分から連絡をしても良いでしょう。ある程度時間が経過していて、何の連絡もないのであれば、最低限の確認の連絡を行うのはマナー違反とは言えないからです。
採用か不採用かは能力などの面だけでなく、相性の問題もあるため、自分を否定されたとは捉えないで、相性が合わなかった、縁がなかったと思うようにして、別の良い縁を探すことにエネルギーを使うようにしましょう。
まとめ
- 就職活動や転職活動では、不採用の連絡をもらえないサイレントお祈りをされてしまうことがありますが、企業が不採用の連絡を行わない背景には、不採用者に手間をかけたくない、採用の可否を保留してキープしておきたいというようなことがあります。
- サイレントお祈りの一番の対策は企業に連絡して結果を確認することですが、面接の際にも結果はどのように伝えられるのか確認しておくことが大切です。