人の役に立つ仕事とは
記事作成日:2016年5月26日
せっかく仕事をするなら社会や人の役に立つ仕事がしたいと考えたことがある人は多いと思います。特に社会に初めて出ることになる就職活動では、人の役に立つということを仕事選びの軸にして考えるような場合があります。しかし、仕事とは労働を提供して給与という対価をもらうものですが、対価をもらうことをしているということはその時点で誰かの何かの役に立っているのです。
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人の役に立つ仕事とは
人の役に立つ仕事の代表例として、医師などの医療関係の仕事、警察官など治安関係の仕事、公務員など行政関係の仕事、介護職員など福祉に関する仕事、小学校教諭など教育関係の仕事などが挙げられます。直接的に誰かの役に立ち、感謝されやすいため、人の役に立つ仕事だと実感しやすい仕事です。
医療関係の仕事
医師や看護師など医療関係の仕事は人の役に立つ仕事の代表的なものです。直接、人命に関わる仕事で、命を救うことができる場合もあるため、人の役に立っているという実感がしやすい仕事です。ただし、力及ばず人命を救うことができず、自分の無力さを感じる機会も多い仕事でもあります。
治安・安全に関する仕事
街の治安を守る警察官や火災などの際に救命活動を行う消防士、海難救助を行う海上保安庁の職員、国の防衛や災害救助に関わる自衛官など治安や安全を守る仕事は人の役に立っていると感じやすい仕事の1つです。自分自身も危険にさらされることがある仕事ですが、人に感謝されやすい仕事です。
行政の仕事
中央官庁に勤務する国家公務員や都庁や県庁、市役所や町役場などに勤める地方公務員などの行政機関の職員は人の役に立っているという実感を得やすい仕事の1つです。国や地方の行政運営に関わることになるため、直接的あるいは間接的に役に立っているイメージが持ちやすいと言えます。
福祉関係の仕事
介護・福祉施設での仕事も人の役に立っていることが実感しやすい仕事の1つです。困っている人・体の自由がきかない人に直接手助けをするため、人のためになっていることを感じやすく、感謝の言葉をもらう機会も多い仕事です。社会の高齢化が進むため、今後多くの需要が見込まれる仕事です。
教育関係の仕事
幼稚園や小学校、中学校、高等学校、専門学校、大学などで教育に関わる仕事も人の役に立っていることが実感しやすい仕事の1つです。次世代を担う人を育てる仕事で、子供の成長を見守ることができるため、自分が社会の役に立っているということを感じやすいと言えます。
ほとんどの仕事は誰かの役に立っている
直接的に人の役に立つと感じやすい仕事は、人の役に立つ仕事だというイメージが沸きやすいですが、実はほとんどすべての仕事は人の役に立つ仕事だということができます。
労働を通じて提供する商品やサービスは価値があるもの
会社員として働くことで給与という対価をもらうということは対価がもらえるような価値を誰かに提供しているのです。会社員として直接労働を提供するのは会社の経営者に対してですが、会社は商品・サービスの提供を通じて売り上げを得ます。誰かがお金を支払って商品やサービスを購入するということは商品やサービスに価値を感じているからです。
つまり、誰かの役に立つ商品やサービスを提供している会社で働くということは間接的に誰かの役に立っているのです。
直接的でなくても間接的に誰かの役に立っている
ほとんどの仕事は、直接的でなくても、間接的に社会の誰かの役に立っています。仕事によっては役に立っている人の数が多かったり、少なかったりしますが、それでも誰かの助けになっているのです。
直接商品やサービスを生み出したり、提供したりする仕事ではなくても、総務や経理など会社の内部管理的な事務に携わる場合でも、会社の経営を間接的に支えていることには違いなく、間接的に誰かの役に立っているのです。
逆に人の役に立たない仕事とは
人の役に立たない仕事とは、お金を支払う価値がないような商品やサービスを提供するような仕事です。反社会的な仕事、倫理的に問題がある仕事、人をだましてお金を得ようとするような仕事、誰かの人権を侵害するような仕事などで、役に立つ商品やサービスを提供せず、お金をより多く得ている場合には、人の役に立たない仕事であるといえます。
つまり、受け取っているお金に見合った商品やサービスを提供できないような仕事は、人からお金をだまし取っているような形になり、人の役に立たない仕事になっている可能性があります。
まとめ
- 直接的に人の役に立つ仕事は役に立つ仕事だということが分かりやすいですが、間接的に人の役に立つ仕事もやはり人の役に立っています。
- 人をだましたり傷つけたりするような仕事でなければ、直接的か間接的か、あるいは程度の差はあっても、誰かの役に立っています。そのため、多くの仕事は人の役に立つ仕事だと言えます。仕事を通じて社会に関わることで誰かのためになっているのです。