会社の仕事が自分の人生を壊すなら会社を辞めた方がいい
記事作成日:2018年7月30日
会社で働くことによって、収入を得られ、やりがいを感じ、幸せな人生を送ることができる人がいます。一方で、会社で働くことによって、仕事をすることによって、自分の人生が上手くいかなくなってしまうことや、自分の人生が壊れてしまうことがあります。もし、会社で働くことで自分の人生がおかしくなってしまっているなら、我慢せずに会社を辞めた方がいいことがあります。
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一番大切なのは自分の人生
会社員として働くことで様々なものを得ることができます。収入、社会とのつながり、社会への貢献、人間関係、仕事の知識や技能、やりがいなど様々なものを働くことによって得ることができます。会社員として働くことは現代社会で生きていくための最も一般的な方法です。
しかし、会社は絶対的なものではありません。様々な価値観があるため、会社がすべてという考え方も一つの考え方ですが、多くの人は会社のためだけに生きているのではなく、自分や自分の大切な人・家族のためにも生きているのです。そして、多くの人にとって自分よりも会社が大切だということはないはずです。
自分の人生が充実して始めて、会社に貢献できるはずなのです。しかし、会社員として働く間にいつの間にか感覚が麻痺してしまって、会社に迷惑をかけられない、自分が悪いんだというように思い込んでしまい、自己犠牲によって会社に貢献するようになってしまうことがあります。
しかし、多くの人にとってまず大切なのは、自分の人生や自分の大切な人であるはずです。自分の人生を犠牲にしてまで会社に尽くしたいのでしょうか。会社が儲かるということは会社の経営者が儲かる、株主が儲かるということですが、自分の人生をすり減らしてまで会社の株主や経営者に設けてほしいのでしょうか。
まず、自分が幸せになれることが前提で、その上で会社に労働力を提供し、賃金という対価を得るのではないでしょうか。
自分の人生が狂うくらいなら会社を辞めてもいい
会社で働くことによって生きていくための収入を得ることができます。ほとんどの人にとって生きていくために働くことはとても重要です。しかし、会社で働くことによって自分の人生が狂ってしまうのであれば、無理して会社で働くことを続けてはいけないことがあります。
典型的なものが長時間労働やパワハラ、セクハラ、職場でのいじめや嫌がらせです。まず、長時間労働で働きすぎてしまうと、体や心の健康を損ねてしまうことがあります。毎日が自宅と職場の往復になってしまい、家に帰れば疲れて眠ってしまい、休日も疲れをとるためにほとんど何もできないか、ひどい時は休日出勤を強いられてしまいます。休日出勤までいかなくても、業務連絡で心が休まらないこともあります。
パワハラやセクハラ、職場でのいじめや嫌がらせは心を壊してしまう可能性があります。まともな職場であれば、お互いを尊重して仕事ができますが、職場によっては人格否定の暴言を吐かれたり、無理難題を押し付けられたり、過剰な業務を課せられたりします。人間関係がこじれていじめや嫌がらせを受けることがあります。
職場では上司と部下、あるいは先輩と後輩の上限関係があり、指揮命令系統があるため、自制が効かなくなってしまうと、横暴な態度をとる人が出てきてしまうのです。
また、著しく低い賃金で働かされる、安全ではない環境で働かされる、良心に反するような業務を命じられるなどの場合もあります。
会社で働くことで、体や心の健康を損ねてしまったり、自分の時間を持てなくなったり、家計が苦しい状況に追い込まれたり、他の人を陥れることを強いられたりするなど、何かおかしいと感じることがあるのであれば、改善を試みても上手くいかない場合、会社で働き続けるのではなく、辞めることを考えても良いのです。
辞めるためには準備と計画が必要
自分の人生がおかしくなってしまうのであれば、会社を続ける意味はありません。しかし、衝動的に辞めると、稼ぐことができなくなってしまい、生活に困ってしまう恐れがあります。
もちろん、生活に困ってしまうから会社を辞められないと思うと悪循環に陥ってしまいます。悪質な場合、辞めたら稼げなくなるかもしれない、仕事が見つからないかもしれないという労働者の不安につけ込んで引き留めを行うこともあります。
そのため、いつでも辞められるような準備と計画が大切になります。退職してもしばらくは何とかなるように貯金をしておく、貯金が足りないなら家族などの支援を受けられるようにする、雇用保険の手続きを知っておく、できれば在職中に次の仕事を見つけておく、というようなことが重要です。
会社を辞めるためには、辞めた後のことも考えておくことが大切です。どうやって稼いでいくのかということはとても大切です。会社を辞めた後は、短期的には退職金(ある場合)や雇用保険の失業手当(基本手当)、貯金などが生活資金となります。
ただし、必ずしも起業や独立を推奨しているわけではありません。人には向き不向きがあるため、起業をすることで幸せになれる人と、会社員として働くことで幸せになれる人がいるからです。性格や置かれた状況によって望ましい選択肢は違ってきますので、自分に合った選択肢を模索することが大切です。
もちろん、世の中には様々な仕事があるため努力すれば再就職・転職できることも多いですし、本当に困れば失業保険(基本手当)や生活保護など公的な支援もあります。そのため、本当に体や心がおかしくなりそうであれば、人生を壊してしまう前に、辞めなければいけないこともあるのです。
仕事よりも自分の幸せの方が大切
多くの人にとって仕事よりも自分の幸せの方が大切なはずです。公的な仕事で自分を犠牲にしても人助けをするというようなとても尊い仕事などは異なる考え方もできますが、多くの人は仕事のために自分の人生が犠牲になってもいいとは考えないはずです。
仕事は生きていくためにとても大切なものです。しかし、仕事よりも大切なものもあります。自分や家族の幸せ、自分の命や健康はほとんどの人にとって仕事よりも大切なはずです。
責任感がある人ほど、自分を追い込んでしまうことがありますが、会社や仕事のためではなく、自分のために生きているということを忘れないようにして、まず自分の幸せがあって、自分が幸せになるからこそ会社や仕事で働き続けられるということを意識することが大切です。
もちろん、会社での仕事は楽しいことばかりではありませんし、組織の中で我慢しなければいけないこともあります。嫌なことをすべてやらないという訳にはいかないこともあります。生活のため、収入のためには、望まなくても果たらなかなければいけないこともあります。
しかし、自分の人生を壊してしまうような働き方だけは避けなければいけません。自分の人生を失うような働き方はしてはいけませんし、自分の人生がおかしくなるのであれば会社を辞めることを考えた方が良いでしょう。
まとめ
- 会社で働くことは生きていくために重要ですし、仕事を通じてやりがいを感じたり社会とのつながりを得たりすることができます。しかし、体や心の健康を損ねるなど会社で働くことによって自分の人生がおかしくなるのであれば、自分の人生を壊す前に会社を辞めた方が良い場合があります。
- 多くの人は会社のために生きているのではなく、自分のために生きているからです。自分の人生が壊れてしまう、おかしくなってしまうと感じるのであれば、我慢して働き続けようとするのではなく、辞めることを考えてみましょう。もちろん、辞めた後のことも考えておく必要があります。