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アルバイトとして働くメリットとデメリット

記事作成日:2018年11月11日

アルバイトとして働くことのメリットとデメリットについてです。アルバイトは、働く日数や時間を比較的自由に選べるため、空いた時間にちょっと働きたい時に便利であるということのほか、、アルバイト先で人間関係を広げることができる、採用されやすいなどがメリットになります。一方で、アルバイトの時給水準は低く、職場での立場も弱くなりがちで、雇用も不安定であるということがデメリットです。

なお、アルバイトとパートには本質的な違いはありませんが、日本では便宜上アルバイトとパートという言葉が使い分けられているため、アルバイトを学生などが一時的に行う働き方、パートは学生ではない主婦などが一時的に行う働き方というイメージを念頭に置いて本記事を作成しています。

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アルバイトとして働くメリット

アルバイトとして働くことのメリットはアルバイトをすることでお金を稼げるようになる、アルバイト先で人間関係を広げることができる、短期間の勤務も可能、比較的採用されやすい、といったことを挙げることができます。

お金を稼げる

アルバイトをすることによってお金を稼ぐことができるようになります。大学生や専門学校生が空いた時間を有効活用したい、少しでも家計の足しにしたいという場合は、アルバイトをすることによってお金を得ることができるようになります。アルバイトで稼げるようになると、親などへの経済的な依存、親の経済的な負担を減らすことができます。

お金を稼ぐことで金銭感覚が身に付きやすくなる

親からの仕送りで得たお金と自分自身で稼いだお金は同じお金ですが、感覚的な重みは異なってきます。自分自身でお金を稼ぐようになると、お金を稼ぐことがどれだけ大変なことなのか、どの位のお金であれば問題なく稼げるのかということが分かるため、金銭感覚が身に付きやすくなり、お金の勉強になります。

人間関係が広がる

アルバイトをしていると、アルバイトをしている先での人間関係が広がります。学生の場合は、大学や専門学校などではない学外の人間関係を得ることができます。また、同じ年齢の人だけではなく、違った年齢層の人とも人間関係が得られます。アルバイトを通じて、友達や恋人ができるようなこともあります。

短期間の勤務も可能

アルバイトには短期アルバイトがあり、極端なもので言えば1日だけのものもありますし、1週間だけ、1か月だけ、2か月だけといったような短期間だけ働くことが可能です。自分の時間が空いている時に、必要なごく短い期間だけ働くことができるということはアルバイトのメリットの1つです。

採用されやすい

アルバイトは、正社員など他の雇用形態と比べると、採用されやすいことが特徴です。アルバイトは、賃金が低く抑えられていること、正社員とは異なりそれほど長い期間働くことが想定されていないこと、正社員よりも人の出入りが激しくなることから、選好のハードルが低くなりがちなのです。そのため、とりあえず働きたいという場合に、アルバイトであれば仕事が見つかる可能性が高まります。

就職活動の参考になる

アルバイトは、実際に就職して正社員として働く場合の働き方とは同じではありませんが、業界・職種・会社の雰囲気を知る参考になります。もちろん、アルバイトでは分からないこと、見えないこともたくさんありますが、就職活動をする時の参考情報の1つとなります。働いた経験がない人と、例えアルバイトであっても働いた経験がある人では、就職活動のやり方が変わってきます。

社会勉強になる

アルバイトは、正社員とは異なりますが、会社の一員であることは間違いなく、学生アルバイトであっても、一応社会人、ビジネスに関わる人間としての振る舞いが求められるようになります。そのため、アルバイトを通じて、仕事のやり方、社会のルール、会社組織のあり方、ビジネスマナー、接客方法、業界知識などの社会勉強をすることが可能です。

働く日数や曜日・時間をある程度自由に選べる

アルバイトは、比較的自由に働く日数を選ぶことができます。また、一週間のうち何曜日に働くのか、何時から何時まで働くのかということも自由に選べます。週1日、週2日でも問題ないことがありますし、1日2時間とか3時間とか短時間の勤務も可能です。大学などに通っている学生でも、アルバイトであれば働くことが可能なのです。

責任が軽い

アルバイトはどちらかといえば正社員などと比べると与えられる権限や求められる責任が軽い傾向があります。もちろん、いい加減に働いていいわけではありませんが、かかるプレッシャーが少なく、責任が重いときついと感じる人にとっては働きやすい環境となります。

掛け持ち・副業がしやすい

アルバイトは日数や曜日が柔軟に選べるため、アルバイトを複数掛け持ち(副業)したり、学業とアルバイトを掛け持ちしたり、本業に加えてアルバイトを副業としたりするなど、掛け持ち・副業やしやすいです。自分の時間の都合と希望する収入に応じてアルバイトができるのです。

比較的自由に退職できる・退職しやすい

アルバイトは、事業主側から見て人手の調整に使いやすいという側面もありますが、働く側からみても比較的自由に退職できる、退職しやすい側面があります。もちろん、雇用形態がどのようなものであっても、辞めようと思えば最終的には辞められるのですが、アルバイトの場合はしがらみが強くなりづらい分、退職しやすいと言えます。

人事異動や転勤は少ない

アルバイトは基本的に人事異動や転勤は少なくなっています。もちろんアルバイトでも人事異動や転勤が全くないという訳ではなく、例えば飲食店(飲食業)や販売店(小売業)であれば、別のお店に移って欲しいというようなこともありますし、副店長や店長を命じられることもあります。しかし、基本的に転勤は少なく、転勤が困るようであれば辞めることもできます。

色々な業種を経験しやすい

アルバイトは短期間でも勤務できること、掛け持ちがしやすいこと、退職しやすいことから、アルバイトを通じて色々な業種で働くことができます。正社員の場合、短期で辞めて転職を繰り返す、という行為は一般的に評価されない行為となりますが、アルバイトであれば様々な業種で勤務することもできるのです。

アルバイトとして働くデメリット

アルバイトとして働くことのデメリットは、アルバイトは時給水準が低い、職場での立場が弱くなりがち、時間が無くなる、疲れやストレスになる、雇用が不安定になりやすい、といったことが挙げられます。

時給水準が安い

アルバイトの時給は安く設定される傾向があり、あまり稼げないということがデメリットです。仕事内容や勤務時間などによってアルバイトの時給は大きく異なりますが、正社員など他の雇用形態と比べて、時間当たりの稼ぎの効率が最も悪くなりやすいのがアルバイトやパートです。長時間働いても、思ったほど稼ぎが伸びない、収入が増えないということがあります。

シフトや繁閑で収入が不安定になることがある

アルバイトは勤務シフトや業務の繁閑などによって、勤務日数や勤務時間数が変動しやすく、収入が不安定になりやすいことがあるというのがデメリットの1つです。人手が足りているような場合、正社員であれば会社に出勤しないように言われることは稀ですが、アルバイトの場合は勤務日数や時間数を調整されてしまうことがあり、たくさん働きたいのに働けないということもあります。

職場での立場が弱い

アルバイトは、職場での立場が一番弱くなりがちです。そのため、雑用ばかりを押し付けられたり、職場でいじめを受けたり、不当な要求をされたり、パワーハラスメントやセクシャルハラスメントの対象となったり、不正行為を強いられたりすることがあります。もちろん、問題が多い職場ばかりではありませんが、立場の弱さから働きづらくなってしまうことがあるのです。

時間が無くなるため学業などに影響が出る

アルバイトは時間を労働を通じてお金に変える行為です。そのため、アルバイトをすることによって時間が無くなっていまい、学生の場合は学業などに影響が出てしまうことがあります。また、学生の場合は、アルバイトをし過ぎることによってサークル・同好会活動、友人との時間、趣味などを犠牲にしてしまうこともあります。

疲れる・ストレスになる

アルバイトは権限や責任は比較的軽い方ですが、それでも働くことに変わりはないため、アルバイトをすることで疲れがたまるようになる、ストレスになってしまうということがあります。楽しくアルバイトで働けるならそれに越したことはないのですが、アルバイトも仕事ですので、疲れやストレスの原因となるのです。

権限が限られてしまい仕事の面白みを感じづらい

アルバイトは責任が軽い一方で、権限もあまり与えられないことがほとんどです。そのため、自分自身が創意工夫する余地がなく、マニュアル通り、決められた作業手順通りに対応する、言われたとおりにすることが求められることも多く、仕事の面白みを感じづらい部分があります。

雇用が不安定になりがち

アルバイトは立場も弱く、雇用調整が必要になった時の対象となりやすいため、雇用が不安定になりがちです。実際のルールとは別に、事実上アルバイトは事業主にとって辞めさせやすい対象、人員が過剰になった場合に切り捨てやすい対象となってしまっていることがあり、雇用が安定しないことがあります。

知識不足につけ込まれてしまうことがある

アルバイトで働く人は学生など労働経験が少ない人が多く、労働関係の知識不足につけ込まれて、いいように使われてしまうということがあります。休暇を取得できるのに取得できなかったり、不利な労働条件を押し付けられたり、不当な長時間残業や休日出勤を迫られてしまったり、責任と権限のバランスが取れていない仕事を押し付けられたり、劣悪な労働環境に置かれてしまったりすることがあります。

社会保障制度が適用されないことがある

アルバイトの場合、働いている時間が短いことも多く、社会保障制度の対象外となってしまうことがあります。例えば、雇用保険、健康保険、厚生年金保険は労働時間などの加入条件があるため、通常のアルバイトは対象外となってしまうことが多くあります。そのため、社会保障制度の適用を受ける人と比べて不利な場合があります。

正社員より社会的な信用が低い

アルバイトは、正社員と比べると社会的な信用が低いということがデメリットの1つです。就職して正社員として働く人が増える大学い卒業以降の年齢では、正社員ではなくアルバイトとして働いていると良い印象を持たれないことがあります。例えば結婚では、アルバイトのままでは結婚に躊躇してしまう、相手の親によく思われないということがありますし、ローンやクレジットカードの審査でも評価が低くなりがちです。

賞与や退職金が出ることは稀

アルバイトは基本的に賞与(ボーナス)や退職金がありません。稀にアルバイトに対しても賞与(ボーナス)を支給したり、退職金を支払ったりすることがありますが、通常はないものと考えておいた方が良いでしょう。そのため、アルバイトのまま働き続けると、生涯賃金がかなり低くなってしまうことがあります。

出世・昇進・昇給は限定的

アルバイトでも、働く意欲を引き出すために職場での地位や立場が上がる出世・昇進をする仕組みや給与が上がる昇給の仕組みが設けられていることが多いですが、正社員と比べると限定的なものとなっていることが多いです。時給が増えても上限がある、昇進しても正社員より低い立場にしかなれないなど、アルバイトの場合には制約があることがほとんどです。

人事制度や福利厚生制度は不利になることが多い

アルバイトは正社員と比べると、人事制度や福祉厚生制度上で不利な立場に置かれていることがほとんどです。正社員が利用できるような休暇や補助の制度がアルバイトでは利用できない、利用しづらいといったことはよくありますし、福利厚生制度も正社員とは異なり全くないか非常に劣っていることが多いです。

まとめ

  • アルバイトとして働くメリットは、お金を稼げるようになる、日にちや時間を選んで働くことができる、人間関係を広げることができる、採用されやすい、などが挙げられます。
  • アルバイトとして働くデメリットとして、時給水準が低い、立場が弱くなりやすい、雇用が不安定になりやすい、権限が限られる、などを挙げることができます。

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【アルバイトとして働くメリットとデメリットの記事は終わりです】

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