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フロービジネスとストックビジネスの特徴と違い

記事作成日:2015年12月31日

ビジネスの特徴としてフロービジネスなのかストックビジネスなのかと分ける考え方があります。お客さんとの関係がいったん終わるのか、継続するのかということが違います。ストックビジネスはストックが積み上がるまでが辛いですが、ストックが積み上がると収入が安定し、より多くの利益が期待できるようになります。

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フロービジネス(フロー型ビジネス)の特徴

フロービジネスとは

フローとは英語のflowから来ていて流れという意味です。フロービジネス(フロー型ビジネス)とは1回の取引でお客さんとの関係が(一旦)終わってしまい、継続的な売上を上げることができないビジネス形態です。流れていくものなので貯まることがありません。もちろん継続的に購入してくれるお客さんもいますが、その都度取引が発生して物やサービスと代金を交換したら一旦関係性が終了します。次の購入を約束しているわけではありません。スポット、単発の売上なのです。

経営の面から見たフロービジネスの特徴

経営者の側から見ると、売上を上げるために継続的に手間暇かけてお客さんを獲得しなければいけません。そのため、ずっと全力で走り続けることが求められるわけです。販売活動をやめた瞬間売上がなくなるのです。

また、売上を上げられるかどうかはその場その場にならないと分からないので、景気などの外部環境にも左右されやすく、変動しやすいという特徴があります。ただし、販売活動に力を注ぐことによって売上を急速に成長させることも可能です。

フロービジネスの例

小売業

多くのビジネスがフロービジネスと考えることができます。例えば小売業を考えてみると分かるのですが、物を販売してお金を受け取るわけですが、1個販売したら1個分のお金をもらうことはできません。2個分のお金をもらいたいならもう1個労力をかけて売らなければいけません。

飲食業

飲食業も同じです。定食屋さんを想像してみてください。定食を提供すれば代金をもらえますが、1つの定食で1つ分のお金しかもらえません。2つの定食分のお金がもらいたければもう一つ定食を作って、提供しなければいけません。売り上げに比例して、手間が増えていくのです。

会社員として働くこと

会社員として働くことはフロービジネスに近いといえます。会社員は労働を会社に提供する代わりに、給料をもらいます。会社員にとっての商品は労働で売り上げは給料ということになります。労働を続けて役職が上がっても労働の提供を止めたら、給料はもらえなくなってしまいます。

ストックビジネス(ストック型ビジネス)の特徴

ストックビジネスとは

ストックとは英語のstockから来ていて貯蔵、蓄え、蓄積といったような意味があります。ストックビジネス(ストック型ビジネス)とは、蓄積するビジネスということですが、1度お客さんとの取引が始まると関係が続き、継続的な売上を上げることができるビジネス形態です。1度の契約で固定収入が毎月入るようなビジネスです。

経営の面から見たストックビジネスの特徴

経営者の側から見ると、取引を始めるために契約を取る努力する必要がありますが、契約後は維持管理コストが抑えられるため固定収入を積み上げていくことができます。

そのため、最初は全力を出さないといけませんが、契約を維持する段階になったら全力でなくても良くなり、他の事をする時間ができます。つまり更にストックする時間ができるのです。また、売上も安定させやすいという特徴があります。ただし、ストックが積み上がるまでは売上が伸びないという特徴もあります。

もちろん一度契約したお客さんでも、契約期間があったり、途中解約されたりするリスクがあるため、契約後も満足度を高めるための努力は必要です。

ストックビジネスで注意すること

ストックビジネスで気を付けなければいけないのは、積み上げが特定の商品・サービスやお客さんに偏り過ぎてしまうことです。

頼りにしている商品やサービスが時代の移り変わりや好みの変化、技術革新などによって陳腐化してしまった時に特定の商品・サービスの積み上げに売上を依存していると、売上が急減するリスクを抱えることになります。

また、特定のお客さんに依存していると、そのお客さんとの関係性が悪化すると事業が破綻する可能性があるほか、お客さんに足元を見られて言いなりになってしまうようなリスクもあります。

ストックビジネスの例

大家さん

ストックビジネスの典型が不動産賃貸業、つまり大家さんです。事務所でも住宅でもいいのですが、大家さんは不動産を持っています。不動産を借りてくれる人がいれば毎月賃料や家賃が入ってきます。借りてもらうための営業活動は必要ですが、一度入居してもらえば毎日営業活動をする必要はありません。

銀行業・保険業

他のストックビジネスの例には銀行業や保険業があります。銀行はお金を貸し付けて利息を得ることによって利益を出しています。長期の貸し付けとして最も分かりやすいのが住宅ローンです。住宅ローンを一度借りてもらえれば、長い場合には35年もの間にわたって銀行は利息を受け取ることができます。まさにストックの積み上げです。住宅ローンを貸している間は貸し倒れにならないように気を付ける必要はありますが、住宅ローン残高の維持・管理コストは切り詰めることができます。

保険も同じで長期契約の生命保険の契約が取れれば、保険料収入から利益が得られることになります。

投資運用業

投資信託を運用する投資運用業も典型的なストックビジネスです。投資信託を運用する投資運用業者は投資家の資金を運用しますが、投資信託のコストである信託報酬は運用の成果に関わらず残高に対する料率で決められていることがほとんどなので、運用金額が増えるほど、収益が増えることになります。

個人の資産運用・投資

ビジネスと呼ぶのは適切ではないかもしれませんが、個人の資産運用や投資はストックビジネスと同じ効果を持っています。自分が労働しなくてもお金がお金を稼いできてくれるのです。

会費・顧問制ビジネス

フィットネスクラブなどの会費制ビジネス、弁護士事務所の顧問料の部分などはお客さんの数に制約がありますが、ストックビジネスの形態であると考えられます。フィットネスクラブは利用しても利用しなくても月の会費を支払う仕組みになっています。弁護士との顧問契約も同様で、顧問料が継続して発生します。

インフラ関連業

電気業やガス業、水道業、電話などの通信業などもインフラ網を整備すれば、契約者を獲得すると継続的に収入が得られるためストックビジネスです。

フロービジネスとストックビジネスの違い

繰り返しになりますが、フロービジネスはお客さんとの取引はその都度完結しますが、ストックビジネスは取引が継続するという点がフロービジネスとストックビジネスの違いです。その結果、ストックビジネスは売上が安定しやすい一方、フロービジネスは売上が安定しづらいという違いが生じます。

まとめ

  • フロービジネスとは、1回お客さんを獲得しても1回で取引が終わってしまうため、新たなお客さんを探さないと継続的に売り上げが得られないビジネスのことです。
  • ストックビジネスとは、1回お客さんを獲得できれば継続的にそのお客さんからお金がもらえるビジネスのことです。

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【フロービジネスとストックビジネスの特徴と違いの記事は終わりです】

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