副業の前に本業の状況の改善を
記事作成日:2015年5月20日
副業をすることは、収入を増やすことができること、収入源を分散することができること、自分の良い経験の機会になることなどから良い効果もたくさんあるのですが、どうしてもある程度の時間を割かないといけません。本業がある場合には副業を始める前に、まず本業の状況を改善できないかについてちゃんと考えましょう。
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まずは本業の状況を改善
副業を思い立った理由はいろいろあると思います。将来を見据えていずれ副業を本業にしたいと思っている場合は、本業を立て直さないまま副業に全力投球してもいいのですが、それでも副業が上手くいかなかったことも考えて本業を疎かにしてはいけません。
本業がうまくいかないから、本業では収入が少ないから、など本業が上手くいっていない場合は、副業をすることも大切ですが本業を何とかすることを先に考えましょう。
本業でできることはないか
本業で仕事が上手くいっていないならどうしたら仕事を回していけるか考えましょう。職場環境が自分に合っていない、職場環境が劣悪である、収入が低すぎるなどの問題がある場合は、転職することで解決できないか考えてみましょう。
本業でできることを考えずに副業に手を出しても、副業に時間や手間を取られることで疲れてしまい、本業が更に悪い状況になっていくことが多々あります。
一般的に、時間単位でアルバイトやパートのように働く場合は、本業よりも時間当たりの単価が通常低いはずですし、内職や在宅ワークの場合も時間単価は慣れるまでは高くないことが通常です。
極端な話を言えば、本業の残業を1時間削って副業を3時間したとしても、1時間の残業代の方が、3時間の副業の稼ぎより良かったという可能性すらありえます。
そうするとあまり稼げない副業で疲れて、本業も上手くいかないという悪循環にはまりかねません。
単純な時間労働の副業は避ける
生活が苦しいといった理由で副業を迫られている場合は、お金がとにかく必要だから時間をお金に換えるということで、時給制のアルバイトやパート、日雇いの仕事などに取り組むのもやむを得ないかもしれません。
しかし、ダブルワークは時間も体力も気力も削られていくので、ずっと続けるのは厳しいのではないかと思います。単純に時間をお金に換えているだけの副業は、家計がピンチの時以外はなるべく避けましょう。
将来につながる副業を
可能であれば、自分の能力を活かしたり、あるいは自分の能力を高めたりすることができる副業で、将来もお金を生み出してくれる可能性がある副業に取り組んだ方が長い目で見て良いと思います。アルバイトやパートも良い経験にはなって自分の成長にはつながると思いますが、将来に役立てていくという点では難しい部分もあります。
本業の存在を前提とすると副業はあくまで「本業」に対して「副」なので、時間をかけ続けないといけないものだと手間や労力が分散し続けてしまって継続が難しいことから、副業が何かの蓄積になるような仕組みを作ることが大切です。
ここでは資産運用や投資は副業とは違うものとして説明していますが、資産運用や投資のように自分が副業で行ったことが何かの蓄積になって将来もお金を生み出してくれるような副業ができると、将来につながっていくと思いますし、本業と両立させやすいのではないでしょうか。