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資格を取得するメリットとデメリット

記事作成日:2018年9月11日

資格を取得するメリットとデメリットについてです。資格を取得するメリットには資格がないとできない業務ができるようになる、専門知識が得られる、肩書から信用が得られる、人的なネットワークが得られる、などがあります。資格を取得するデメリットには、資格を取得するためにはお金や時間がかかることなどがあります。

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資格を取得するメリット

資格を取得するメリットには、資格を取得していないとできない業務ができるようになることのほかに、専門知識が得られる、専門家として信用される、自分自身の自信につながる、などがあります。

資格の独占業務ができるようになる

資格を取得すると法律によって規制された独占業務ができるようになる場合があります。弁護士であれば法律業務ができるようになりますし、医師であれば医療行為ができるようになります。他にも、公認会計士であれば監査業務、税理士であれば税務業務、司法書士であれば登記申請業務ができるようになります。弁理士、社会保険労務士、土地家屋調査士、行政書士などに独占業務があります。

ただし、独占業務があるからといって必ず儲かるという訳ではありません。儲かるかどうかは業務量、需要と供給の関係によって決まるため、独占業務があるから食べていけるとは限りません。

資格を取得するための学びで専門知識・技能が得られる

資格を取得するためには、その資格に必要な専門知識や技能(業務スキル)を学ばなければいけません。資格を取得できる水準に達していなければ資格を取得することができませんので、資格を取得するために専門知識や専門技能を習得することになります。

資格を取得するためにたくさん勉強をしなければいけないので、資格を取得する頃にはその資格の分野である程度の専門的な知識を得ていることになります。

資格のための勉強、資格で得た知識や技能は、直接的あるいは間接的に仕事や日常生活に役立つことがあります。教養の一部となることもあります。

資格を持つことで専門家として信用される

資格を取得することでその分野の専門家であるということを客観的に証明することができるようになります。つまり、資格があればその分野の専門家であると信用されるようになるのです。

資格には、資格を持っていないとできない独占業務がある資格と、独占業務がない資格があります。資格がなくてもできる業務では、有資格者でも無資格者でも業務ができますが、有資格者の方が信頼・信用される傾向があります。

例えば、お金に関するアドバイスなどを行うファイナンシャルプランニング業務(FP業務)は、税金に関することなど一部の独占業務がありますが、基本的には資格がなくてもできる業務です。しかし、FP業務にはファイナンシャル・プランニング技能士などの関連資格があり、資格があると専門家として信用を得やすいです。

資格取得が自信になる

資格を取得するためには一定の努力が必要になるため、資格を取得することによって自信が得られます。取得するのが難しい資格であれば、資格を取得できた時の喜びは格別で、資格を取得できたことが自信になります。

難関資格では1年以上勉強をしなければ合格できないような場合もあるため、努力が結果に結びついた場合には、やりきったことで自信につながります。

資格を取得することで収入が増えることがある

資格を取得することで収入や稼ぎにつながることがあります。独占業務がある弁護士や医師の資格は高収入に結びつきやすい資格です。また、独占業務がない資格でも資格を持つことで信用が高まるため仕事で稼ぎやすくなります。

会社に勤めている人であっても資格を取得することで評価されて出世しやすくなったり、資格を取得することで各種手当てが支給されたり、給与に反映されたりすることがあります。

資格を取得することで就職や転職が有利になることがある

資格を取得することで就職や転職がしやすくなることもあります。特定の資格が応募条件となている場合には、資格がないと応募できないことがあります。資格が応募条件となっていなくても、就職や転職をしようとしている仕事に関する資格を保有していれば、専門性をアピールすることができ、有利になることがあります。

直接的な関係がない仕事でも、個性・特徴の1つとして印象に残る可能性もあります。

資格を取得することで人的なネットワークができる

資格を取得することでその資格を持っている人、その資格に関係がある人との人的なネットワークが得られることがあります。通常は資格ごとに資格に関する団体(弁護士会、公認会計士協会など)が存在し、資格に関する団体に入会することによって同業の人とのつながりを持つことができます。

また、資格によっては資格取得後も定期的な研鑽が必要となるため、様々な研修制度が設けられている場合があります。各種研修に参加することによって、同業の人と知り合うことができます。

資格を取得するデメリット

資格を取得するデメリットには、資格を取得するために時間やお金がかかってしまうこと、資格でできることの価値が時代の変化によって薄れてしまうことがあること、などがあります。

時代の変化や技術の革新で資格の意義が薄れることがある

資格を取得することで特定の分野の専門家として活動ができるようになりますが、時代の変化や技術の革新に伴って資格に関する業務の需要が減ってしまったり、なくなってしまったりする可能性があります。

例えば、書類を書いて申請を代行するというような業務であれば、インターネットを活用したオンライン申請が一般的になって、インターネットで書類の書き方の情報が入手できるようになれば、専門家の力を借りることがなくなるかもしれません。他にも、時代の変化に伴って資格に関する専門業務に対するニーズがなくなってしまう可能性があります。

せっかく時間とお金をかけて資格を取得しても活用できなくなってしまう恐れがあるのです。

資格を取得するためには時間がかかる

資格を取得するためには時間がかかってしまうことがデメリットの1つです。難関資格であればあるほど資格を取得するためにたくさん勉強しなければいけません。また、資格を取得するために、一定期間の研修や業務経験、学業を積まなければいけない場合があります。医師の場合は医学部を卒業する必要がありますし、弁護士の場合は司法試験に合格してから司法修習を受ける必要があります。公認会計士の場合には一定の業務経験が求められます。

資格取得のためには、試験に合格するための勉強時間、研修や業務経験などの時間などが必要となり、資格取得のために投じた時間は他のことができなくなるのです。

資格取得のためにはお金がかかる

資格取得のためにはお金がかかります。資格試験のために参考書や問題集を買うためのお金、資格取得のためのスクールや予備校に通うためのお金、資格試験の受験費用、資格取得のために必要な研修を受講するための費用など様々な費用が掛かります。

難関資格であればあるほど資格取得のために必要なお金が膨らむ傾向があり、資格を取得するまでに相当なお金を投じなければいけないこともあります。しかも、試験に合格できなかった場合には、勉強する期間が伸びてしまいます。場合によっては、いつ合格できるのか終わりが見えないまま、お金を投じ続けなければいけなくなってしまうこともあります。

資格が取得できるとは限らない

資格を取得しようとしても、難関資格の場合、狭き門となってしまい、資格を取得できないまま終わってしまうこともあります。合格率が低い資格試験の場合は、受験を開始してから合格するまで数年かかる場合もあります。

何年間か受験し続けて最終的に合格できればまだ良いのですが、難関資格の場合には何年間も受験し続けても合格できず、そのうちに心が折れてしまって合格できずに終わってしまうことがあります。

資格取得のために努力する過程自体にも意味がありますが、何年も努力して、お金や時間を投じて、それでも資格が得られなかった場合には徒労感だけが残ってしまう恐れがあります。

資格の業務範囲以外に目が行きづらくなる

資格を取得すると資格を取得するためにお金や時間をたくさんかけたこともあって、資格の業務範囲に目が行きがちになって、資格の業務範囲外のことには関心を失いがちです。資格を取ったのだから資格でできることをやっていこう、というような心理ですが、自分の可能性や視野を無意識のうちに狭めてしまうことがあるのです。

資格に関する仕事だけをやっていればいい、資格に関係しないことだから分からなくてもいい、というようになってしまうと、他の資格保有者との差別化が難しくなってしまいますし、資格の業務に対する需要が少なくなったらやっていけなくなる可能性があるのです。

まとめ

  • 資格を取得するメリットには、資格がないとできない業務ができるようになる、専門知識を得られる、専門家として信用されるようになる、自信につながる、人的なネットワークができる、などがあります。
  • 資格を取得するデメリットには、資格を取得するためにお金や時間がかかる、資格は確実に取得できるわけではない、などがあります。

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【資格を取得するメリットとデメリットの記事は終わりです】

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