どんな仕事が良いかは仕事を通じて分かる
記事作成日:2015年7月25日
就職活動では、自己分析をしっかりしてやりたいことを見つけましょうというようなことがよく言われます。しかし、アルバイトなどを除けばほとんど働いた経験が無いような人が、働く前に仕事の内容を理解してやりたい仕事を探せるでしょうか。とても難しいことだと思います。就職活動を通じて入った企業での仕事内容が合ってないと感じても仕方がない部分があります。
どんな仕事や働き方が自分に合っているのかは働き始める前に分かるのではなく、働き始めてから分かることもあります。
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仕事はやってみて初めて分かることがある
仕事の面白さや自分に向いている仕事というのは、実際に仕事をやってみて初めて分かることが多いです。事前に情報としては知っていても実際にやるのとでは全く違うことがあります。
やりたいことが見つからなくても、実際に働いているうちにこの仕事は面白いとか、自分に向いているかもしれない、というのが分かってくることがあります。
逆に実際にやったことがないのに、この仕事は面白そうだ、きっと自分に向いているに違いないと思い込むのは危険です。どんな仕事にも苦労する部分があり、一見華やかに見える仕事でも、実は地味な努力の繰り返しで支えられているのかもしれません。
実際に働いて初めて分かることがたくさんあります。
就職活動の人気企業は学生が知っている企業
就職活動をしている学生に対して人気の企業を調べたような調査ではは、一般的に知名度が高い企業や個人向けにビジネスを展開しているような企業が上位にランクインします。学生の時点ではアルバイトを除けば勤労経験が無く、知っている企業と言えば知名度が高い企業か自分が利用したり目にしたりする企業になるからです。
しかし、社会人の転職活動における人気の企業は就職活動での人気の企業と大きく異なっていることが多いようです。社会人として実際に働くことで、企業がどうやって儲けているのか、企業で働くということはどういうことなのか、どういう企業が儲かっているのか、勢いがあるのか、どのような働き方が自分には合っているのかということが分かってくるからだと考えられます。
仕事をすることで、企業や働き方に対する考えが変わっていき、自分の希望が見えてくることがあります。
働くことで専門性が身に付く
大学時代に学んだことと仕事を結び付けようとする人がいます。もちろんそれは大切なことなのですが、大学院で修士号や博士号を取得して研究の仕事に就くといったような場合以外は、大学での専門性というのはそれほど重要とならないことも多いです。
大学で4年間学んだとしても仕事で何十年と働きます。仕事で学ぶことの方が大学で学ぶことより多くなります。大学でも仕事の基礎的な土台を作ることができますが、仕事で必要な専門性は仕事を通じて身に付いていくものです。
大学の時に学んだことを活かすことだけを考えるのではなく、仕事や働くことを広い視野で考えてみましょう。
まとめ
- どんな仕事やどんな働き方が自分に合っているかは仕事を通じてだんだんと分かっていきます。
- 実際に仕事をすることで、どうやって企業が儲けているかや働くとはどういうことかが分かってきます。