生活に役立つお金の知識と情報です。
※本サイトは広告を掲載しています。

投資・資産運用のメリットとデメリット

記事作成日:2018年11月16日
最終更新日:2022年6月2日

投資・資産運用のメリットとデメリット

投資・資産運用のメリットとデメリットについてです。投資のメリットは、お金が増える可能性があること、お金や経済の勉強になること、海外投資で海外の経済成長の恩恵を受けられることなどがあります。一方でデメリットは、お金が減る可能性があること、手数料がかかってしまうこと、投資したお金は一時的に自由に使えなくなること、投資には時間や手間がかかることなどがあります。

スポンサーリンク

投資・資産運用のメリット

投資・資産運用の大きなメリットは、お金が増える可能性があるということです。また、お金や経済の勉強にもなります。

投資・資産運用はお金が増える可能性がある

投資・資産運用をすることによって投資したお金よりもお金が増えて戻ってくる可能性があります。投資をしないで一生を終えてしまうと、人生で得られるお金は働くことによって得たお金だけとなりますが、投資をすることによって一生で得られるお金を増やすことができるのです。

もちろん、投資をすると必ず増えるということはありませんが、適切な投資を心がければお金が増える可能性を高めることは可能です。お金があれば、人生でできることが増えますが、投資をすることによって人生の可能性を広げることにつながるのです。

投資・資産運用はお金や経済の勉強になる

投資・資産運用は、お金のことや経済のことを学ぶ機会となります。投資をする場合、他人に全て任せてしまうということも不可能ではありませんが、ある程度自分が関わることが多いです。どんな投資対象がよいのか、どのタイミングで投資すればよいのか、自分のお金のどれくらいを投資すればよいのか、など投資をすることによってお金や経済について考える機会が増えます。

きちんと投資について学んでから投資をした方が、何も考えないで偶然に任せたよりも投資が上手くいく確率を高めることができる場合があります。

海外投資で海外の経済成長の恩恵を受けられる

日本は少子高齢化・人口減少の社会となっていて、潜在的な経済の成長率は他の国と比べると損なわれていると考えられます。もちろん、人口が減っていく社会でもどのように経済成長をしていくかということは重要ですが、日本だけにこだわっていると、他の国の経済成長の恩恵を受けづらくなります。

投資に目を向けないのであれば、海外の経済が成長することによって、日本の輸出産業が儲かるようになる、海外の技術革新で日本にも良い商品やサービスが導入されるなどの恩恵は期待できますが、やや間接的なものとなります。

もし、投資をするのであれば、海外の企業や不動産などにも投資ができるようになり、海外の国の経済成長の恩恵を直接的に受けられるようになるのです。

日本と海外で収益の源泉を複数持つことになれば、海外の経済成長の恩恵を受けられるだけではなく、リスクの分散にもつながります。

投資・資産運用は少額から可能

投資・資産運用は少額から始めることが可能です。もちろん、投資の利益は、「投資金額×利回り(収益率)」で決まるため、多額の資金がないと大きく儲けることは難しくなります。そのため、投資をするのであれば、ある程度まとまった金額を投じることで、ハイリスクハイリターンの投資で無理しなくても、ローリスクローリターンの投資で十分な利益を上げられます。

しかし、少額からでも投資は可能なので、若い頃から少額でもコツコツと資金を積み立てて投資することができ、継続できれば成果が期待できますし、勉強にもなります。少額から気軽に始められることは投資のメリットです。

投資・資産運用のデメリット

投資・資産運用のデメリットは、お金が減ってしまう可能性があることです。また、投資信託のように保有しているだけで手数料がかかってしまうような場合もあります。

投資・資産運用はお金が減ってしまう可能性がある

投資・資産運用は上手くいけばお金を増やすことができますが、失敗すればお金を減らしてしまうことがあります。場合によっては投資をした金額以上の損失を出してしまうようなことさえあります。

投資に絶対はなく、大丈夫だと思っていても、想定外の損失を出してしまうこともあります。そのため、投資をする場合は、お金が減ってしまう可能性もあるということを念頭に置きつつ、投資資金が減っても家計のやりくりが困難にならない程度の範囲で、投資資金の金額を決めることが重要になります。

失ってしまっては生活が成り立たないほどの金額を投資してしまうと、失敗した時に大変なことになってしまいます。

投資・資産運用に回したお金は一時的に使えなくなる

投資・資産運用をしたお金は投資している間、自由に使うことができなくなります。当たり前のことに思うかもしれませんが、換金まで時間がかかるような資産の場合には注意が必要になります。例えば株式などは取引市場で売買が活発に行われていれば、今すぐ現金を受け取ることができなくても、数日以内には売却代金を受け取ることができます。

しかし、不動産投資などを行っている場合、取引相手を見つけて、売買が成立して、お金が支払われるまで数か月かかってしまうこともあります。

公的な確定拠出年金は、特殊な条件を満たさないと途中での引き出しができず、基本的に一定年齢になるまで投資資金がずっと拘束されることになります。

急にお金が必要になった時に投資したお金が回せないこともあるため、投資金額を決めるときは家計のやりくりが困らない範囲内にしておかなければいけません。

投資・資産運用には手数料や税金がかかってしまう

投資・資産運用をするためには手数料がかかります。株式の売買をするのであれば、売買手数料が発生しますし、利益が出れば税金を支払わなければならなくなることもあります。

特に注意しなければいけないのが投資信託です。投資信託は保有しているだけで運用管理費用(信託報酬)が発生し、しかも投資したお金から日々差し引かれていくのです。直接的に手数料を支払うのではなく、資産から徐々に引かれているため、手数料を払っているという意識を持ちづらいので、警戒すべき手数料なのです。

投資信託は投資があまり上手くいっていない場合でも、運用管理費用(信託報酬)がどんどん引かれていくため、投資信託が行った投資の成果がマイナスではなく0であったとしても、手数料を差し引かれるとマイナスとなり、手数料だけで損失を出してしまうことすらあるのです。

多額の資金を投資しないとなかなかお金は増えない

投資の利益は、「投資金額×利回り(収益率)」で決まるため、大きく儲けたい場合には、投資金額を増やすか、収益率を高めることになります。投資の成功事例では、短期間で、少額から始めて、楽に、大きく儲かったというようなことが耳にする場合がありますが、このような場合は収益率が極端に高くないと辻褄が合いません。

収益率が高い、すなわちリターンが大きいということですが、ハイリターンの投資は基本的にハイリスクです。大きな利益を出す可能性がある反面、大きく損失を出す可能性もあることがほとんどです。しかし、ハイリスクハイリターンの投資ばかりしていると、いつか大きな損失を出してしまいかねません。また、上手くいったことが、たまたま、運が良かった、ということに過ぎず、再現性がない場合もあります。

大きく儲けることを考える場合、高い利回りを追い求めるよりも、多額の資金を投じた方がリスクを抑えることができます。少額の資金だと、高い利回りを追い求めて高いリスクを負わなければならなくなり、大きな損失を出してしまう危険性が高まります。

投資・資産運用について学ぶ必要がある

投資・資産運用を成功させるためには、投資・資産運用についてある程度学ぶことが重要になります。投資しようとしている投資対象のことが良く分からないまま投資をすると、どんな時に儲かってどんな時に損失が出るのかさえ分からないことがあります。そうなると、何も考えないでお金を出しているだけ、運を天に任せているだけになってしまいかねません。

投資についてある程度学ぶことで、投資が上手くいく可能性を高めることができます。もちろん、投資判断を全て金融機関に任せることもできますが、自分の大事なお金を好きにさせているということになりますし、損失が出ても金融機関は責任を負うわけではありません。自分の大切なお金を投資するのですから、投資について学ぶことが大切です。

投資・資産運用には時間や手間がかかる

投資・資産運用をするためには、投資について学ぶほか、投資対象を選ばなければいけませんし、投資を開始してからも売買タイミングを伺うため相場動向をある程度見張っておかなければいけません。

もちろん、投資を開始してから完全に放っておく、ほったらかしにしておくという投資方法もありますが、急激な値下がりが予想される時に損切りしないまま資産を失ってしまう可能性もあります。

そのため、投資を始める前、投資を始めてからそれぞれである程度の時間や手間をかけなければいけなくなります。

忙しい人にとっては、なかなか思うように投資の時間が取れない場合があります。仕事で疲れている時に投資のことを考える余裕がないと思ってしまうかもしれません。

投資対象の値動きが気になってしまう

投資をすると、投資対象の値動きが常に気になってしまって、他のことがおざなりになってしまうことがあります。例えば、株式に投資をした場合、投資した銘柄の値動きが気になってしまい、常に株価のチェックをするようになってしまう人がいます。

株価などの値動きに一喜一憂するようになると、ストレスになってしまいますし、仕事にも身が入らなくなってしまうことがあります。値動きを気にしすぎてしまうと、売買タイミングの判断を誤ってしまうこともあります。

まとめ

  • 投資・資産運用のメリットとして、お金が増える可能性があること、海外投資をすれば海外の経済成長の恩恵を受けられること、お金や経済の勉強になることなどがあります。
  • 投資・資産運用のデメリットとして、お金が減る可能性があること、投資には手数料がかかってしまうこと、投資には時間や手間がかかることなどがあります。

スポンサーリンク

【投資・資産運用のメリットとデメリットの記事は終わりです】

「資産運用|お金を増やす」のページに戻る



SNSでシェア・ブックマーク・後で読む

Twitter Facebook LINE はてな Pocket
最近よく読まれているページ
家計・節約のおすすめページ

ページの先頭へ