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30代で起業するメリットとデメリット

記事作成日:2019年1月15日

30代で起業するメリットとデメリット、有利なことと不利なことについてです。30代は起業に比較的向いている時期であると考えられます。業務の知識・スキルや経験があることや、資金の準備がしやすいこと、体力や気力があることなどから、起業に向いているのです。一方で、30代は結婚・出産・育児など家族関係の重要なイベントの時期と重なるため、起業という選択をしづらい時期でもあります。

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30代で起業するメリット

30代で起業するメリットとしては、業務の知識・スキルや経験があること、精神的に安定してくること、資金を準備しやすいこと、体力や気力がまだあることなどが挙げられます。

30代は業務の知識・スキルや経験がある

30代になると大学などを卒業して働き続けた場合には、10年前後社会人として仕事をしていることになります。そのため、仕事の全体の流れや商品知識、業界知識などの業務の知識・スキルや経験があります。そのため、起業をする場合に知識や経験を生かすことができ、失敗する確率を減らすことができます。何も知らないよりは、ある程度経験があった方が仕事は上手くいきやすくなるのです。

30代であればある程度の貯金がある

起業を見据えて20代からお金の準備をしていた場合、30代になるとある程度の貯金ができているはずです。そのため、開業資金を準備しやすいですし、起業してからしばらく売り上げが経たなくても手持ちの貯金を生活費として取り崩すことで耐えることができます。

起業は軌道に乗るまで耐えられるかということが大事ですが、資金が豊富にあれば起業が成功する可能性が高まるのです。

30代であれば人脈を得ている場合がある

30代になると起業に役立つ人脈を得ていることがあります。会社員として勤めた会社内にできた人脈は直接的には起業に役立たないこともありますが、社外の取引先などの人脈が起業の役に立つ場合もあります。また、会社員の仕事は関係しない部分で起業を見据えて社外に人脈を広げて起業に役立てることができる場合もあります。

30代は精神的に安定してくる時期

30代は20代と比べると精神的に安定してくる時期となります。そのため、勢いだけではなく、冷静に物事を見ることができるようになり、深みがある行動ができるようになります。耐えなければいけない場面で感情をあらわにしないで耐えられるようになりますし、問題が発生した場合でも冷静に対処できるようになるのです。

30代は体力や気力がまだある時期

30代になると20代の頃よりは体力や気力が落ちてきたと感じることがあるかもしれませんが、それでも仕事をしていく上での体力や気力がまだあって相対的に充実している時期となります。20代のような無理はできなくても、30代であれば体力や気力がまだあるため、起業をするのに向いているのです。起業をすると忙しくなるため体力が必要になりますし、精神的にも乗り越えていかなければいけないことが沢山あります。

30代は役職を得て管理や指導の経験を得ていることがある

30代になると、会社の中で役職を得て、チームを率いて管理や指導などマネジメントの経験を得ていることがあります。小さなチームや少人数の部下であったとしても、自分が組織を動かすという経験をするため、起業をする際に経験を活かすことができます。起業をして人を雇うような場合にはマネジメントの経験が役に立つのです。

30代は失敗してもやり直しがしやすい時期

起業は上手くいくこともあれば失敗することもあります。失敗した時に30代であればまだ再起しやすい時期であると言えます。30代であれば起業をあきらめた場合でもそれなりの条件で再就職することも可能ですし、体力や気力が比較的充実した時期なので再度起業に挑戦することも可能です。30代後半になると再就職は厳しくなってきますが、40代になるよりはまだ会社員の道に戻りやすい時期なのです。

30代であれば人生でやりたいことが見えていることがある

20代の場合には人生で何をやり遂げたいのか、どんなことが自分に合っているのかが良く分からず、模索することがあります。一方、ある程度社会人経験を積むと、自分が何をやりたいと思っているのか、どんな人生プランをもっているのか、どんなことに適性があるのかということが自分なりに見えてくることがあります。もちろん、それが正しいとは限りませんが、あれこれ悩むよりは、はっきりとした将来の目標があった方が起業の意欲を高めやすくなります。

30代で起業するデメリット

30代は結婚・出産・育児といった人生の重要なイベントの時期と重なります。そのため、家族との関係で起業に踏み出しづらい状況となってしまうことがデメリットとなります。

30代は会社員として収入が増える時期なので守りの姿勢になってしまう

会社員として働いて30代を迎えた人の場合、30代はある程度収入が増えてきますし、責任ある仕事を任されるようになるため、現状にある意味満足してしまって守りの姿勢に入ってしまい、起業に踏み出せなくなってしまうことがあります。今の収入を上回れなかったらどうしよう、今の会社員としての仕事を失ってしまっていいのか、ということを思い悩んでしまうことがあるのです。

30代は結婚や出産・育児など家族のイベントが多い時期

30代は結婚したり、自分や配偶者が出産したり、育児をしたりなど、家族関係のイベントが多い時期になることがあります。これから結婚をする、(自分や配偶者が)出産をする、子育てをするという場合には、なかなか起業という大胆な選択を取りづらくなってしまうことがあります。もし失敗したら収入が途絶えてしまう、家族に迷惑をかけてしまうという気持ちが出てしまい、起業に踏み出すことができなくなってしまうことがあるのです。

30代は会社員として忙しくなる時期なので時間が作りづらい

会社員として働きながら起業の準備をする場合には、30代では時間が作りづらいことがあります。30代になると会社員としてそれなりの業務経験を積み、会社でも比較的重要な仕事を任せられるようになるため、会社員として忙しくなることがあります。忙しくなると平日(仕事がある日)の夜は残業で帰りが遅くなりがちですし、土日(仕事がない日)は体を休めるか家族サービスに時間を使うことになり、起業の準備の時間が捻出できないことがあるのです。

まとめ

  • 30代の起業のメリットは、業務の知識・スキルや経験があるためこと、資金を準備しやすいこと、体力や気力が比較的充実していることなどがあります。
  • 30代の起業のデメリットは、結婚・出産・育児など人生の重要なイベントと重なってしまうことなどがあります。

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【30代で起業するメリットとデメリットの記事は終わりです】

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