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大企業で働くデメリット

記事作成日:2016年4月4日

大企業で働くことのデメリットについてです。大企業でのデメリットの1つは人事異動や転勤です。自分が意図しないのに職場が変わってしまう可能性があるため、人生設計が非常に難しくなってしまいます。また、裁量や自由度が低いということも大企業で働くことのデメリットです。社内競争は激しく、出世にも通常時間がかかります。

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大企業で働くことのデメリット

大企業で働くことのデメリットについてです。

人事異動や転勤がある

大企業の最も大きなデメリットは、自分の意思どおりにならない人事異動や転勤があることです。大企業の場合には数多くの部署があり、幅広い業務を行っているため、自分がやりたいと思う仕事とそうでない仕事がどうしても出てきます。

人によっては自分が望む仕事をすることが出来る部署ではなく、希望しない部署に異動させられてしまうことがあるのです。さらに地域を越えて異動する場合があります。つまり転勤です。マイホームを買ったら地方転勤を命じられたというようなことは昔から言われていますが、全国に事業所がある企業に勤めると転勤の可能性が飛躍的に高まり、人生設計がしづらくなってしまう場合があります。

更に近年では企業のグローバル化に伴い国を超えた異動もありえます。つまり海外への転勤です。人によっては希望する生活スタイルと合わない場合もあるので、大企業での人事異動や転勤はデメリットの1つであると言えます。

業務の一部分を担当し全体像が見えづらい

大企業の場合には、担当ごとの業務の分担がはっきりしていて、業務の全部を担当することばかりではなく、業務の一部分を担当することがあります。自分だけで完結する仕事ではなく、自分の前、後あるいは両方に別の担当者がいて、流れ作業で業務が進められる場合があります。

その場合には、業務の全体像が見えづらく、仕事の意義が分かりづらかったり、改善点が見えづらかったりします。また、大企業では情報管理も厳格に行われている場合が多く、部署間での情報のやりとりが活発でない場合があるため、分業が進んでいる場合には自分の担当範囲しかよく分からず、全体像が見えづらくなることがあります。

特定の業務だけを担当し業務経験が偏る場合がある

大企業の場合には分業が進んでいるため、業務の全体ではなく一部分を担当することが多くなります。大企業での勤務年数が長くなっても、ごく限られた業務しか担当しない場合があり、幅広い経験や知識が身に付かず、つぶしがきかない人材になってしまうことがあります。

つまり、企業固有のスキルは身に付いても、他の企業では役に立たないスキルしか身に付いていないことになってしまい、転職などが難しくなってしまうことがあるのです。

組織的な仕事で裁量が小さい、自由がない

大企業の場合には組織体制がしっかりしていて、意思決定の仕組みがちゃんと決まっています。そのため、物事を進める場合には独断で行うことはできず、何人にもお伺いを立てて了承を得る必要があります。基本的にはチームプレーとなるので、社内での調整あるいは社外との調整が多くなります。そのため、尖った意見は丸まっていき、ユニークなアイデアは日の目を見る前に消えていってしまいます。

仕事の進め方にしても全体の一部を担当することになるため創意工夫の余地が乏しく、マニュアルによって手順も厳密に定められていることが多いため、決まったことを決まった通りにこなすような不自由な場合があります。

社内での競争が厳しい

大企業の場合には同期が何十人、何百人といることが普通です。もちろん退職していく人も多くいるため、社内に残ること自体が出世のためにも重要なのですが、たくさんいる同期の中から抜け出さないと出世ができないことが大企業のデメリットです。

社内競争を生き残るため、時間の多くを会社に捧げて夜遅くまで残業したり、土日も休日出勤をしたり接待を行ったり、業務後に上司と飲みに出かけたりすることになります。社畜という言葉がありますが、大企業ではより当てはまりやすいと言えます。社内での競争が厳しいということは大企業のデメリットの1つです。

出世に時間がかかる

大企業の場合には何千人、何万人という従業員がいますが、各年齢に十分な数の従業員がいるということになります。日本の大企業の多くでは基本的に年功序列で出世することになるため、上の年代の人を飛び越えて出世することは容易ではなく、出世するためには自分の年齢が上がるのを待たなければいけません。

つまり、上の年代の人が抜けていかないと自分が出世できないのです。そのため、30代はおろか、40代になっても管理職になかなかなれないという場合があります。管理職になることには定年退職が近づいているということも大企業では珍しくありません。出世に時間がかかるのが大企業のデメリットです。

規則やルールが細かい

大企業では法令遵守に対する意識が強まっているため、規則やルールがやたらと細かくなっていて神経をすり減らしてしまうことがあります。大企業ではPDCAサイクルの取り組みによって、業務の不備があれば改善策が講じられることになるため、規則やルールの不備があればそれを補うための規則やルールが定められることになります。

例えば、チェックリストに基づいた仕事をすることになっていたけれど、担当者がサボってチェックリストの一部を抜かして仕事を勧めてしまったとします。そうすると担当者がチェックリスト道理にやったかどうかをチェックするためのチェックリストが作られることになるのです。

大企業では規則やルールはどんどんと肥大化していくことになり、時間が経つほど規則やルールは複雑かつ細かくなっていく傾向があります。

自分の努力が成果に結びつきづらい

大企業では基本的に分業制になっていてチームで仕事を進めていきます。自分だけで仕事が全て完結するということはほとんどなく、例えば営業であっても、たくさんの裏方の人が事務作業を通じて営業活動を支えています。

自分の努力が最終的な成果に関係している場合でも、自分の努力がどれだけ成果に結びついているか分かりづらい場合があります。企画や内部事務などのようにそもそも成果を測定しづらいこともあります。大企業では自分の影響力が相対的に小さくなるため、自分の仕事が企業の業績にどのように貢献しているのか見えづらく、歯車のような気分になってしまうという部分があります。

人間関係が深まりづらい

大企業の場合には、人数も多く、人事異動も比較的頻繁に行われることが多いため、人間関係が固定化しない場合もあります。2年から3年で人が入れ替わってしまうような場合もあるため、同じ部署にいる間は人間関係があっても、人事異動で部署が変われば人間関係が途切れるということも珍しくありません。

もちろん必ずしもデメリットとは言い切れずメリットでもあると考えられますが、人によっては人間関係が深まりづらいことが良くないと考える人もいるかもしれません。

経営からの距離が遠い

大企業では経営からの距離が遠くなります。経営者の名前すら良く知らないという場合があります。経営者が何を考えどのような経営を行っているか分からないのが当たり前で、経営者と従業員が直接意見交換をする機会はほとんどありません。

まとめ

  • 大企業で働くことのデメリットの1つに自分が望まない人事異動・転勤があって人生設計をしづらいということが挙げられます。
  • また、大企業では仕事の一部分を担当するため裁量や自由度が少ないということもデメリットです。規則やルールが細かく息苦しい場合があります。

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【大企業で働くデメリットの記事は終わりです】

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