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事務とは何か

記事作成日:2017年1月22日

事務とは、建物内で机に座って行う書類の作成・整理・処理、パソコンを用いた資料やデータの作成・整理・処理、情報やデータの収集・整理、電話・メール・郵便物や来客への応対、会議や打ち合わせ等の日程調整の作業を意味することが多いです。オフィスワークとも呼ばれます。

どちらかと言えば、高度な経営的・政策的な判断を伴わない作業を意味していて、経営・政策判断をサポートするような作業、繰り返される作業、定型的な作業が中心となり、管理者の指導・監督の下で職務遂行に当たることが基本となります。事務の種類によっては特定の分野の専門的な知識やノウハウが必要な事務もあります。また、事務は雑務や庶務に関する作業全般を指すような意味で使われる場合もあります。

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一般事務とは

一般事務とは、通常は特定の専門的な分野の知識やノウハウが必要ない書類の作成・整理・処理、パソコンを用いた資料やデータの作成・整理・処理などの作業を指します。

特定の専門的分野の事務

事務は、○○事務というように事務の前に別の言葉が付いて用いられる場合があり、事務の前についた○○について専門的な作業になります。例えば、医療事務、介護事務、人事事務、経理事務、会計事務、財務事務、総務事務、法律事務、法務事務、特許事務、貿易事務、学校事務、受付事務、営業事務、秘書(事務)などがあります。

ただし、「事務」は幅広い意味で用いられることもある上、仕事の種類や会社によって「事務」が指す範囲は違ってくる場合があります。

医療事務

医療事務とは、病院や診療所・クリニックで、患者さんの受付を行ったり、医療費(診療報酬)の計算を行って会計をしたりする仕事です。医療費の計算について専門的な知識を求められます。

受付事務

医療事務の事を受付事務ということもあります。ただし、受付事務というと、電話などでの受付、受付での受付など多様な意味で使われるため、内容をよく確認する必要があります。

介護事務

介護事務とは、介護施設で介護報酬の計算を行う仕事が中心となります。介護施設によっては介護を受ける人への応対を行う場合があります。

人事事務

人事事務とは、企業の人事部などで行う人事に関する事務で、給与、労働保険や社会保険、年末調整や労務管理などに関する仕事を処理することです。個人情報を扱うため、守秘義務が重要になります。

経理事務・会計事務・財務事務

経理事務・会計事務とは、企業の経理部などで日々の入出金や経費の処理、会計データの入力、損益計算書や貸借対照表などの作成などを行う事務になります。財務事務は経理事務・会計事務の意味で用いられることもありますが、財務部での資金管理や資金調達、資金の運用に関する事務を指すこともあります。

総務事務

総務事務とは、企業の総務部などで他の部門に属しないような組織の運営のための仕事全般に関する処理を行う事務になります。小さな会社では人事部や法務部、経理部が行うような事務を担当している場合もあります。

法律事務・法務事務

仕事の意味で用いられる法律事務は、弁護士事務所(法律事務所)で弁護士の業務をサポートする仕事になります。また、法務事務は企業の法務部で企業内の法律関係の仕事を処理したり、弁護士と連絡・調整を行ったりする仕事を指すことが多いようです。

特許事務

特許事務とは、弁理士事務所(特許事務所)や研究開発を行っている企業の知的財産を扱う部門で、特許に関する仕事を処理することを指します。

貿易事務

貿易事務とは輸出や輸入に関する手続き・処理に関する事務を行います。定型的な文章ややりとりが多いですが、英語など外国語の能力か求められる場合が多いです。

学校事務

学校事務とは、各種の学校で先生の教育活動をサポートする事務の事を指します。学校運営に関する仕事を処理することになります。

営業事務

営業事務とは、営業担当者を補助する事務を指していて、営業用資料や請求書・契約書の作成、顧客からの連絡の受付、受注や発注の管理、在庫管理などの仕事を行います。

事務の特徴

事務は会社・組織を支える重要な仕事

事務は書類やデータの作成・整理・処理の作業が中心になりますが、どのような会社・組織であっても必要になってくる仕事です。事務は会社・組織を支える重要な仕事です。専門的な事務であっても、専門業務を支える重要な役割を果たしています。

事務は前面ではなく裏方の仕事

事務は前面に出るのではなく、裏方的なサポートが中心になり、地味に見えてしまうかもしれませんが、事務無くして会社や組織は成り立ちません。

事務はミスに特に注意が必要なことも

どんな仕事でもミスは避けたいところですが、事務の中でもお客さん向けの資料を作成するような場合、お金の計算を行うような場合などは、特にミスを避けなければいけません。事務でのミスは、単純なミス、防ぐことができるミスも多いので、ミスをしないように慎重で丁寧な仕事を行う必要があります。

事務は裁量の余地が少なく定型的な場合も

事務は、繰り返し行われるような作業、定型的な作業になり、自分で判断する裁量の余地が少ない場合があります。いかに決められた手順に従って処理できるか、マニュアル通りに出来るかが求められる場合があります。

事務はできることが基本・当たり前

事務は求められていることが正確にできることが基本で当たり前になります。求められた書類が一部しかできない、部分的にしかできないのでは意味がなく、全部できるのが当然ということになります。そういう意味では、100点か0点かという仕事であるとも言えます。

事務は成果を評価しづらいこともある

事務は処理件数など数値で評価をできる場合もありますが、数値で評価できないような場合もあります。そして、仕事の内容も工夫の余地が少なければ、定型的なことが出来て当たり前の仕事ということになるので、仕事の成果を評価しづらいという特徴があります。

そのため、ミスの件数で評価しようとすると、減点方式になりがちで、意欲を引き出す評価制度になりづらい部分があります。

まとめ

  • 事務とは、建物内で机に座って行う書類やパソコンによる資料やデータの作成・整理・処理の作業を意味します。
  • 事務は、会社組織や別の誰かをサポートするような仕事ですが、仕事の基盤部分を担っていて重要な仕事です。

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【事務とは何かの記事は終わりです】

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