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友達と一緒に起業するメリットやデメリットと注意点

記事作成日:2018年12月14日

友達と一緒に起業するメリットやデメリット、友達と一緒に起業する場合の注意点についてです。友達と一緒に起業することは、仲間がいて楽しそうに思えますが、実際には意見対立などが起きてしまい上手くいかないことも多いです。どれだけ仲が良くても友達は自分とは違う人なので、考え方や意見は違ってくるのです。

友達と一緒に起業することはあまりお勧めできない側面もありますが、それでも友達と一緒に起業するという場合には、友達とよく話し合い、すれ違いを生まないように気を付けることが大切です。

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友達と一緒に起業すると成功しづらい

友達と一緒に起業すると、友達と起業の苦楽を共にできて楽しそうに思えるかもしれませんが、現実は厳しくなかなか上手くいかないことも多いです。友達と一緒に起業した場合、報酬の分配や経営方針・役割分担、仕事の進め方などで揉めてしまい、人間関係が崩壊してしまうことがあります。

仲が良い友達であっても、自分と同じではない、別の人間であるため、意見の対立がどうしても生じてしまうことがあるのです。話し合いなどで上手く解決できない場合には、関係が終わってしまうことも多いのです。

そもそも、一人で起業するのが不安だからというような気持ちで友達などを巻き込んでいるような場合は、起業に対する覚悟が足りないため、上手くいかないということがあります。

友達と一緒に起業するメリット

友達と一緒に起業するメリットについてです。友達の存在が励みになること、相談相手ができること、業務を分担できること、体調を崩しても助けてもらえることなどがメリットになります。

友達の存在が励みになる

友達と一緒に起業するメリットとして友達の存在が励みになるということが挙げられます。誰かが近くで見ていることで、頑張らなくてはという気持ちになりやすくなるのです。もし誰も見ておらず、一人で起業した場合、さぼろうと思えば好きなだけさぼることができますし、仕事で成功しても成功した喜びを共有できる相手がいません。

友達が経営の相談相手になる

友達と一緒に起業すると事業を進めていく上で出てきた悩みを一緒に起業した友達に相談することができます。自分だけではなかなか解決策が思い浮かばないようなことについて友達の知恵を借りることができるのです。一人で起業した場合は基本的にすべて自分で判断して決断していかなければいけません。

孤独感を感じない

経営者は孤独だとよく言われます。経営者は事業の一切のことを自分で抱え込んで、自分が決めていかなければいけないからです。事業からの利益を得ることができますが、同時に事業の責任も負います。経営に参加していない家族や友人に相談することもできますが、第三者では理解してもらえないこともあります。しかし、友達と一緒に起業していれば孤独感を感じづらいのです。

友達と業務を分担できる

友達と一緒に起業すると経営者としての業務を友達と分担することができます。時間や体力・気力には限界があるため、人間一人ができることには限界がありますが、友達と一緒に起業することでお互いに協力して業務を分担でき、経営者としてできることの範囲が広がることがあります。時間や精神的にゆとりを持ちやすくなることがあるのです。

体調を崩しても友達に助けてもらえる

友達と一緒に起業すると、万が一体調を崩した場合など一時的に業務を離れなければいけなくなった時も補ってもらうことができます。一人で起業した場合には自分が業務に関われなくなってしまうと業務が全面的に止まってしまいますが、友達と一緒であれば助けてもらうことができるのです。

友達と一緒に起業するデメリット

友達と一緒に起業するデメリットについてです。自分一人で起業する場合とは違って、自分の思い通りにならない場合があること、友達と経営を巡って揉める場合があること、仕事の進め方などを友達と合わせる必要があることなどがデメリットとなります。

自分の思い通りにできないことが出てくる

友達と一緒に起業すると全てが自分の思い通りのままという訳にはいかなくなります。一緒に起業した友達の意見も尊重しなければ人間関係にひびが入ってしまいます。そうなると、せっかく起業したのに、自分が思った通りのことができずに、起業した意義を見出しづらくなってしまうことがあるのです。

報酬や経営方針・役割分担などで友達と揉めることがある

友達と一緒に起業して上手くいった場合、報酬をどのように分けるか、経営方針や役割分担をどうするかで揉めやすくなります。事業の立ち上げの時点ではまず事業を軌道に乗せなければという思いから同じ目線で仕事に取り組むことができるのですが、上手くいき始めてくると思惑がずれてくることがあるのです。

相手よりも自分の方が貢献している、相手は自分ほど仕事で成果を上げていない、というような気持ちを持ってしまうと揉め事となってしまうことがあります。

上手くいかないと責任の押し付け合いになることがある

友達と一緒に起業して失敗してしまうと、責任の押し付け合いになってしまうことがあります。人間関係も修復できないほど険悪な状態に陥ってしまうことがあります。起業をするためには、ある程度お金と時間を投じなければいけませんが、上手くいかなかった場合お金や時間を無駄にしてしまったと感じてしまい、一緒に起業した相手に対して責めるような感情が生まれてしまうことがあるのです。

仕事のやり方や時間の使い方を友達と合わせる必要がある

友達と一緒に起業すると、仕事のやり方や時間の使い方を友達と調整して合わせる必要があります。自分一人であれば好きな時間に仕事を始めて、自分の思う通りの仕事の進め方をしても良いのですが、友達と一緒に起業すると相手の考え方や都合に合わせなければいけなくなります。そのため起業の自由度が低下してしまうのです。

友達に遠慮して意見が言えなくなってしまう

友達と一緒に起業した場合、相手への配慮が行き過ぎてしまうと、経営上の問題が生じても友達への配慮から意見が言えなくなってしまい、重大な問題の解決策を効果的に打てなくなってしまうことがあります。

明らかに友達の仕事の進め方に問題があるのに、友達の気分を損ねないようにアドバイスすることを躊躇ってしまうような場合があるのです。

お互いに意見を押し付けて喧嘩になってしまう

友達と一緒に起業した場合、お互いに自己主張が強すぎると、自分の意見が絶対に正しいと譲らなくなってしまい、お互いに自分の意見を押し付けようとして喧嘩になってしまうことがあります。

起業をするだけの情熱がある人はそれなりに自分の意見を持っているため、自己主張が強くなってしまう場合があります。相手の意見を聞いて調整することができなければ、折り合うことができなくなってしまうのです。

状況が変わるとお互いの考えや気持ちがずれてくる

友達と一緒に起業すると、最初の頃は同じ考え方や気持ちを共有していても、徐々にずれてきてしまうことがあります。例えば事業をそれほど大きくしなくても良いというような考え方と事業をもっと拡大したいというような考え方の違いが出てきたり、力を入れたい事業分野についても意見のずれが出てきてしまうことがあります。

考えや気持ちがずれてくると、お互いの話し合いが上手くいかなくなってしまった場合には仲違いの原因となってしまい、関係が壊れてしまうことがあるのです。

友達の仕事に対する情熱や仕事の能力が分からないことがある

友達と同じ職場で働いているような場合などでは友達の仕事に対する情熱や仕事の能力がはっきりと分かりますが、同じ職場で働いたことがなく、単に仲が良いといったような場合には友達の仕事に対する情熱や仕事の能力がよく分からないことがあります。

思っていたよりも仕事に対する意欲が低かったり、仕事の能力が低かったりすることがあるのです。そうなると、相手の仕事に対して不満が強まってしまい、相手の仕事への不満からお互いの役割分担や報酬の分配などで意見の対立が生じてしまうことがあります。

友達と一緒に起業する時の注意点

友達と一緒に起業することは上手くいかないことも多いですが、それでも一緒に起業したいという場合にはよく話し合うことが大切です。自分と友達は違う人間なので、考え方や意見は当然違うからです。

相手は分かってくれていると思い込まない

友達と一緒に起業する時はどれだけ仲が良い相手でも、相手は自分のことを分かってくれている、理解してくれていると過信しないことが重要です。相手が分かってくれていないかもしれないというように考えて、大切なことは口に出して丁寧に友達に説明することが重要です。言わなくても分かってくれるというのは誤解を招く元になります。自分と友達は別の人間なのです。

友達とよく話し合う

友達と一緒に起業をするのであれば、起業を始める前はもちろんですが、起業してからもよく話し合うようにすることが大切です。お互いの状況や意見を共有して誤解やすれ違いを生み出さないように細心の注意を払うことが大切です。報酬をどうやって分けるか、経営方針や役割分担をどうするかなどは事前に決めておくだけでなく、時折お互いに考えにずれが生じていないか確かめることが大切です。

お互いが守るルールを決めておく

友達と一緒に起業する場合は、お互いが守るべきルールを事前に決めておいて、一緒に決めたルールはお互いがきちんと守るようにしましょう。仕事をする時間、仕事のやり方、職場で守るべきルール、お互いの接し方、報酬の分配、役割分担などお互いが納得できるように話し合って決めるようにしておきましょう。

意見が違っても人格を批判しない

違う人間なので人間が集まれば意見が違ってくることがあるのは当然です。意見の違いは当たり前であって、非難されるようなことではないということを忘れないようにしましょう。意見が違って対立してしまった場合に、意見を批判するだけにとどまらず、相手の人格まで批判・攻撃をしてしまうことがありますが、人間関係を壊してしまうので止めておきましょう。

意見の違いがあっても、人格を批判してはいけません。

お互いに相手の立場を理解し尊重する

友達と一緒に起業する場合は、相手の立場を理解し尊重するように心掛けることが大切です。相手の意見を頭ごなしに否定するのではなく、相手の考えを傾聴し、理解しようと努め、尊重するようにすることが大切です。

もちろん、遠慮しすぎてしまって何も言えなくなってしまうは問題ですが、一緒に起業しているのですからお互いが意見を出し合って、良いところを上手に組み合わせていくことが大切です。

相手の性格や能力を見極める

友達と一緒に起業をする場合は、友達の性格や仕事の能力を事前に把握する努力をすることが大切です。一緒に遊ぶ時は仲良く楽しめても、一緒に仕事をすると上手くいかないことがあるからです。プライベートの友達と、仕事をする時の友達は同じではありません。起業の準備段階などで友達の仕事に関係する性格や仕事の能力に疑問を持った場合、立ち止まる勇気も必要です。

起業に対する考えが甘くないか自問自答する

友達と一緒に起業したいと思う気持ちの背景には、起業に対する不安があることがあります。自分一人では上手くいかないのではないか、誰かに助けてもらいたいというように思っていることがあるのです。起業に対する覚悟ができておらず、甘い考えがどこかにある場合には、起業が上手くいかないことがあります。自分の起業に対する考えが甘くないか自問自答し、覚悟が足りないのであれば考え直すことも必要です。

まとめ

  • 友達と一緒に起業すると、友達の存在が励みになる、相談相手ができる、業務を分担できるなどのメリットがあります。一方で、自分の思い通りにならないことが出てくる、揉めてしまうことがある、相手に合わせる必要があるなどのデメリットもあります。
  • 友達と一緒に起業すると上手くいかないこともありますが、友達は自分とは別の人間なので、よく話し合ってお互いに理解を深めることが大切です。言わなくても分かってくれるというように思い込まないことが大切です。

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【友達と一緒に起業するメリットやデメリットと注意点の記事は終わりです】

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