流行りや話題の業界への就職は慎重に
記事作成日:2015年8月31日
流行っていて話題となっている商品やサービスを提供している業界への就職を考える人も多いと思います。しかし、今は絶好調でも数年先は状況が変わっているかもしれません。最初の数年間修行するつもりで一時的に飛び込んでみたいというのであればいいのかもしれませんが、将来のリスクを慎重に考えなければいけません。特に最初の就職活動では流行りや話題になっているものに魅力を感じやすいからです。
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流行りや話題の業界はメディアで取り上げられる
急成長しているような企業はよくテレビや雑誌、インターネットなどの各種メディアで取り上げられ、露出が多くなります。目にする機会が多くなるので知名度が高くなります。
就職活動では知名度が高い企業には人気が集まる傾向がありますが、逆によく目にする企業ほど、一時的な流行りで話題となっているだけでないか注意しなければいけません。
企業側からはメディアで取り上げられて知名度が高まれば企業活動が有利になるというメリットがありますし、メディア側も話題となるネタを常に探しているので目新しいものは取り上げられやすいです。
好条件で求人をする場合も
新興企業は優秀な人材を集めようとして破格の好条件で新卒の募集をするような場合があります。本当にそれだけの力があっての事なら良いのですが、一時的なものである場合もあります。
企業の事業内容や将来性を慎重に見極めて、募集条件を検討しましょう。
特定の商品やサービスに依存しすぎていないか
急成長していて話題となっている企業は特定の1つの事業に依存している場合があります。目玉の商品やサービスが1つということもあります。それでも、流行っているうちは売り上げも伸び高い利益が上げられるのですが、次が続かずに失速してしまうということがあります。
話題となっているような企業に限らず、特定の商品やサービスだけに過度に依存している企業は経営のリスクが大きいことに注意しましょう。何かのきっかけで突然経営が傾いてしまうこともあります。
技術や環境の変化で危機に陥る場合も
産業の中には過去からほとんど基本的な形が変わっていない産業もあれば、1年、数か月という単位で変化が起きている産業もあります。
一昔前は携帯電話もインターネットもほとんど普及していなかったのに、今では当たり前になっています。特にインターネット関連企業は、環境変化が早くちょっとしたきっかけで競争力を失ってしまうことがあります。ちょっと前に流行っていたものでも5年後に同じように流行っているとは限りません。
何が生き残るのかを見極めるのはとても難しいことですが、これまでどんな商品やサービスが流行ってそして消えていったかを考えながら同じような道を辿らないかよく考えましょう。
まとめ
- 流行りの業界や企業への就職を考える時は慎重になりましょう。
- 特定の商品やサービスへの依存度は高くないか、数年で危機に陥るような仕事内容ではないかをしっかり確認しましょう。