やりがいがある仕事の特徴と見つける方法
記事作成日:2016年4月23日
やりがいのある仕事とは何でしょうか?せっかく働くならやりがいのある仕事をしたいと思うのは自然な事です。では、「やりがい」とはなんでしょうか?やりがいとは、自分がやる価値があると感じられることですが、自分がやる価値があると感じられる仕事とは何でしょうか?やりがいがある仕事の特徴・パターンとやりがいのある仕事の見つけ方についてです。
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やりがいのある仕事の特徴・パターン
やりがいを感じる部分は人それぞれですが、自分がやる価値があると感じやすい仕事は、自分か自分以外の誰かが何かの形で満足する仕事であると考えられます。好きになれる仕事か、自分が受け入れられる仕事か、やりたい仕事かということが影響します。やりがいを感じやすい仕事には次のようなものがあります。
- 自分が好きな仕事
- 自分の役に立つ仕事
- 自分ができる仕事
- 難しい仕事
- スケールが大きい仕事
- 何かが残る仕事
- 人や社会の役に立てる仕事
- 人に直接感謝をされる仕事
- 自分が必要とされる仕事
- 自分の専門知識や技能が活かせる仕事
- 自分の創意工夫で結果が変わる仕事
- 自分の裁量が大きい仕事
- 独自性が大きい仕事
- 高収入など報酬が高い仕事
自分が好きな仕事
自分が好きなことや興味があること、趣味に関する仕事はやりがいを感じやすいでしょう。自分の趣味がそのまま仕事にあるのであれば、仕事をしているという意識を持たず自分がやりたいことをやっているという感覚になるためです。
自分の役に立つ仕事
仕事をすることが、生活の役に立ったり、自分の将来に役立つような仕事です。仕事を通じて知識や技能を学べるような仕事です。自分に直接的なメリットがあればやりがいを感じやすいでしょう。
自分ができる仕事
自分が成果を上げることができて、自分が出来るということもやりがいを感じるために重要です。自分ではどうやっても成功させられないような仕事や、自分の能力や技能が足りない仕事の場合、挑戦することに喜びを感じられる人はいいのですが、そうれないと、やりがいを感じるよりも先に挫折感を感じてしまうことがあります。
難しい仕事
難しい仕事をやりがいのある仕事と感じるかどうかは人によって大きく分かれます。自分ができる仕事のところでも説明していますが難しい仕事を挑戦しがいがある、やりがいがあると感じる場合と、難しくてできないと感じる場合があるからです。
スケールが大きい仕事
規模が大きい仕事もやりがいを感じやすいです。多くの人の役に立つと感じやすいからです。大規模なプロジェクトに関わる、海外でプロジェクトに関わるといったような仕事はやりがいを感じやすいでしょう。
何かが残る仕事
何かを世の中にのこせる仕事もやりがいを感じやすいと言えるでしょう。建築物を作る、モノを作る、制度を作る、芸術作品を作る、記憶に残るなど、有形のものか無形のものを問わず歴史に名をのこせるような仕事はやりがいを感じやすいでしょう。
人や社会の役に立てる仕事
人のためになる仕事、誰かの役に立つ仕事はやりがいを感じやすいです。お医者さんなど人の命を救う仕事、警察官や消防官など人の安全を守るような仕事など、直接人の命にかかわるような仕事は特にやる価値があると感じやすいと言えます。また直接的でなくても間接的に人や社会の役に立っていると感じることができれば、やりがいを感じられます。
人に直接感謝をされる仕事
人からありがとう、助かったよと感謝の言葉を言われると嬉しいと感じる人が多いです。人から直接感謝の言葉を言われるような仕事はやりがいを感じやすいです。医療や福祉など人命にかかわる仕事や接客に関する仕事は直接感謝の言葉を言われやすい仕事です。
自分が必要とされる仕事
人間には誰かに認められたいという承認欲求があります。自分が必要とされていると感じやすい仕事はやりがいを感じやすいでしょう。誰にでも出来る、機械的な仕事は自分でなくてもいいやと感じてしまうことがあります。
自分の専門知識や技能が活かせる仕事
自分の持っている専門的な知識や技能・スキル、経験が活かせるような仕事はやりがいを感じやすいと言えます。自分でなければだめだ、自分の能力が役に立っている、自分のこれまでの努力が実った、と感じられるからです。
自分の創意工夫で結果が変わる仕事
自分がどれだけ努力してもほとんど仕事の成果が変わらないような仕事は、努力のし甲斐がない、つまりやりがいがない仕事だと感じてしまうかもしれません。自分が頑張ることで結果が変わるような仕事は創意工夫の余地があり、努力しようという気持ちが湧きやすくやりがいのある仕事だと言えます。
自分の裁量が大きい仕事
マニュアル通りに決められた手順ですることが厳密に決められていて、厳しく管理されているような仕事は、誰がやっても同じような事しかできず、結果も変わらなくなります。機械のような仕事になってしまって、自分でなくてもいい、自分は決められたこと以外何もできないと感じてしまいやりがいを感じづらくなります。
自分が自由にすることができる裁量が大きい仕事は、自分の手腕を発揮できるためやりがいを感じやすいです。自らが経営者が個人事業主となる場合、会社などで上位の役割を任されるような場合は、やりがいを感じやすくなります。
独自性が大きい仕事
他の人がほとんどしていないような仕事は、自分しかできない、自分が必要とされてないと感じやすく、仕事に意義を見いだしやすいため、やりがいを感じやすくなります。
高収入など報酬が高い仕事
生きていくためには仕事で収入を得なければいけませんが、収入が高い仕事は自分にとってメリットが大きくやりがいを感じやすくなります。またお金以外の報酬でもやりがいを感じられることがあります。例えば時間が貴重な人は時間に自由がきく仕事はやりがいを感じやすくなります。自分にメリットがあるからです。
やりがいのない仕事とは
やりがいのある仕事を考える場合、やりがいのない仕事ではない仕事と考えた方が分かりやすい場合があります。やりがいがない仕事以外の仕事はやりがいのある仕事だからです。次のような仕事はやりがいの無い仕事だと感じやすいでしょう。
役に立っていないと感じる仕事
自分や他人、社会の役に立っていないと思う仕事にはやりがいを感じづらいです。誰かを傷つけてしまうような仕事、正当な報酬を得るのがはばかられるような仕事、社会的に問題があるような仕事は誰の役にも立ってないと感じてしまい、やりがいを感じるのは難しいでしょう。
自分が苦痛に感じる仕事
仕事の内容にはやりがいを感じられる可能性があっても、仕事の環境が悪いため苦痛に感じてしまう仕事にはやりがいを感じづらいと言えます。典型的なものはブラック企業ですが、過酷な労働環境、長時間労働、低い収入、重労働、人間関係が悪い、上司のプレッシャーが強すぎる、セクハラやパワハラが許容される、危険な仕事、倫理的に問題がある仕事などは自分がやりたくないと思ってしまうことがあります。自分がやりたくない仕事にはやりがいを感じられないでしょう。
やりがいのある仕事を見つける方法
やりがいのある仕事はどう見つけるとよいでしょうか?
多くの仕事は何かの形で誰かの役に立っている
実は世の中の仕事のほとんどは、影響する範囲が広いか狭いか、影響する程度が大きいか小さいかという違いはあるにしても、何かの形で誰かの役に立っていることがほとんどです。社会の多くの人に影響する仕事をしている人もいれば、ごく少しの人にしか影響しない仕事をしていても、どちらの人も誰かの役に立っているのです。また人によって価値観や考え方は違っているので、ある人にとっては意味がないと思えるような仕事でも、別の人にとって見れば意味がある場合があります。
自分の捉え方や感じ方次第ではどんな仕事も人や社会の役に立っていると考えることができるのです。逆にどう考えても人を傷つけている、社会に反しているとしか感じられないような仕事であるならば、出来る限り速やかにその仕事からは遠ざかった方が良いと言えます。
結局は自分がどう感じるか
自分がやる価値があると感じられるような仕事とは、まさに自分がそう感じるということなので、主観的なものです。そのため、実は答えなんてなくてその人がやりがいのある仕事だと思えばどんな仕事でもやりがいのある仕事になるのです。人によってやりがいのある仕事は変わってきます。考え方や価値観は人それぞれ違うのですから。
やりがいのある仕事かどうかというのは主観的なものなので、自分がやりがいのある仕事だと思えることができれば、自分にとってやりがいのある仕事なのです。つまり自分の捉え方や感じ方、心の持ち様を変えることで、やりがいを感じられるようになることがあります。
経験を積むうちに感じ方が変わる
仕事の経験を積むうちに、自然とやりがいがある仕事だと感じることがあります。実際にやってみて初めて分かること、感じることはとても多いので、最初は何も感じなくても、仕事を続けていくうちにやりがいがあると感じることがあります。最初からやりがいを探し求めても、しっくりくるような仕事を見つるのは難しいかもしれません。
やりがいを無理に探そうとしないで、目の前の仕事をしながら、感じていくことでやりがいとは何か自分なりの考え方が出来上がってくることがあるのです。
まとめ
- やりがいのある仕事とは、自分がやる価値を感じられる仕事で、主観的な感じ方が強く影響します。
- 自分の捉え方や考え方を変えることで、仕事のやりがいを見つけられる場合があります。