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中小企業で働くデメリット

記事作成日:2016年4月4日

中小企業で働くことのデメリットについてです。本記事で紹介する内容は中小企業で相対的に多くみられることを取り上げていますが、全ての中小企業に当てはまるわけではない場合があります。また、個々の企業によって状況は大きく異なるため、ここで取り上げていることが当てはまらず、大企業よりも優れている場合もあります。ご注意ください。

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中小企業で働くことのデメリット

中小企業で働くことのデメリットについてです。

知名度がなく世間体が良くない

中小企業のデメリットの1つに、知名度がないということが挙げられます。知らない人に自己紹介をする場合、同じ業界であっても自分の会社が知られていないことがあり、会社名を名乗っても分かる人はほとんどいないという状況になります。

もちろん勤めている会社の知名度だけが、人付き合いを左右するわけではありませんが、知名度がない企業に勤めているよりは知名度がある企業に勤めている方が気分的には心地良い場合があります。有名な企業に勤めていると、そのこと自体が自信ややりがいにつながる場合もあるため知名度がない、大企業と比べると相対的に世間体が良くない場合があるというのはデメリットといえます。

信用力が低い

中小企業のデメリットとして、大企業と比較すると信用力が相対的に低いことが挙げられます。企業としては資金調達がしづらく、大きな事業を行いづらい、資金繰りに行き詰りやすいなどの問題があります。

また勤める人にとっては、住宅ローンなどお金を借りる場合に中小企業の場合は収入の安定性に欠けるという評価を受けてしまい、思ったように借り入れができない場合があります。借入の審査では収入の多い少ないということだけでなく、勤め先企業の信用力も重要な要素になるからです。不安定な企業であればいつ失業してしまうか分からず、不安で貸せないということになるからです。

雇用や賃金が不安定になりがち

中小企業は大企業と比較すると経営が不安定になりがちです。事業の範囲が狭い事、営業範囲が狭い事、顧客が少ない事などから売り上げは少なく、ある事業が傾く、営業地域が衰退する、主要な顧客が離れてしまうなどの影響から売上が大幅に減少して経営危機に陥ってしまうことがあるのです。大企業であれば、事業のリスクを分散させることができますし、資金に余裕があれば多少の景気変動は乗り越えることができます。

経営が不安定になりやすいということは雇用や賃金が不安定になりやすいということになります。一部の中小企業では、厳密にルールが守られないまま本人が自主的にやめるように仕向けて、事実上解雇を簡単に行ってしまっている場合があります。ただし、大企業でも悪質な退職の勧奨があるので一概には言えません。

給料水準が低い

一般的に中小企業は大企業よりも給料水準が低くなります。退職金制度も大企業と比較すると見劣りする場合がほとんどです。中小企業では、ブランド力がない、大規模化による生産性の改善が図りづらい、事業範囲が狭い、下請け的な仕事になりやすい、組織的な業務運営が行われづらい、人材の計画的な育成が行われない、などの理由から大企業と比較すると収益性が低いことが原因と考えられます。

人間関係が固定化する

中小企業で働くことの大きなデメリットの1つに人間関係が固定化するということがあります。上手くいっている場合には、同じ人間関係の方がチームワークを発揮しやすいという部分はありますが、何かのきっかけで人間関係に亀裂が入ってしまうと逃げ場が無くなってしまい深刻な状況まで悪化してしまうことが多くあります。

大企業であれば部署がたくさんあるので、人間関係が上手くいかなくても人事異動で別の部署に行けば人間関係ががらりと変わってしまうので問題にならないことがあります。しかし中小企業では顔が見える距離感であるがゆえに上手くいかない時のリスクが大きくなります。

仕事の規模が小さい

中小企業は大企業と比較すると売り上げ規模が小さく、経営体力も乏しいという特徴があります。大企業と比較すると1つ1つの事業の規模も小さくなりがちで、1人1人の仕事のスケールも小さくなりがちです。大企業でなければできないような大規模な事業は中小企業単独で担当することは困難で、下請け的な立場でしか参加できません。

事業範囲が狭い

大企業と比較すると中小企業は経営体力が劣るため、経営資源を多く割けないため多角化は難しく、事業の範囲が狭くなりがちです。大企業と比べると、業務範囲が限られてしまい中小企業で経験できる業務の幅はどうしても狭くなってしまいがちです。多様な経験をしたいと思う場合には、中小企業は向いていないことが多いと考えられます。

下請け的な仕事の場合も

中小企業の中には、特定の大企業あるいは中堅的な企業の下請けの仕事のみを受けている場合があります。自らの営業の自律性をほとんど持たないで、特定の企業に依存してしまっている場合があります。

依存している大企業の経営が順調な間は問題ありませんが、依存している企業の経営が傾くと、一緒に経営危機に陥ってしまうことがあります。また、下請け的な仕事は、仕事としても期限に余裕がない、指示が細かく裁量がない、創意工夫の余地が乏しいなどの理由から意欲を保てない場合があります。

ブランド力がない

中小企業の中には、ある分野で世界トップのシェアを持っているような企業もありますが、大半の企業は特別な競争力を持っておらず、ブランド力がありません。そのため、営業をする場合でも企業のブランド力を活かした販売活動は難しく、知られていない、ブランド力がないというだけで、競争上不利になる場合があります。

ブランド力がある大企業であればそれだけで安心感や信頼感につながるのですが、中業企業の場合は安心感や信頼感はゼロから積み上げていかなければならず、営業上苦労してしまう場合があります。

福利厚生制度が不十分

大企業と比べると中小企業は経営に余裕がなく、福利厚生制度がほとんどないということも珍しくありません。特に重要なのが、病気やけがをして長期間休まなければいけなくなった場合ですが、大企業であれば独自の福利厚生制度で休養中でも生活に困るようなことがないようになっている場合も多いですが、中小企業では公的な社会保障制度しか頼りに出来ないという場合がほとんどです。

設備や備品が不十分

中小企業は大企業と比較すると経営的な余裕に乏しく、資金的にゆとりがないため、最新の設備やソフトウェアなどを導入することが難しく、昔の設備を長い期間使い続けざるを得ないことが多くあります。備品も不足しがちで、職場環境としては整っていないことがあります。

人手に余裕がなく休みづらい

大企業でも休暇が取得しづらいということはありますが、中小企業ではバックアップ要因がほとんどおらず、組織的に余裕がある部分がほとんどないため、休暇が取得しづらいということがあります。

人間関係が良ければ、大企業よりも休みやすいという場合もありますが、人手に余裕がないため長期の休みは取得しづらいことが多いです。大企業であれば、人員にゆとりがある場合も多いほか、組織的にバックアップするシステムがあることが多く、人が変わっても業務が進められるような仕組みができているため、休みやすいことが多いです。

組織的ではなく属人的な業務

中小企業では誰がやっても同じような成果が出るように配慮された組織的な業務運営ではなく、個々人の能力に依存した属人的な業務運営が行われます。大企業では業務ノウハウの共有化が進んでいてマニュアルやルールが整備されていたり、教育制度が充実していたりするほか、困った時の支援体制も充実していることが多いため、仕事を組織的に進めることができ、1人で抱え込んでしまってどうにもならなくなるということが少なくなります。

しかし、中小企業では十分にマニュアルやルールが整備されておらず、教育制度もないに等しく、バックアップ体制もほとんどないため、自分が全てを抱え込むことが多くなります。また、組織として仕事をするのではなくその人が仕事をすることになるため、病気やけがで休んだり、退職したりした場合には、仕事が回らなくなって、他の人に代わりができないということがしばしば起きます。

経歴として評価が低い場合がある

日本ではどんな仕事をしたかというより、どんな企業で働いたかということが重視されてしまう場合があります。転職をする場合でも大企業から中小企業に転職することはそれほど難しくなくても、中小企業から大企業に転職することは極めて難しくなります。経歴としての評価が大企業の場合と比較すると高くならない場合が多いことに注意が必要です。

教育制度や人材育成の仕組みがない

中小企業の場合には、大企業のような充実した研修制度や人材育成の仕組みがないことがほとんどです。中小企業の場合は、自分で勝手に勉強してというように放置されてしまうか、他の人のやり方を見よう見まねでなんとか覚えるか、OJTということで仕事をしながら先輩に教えてもらうかということになりますが、手間をあまりかけてもらえない場合も多いです。

中小企業では仕事の幅も狭いため、様々な仕事内容を経験するということも難しいですし、出来る仕事の幅が狭く偏ってしまうことも多いです。

ワンマン社長が経営している場合がある

中小企業の場合には経営に対するけん制機能が働かないため、いわゆるワンマン社長が独善的な経営を行う場合があります。もちろん、意思決定が早く行えるという利点もあり、上手くいっている場合には企業が急成長を遂げることもありますが、ワンマン経営が悪い方向に作用すると、社内の雰囲気が悪くなってしまう場合もあります。

大企業であってもワンマン社長は存在しますが、中小企業の方が規模が小さく、社長の目が届きやすいためワンマン経営の影響を直接的に受けやすいと考えられます。

親族経営の場合がある

中小企業の場合には親族が経営の中心になっている場合があります。親族経営が必ずしも悪いということではありませんが、業務運営が硬直化してしまったり、人事が硬直化したりしてしまうような場合があります。もちろん、大企業でも同様な場合はありますが、中小企業の方が親族経営を行いやすいと考えられます。

法令遵守意識が低い場合がある

大企業の場合、特に上場しているような企業の場合にはマスコミや投資家の目も厳しく、社会的な責任を負っており、法令遵守意識が強く、法令遵守のための組織があったり、マニュアルがあったり、教育制度が整っていたりします。実効性に疑問がある場合もありますが、少なくとも法令遵守のための枠組みが整っています。

一方で、中小企業の場合には、法令遵守という意識がそれほど強くなく、良くない意味で自由な業務運営が行われている場合があります。規模が小さく、監視の目もないため、問題になっていないことがあっても法令に違反するようなことや、グレーゾーンなことをしてしまっている場合があります。自分の身を守るためには、問題がある業務運営に巻き込まれてしまわないように注意が必要です。

まとめ

  • 中小企業で働くことのデメリットは雇用や賃金が不安定で給料水準が低いということが挙げられます。
  • 中小企業では人材育成の仕組みがなく、仕事も属人的になりやすいということもデメリットです。

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【中小企業で働くデメリットの記事は終わりです】

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