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資産運用の成果は「運用金額×運用利回り」

記事作成日:2015年6月13日
最終更新日:2022年6月1日

資産運用の成果は「資産残高×運用利回り」

資産運用でお金を増やそうと思ってもなかなか増えないと感じてることも多いかもしれません。お金がなかなか増えないと感じる多くの場合、資産運用に回しているお金が絶対的に少ないことが原因です。資産運用では運用金額に投資対象の価格変化率(利回り、配当等がある場合は含めたもの)を掛けた金額が儲けとなりますが、運用利回りはそれほど高くならないことが多いためです。運用利回りを安定的に高水準に保つのは難しいくリスクもあるため、運用金額(資産残高、投資金額)を増やすことが重要です。

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資産運用は「運用金額×運用利回り」

当たり前と言えば当たり前なのですが、資産運用の成果は資産運用に投じたお金(運用金額)の多さと利回り(投資対象資産からの価格変化のほか配当等を含めたトータルの収益率)の掛け算になります。つまり「運用金額×利回り」が資産運用の結果になります。

投資している資産が値上がりしているのに思ったほどお金が増えないと感じている人は、多くの場合資産残高が少ないからです。年当たり10%増える金融商品があったとして、10万円を投資していれば10万円×10%=1万円の増加となりますが、1000万円を投資していれば1000万円×10%=100万円です。

同じ10%の利益を上げる投資方法を見つけていても10万円しか投資できない人と、1000万円投資できる人では成果は異なってきます。

お金があるところにお金が集まる

同じ10%の利益が上げられるなら、資産残高が多い方が資産を多く増やします。つまり、お金があるところに更にお金が集まってくるわけです。

お金持ちとそうでない人はそもそもお金の増やしやすさが違います。1000万円の資産がある人が100万円増やすなら10%の収益率を上げればいいのですが、10万円の資産しかない人が100万円を増やすなら1000%の利益が上がる投資対象を見つけなければなりません。

1000%の価格変動はこれはかなり難しく、大化けする株式を探すか、信用取引やFXで保有資産の何倍かの投資成果を得られる可能性があるリスクの高い取引を複数回しなければいけません。

1兆円の運用資産があれば1億円を増やすためにはわずか0.1%の収益率で達成できます。資産運用で1億増やしたというと凄く聞こえますが、0.1%の収益率と聞くと凄くは聞こえないはずです。

運用利回りを上げるのは難しい

毎年安定的に高い運用利回り(収益率)を目指すのは非常に難しいです。投資によって得られる収益を意味するリターンと、不確実性を意味していてリターンの振れ幅の大きさを示すリスクは、リターンが上がるほどリスクも上がるという関係があります。そのため、高いリターンを目指そうとすると、損失が大きくなってしまう可能性があります。

投資行動を工夫することによってリスクを抑えつつ高いリターンを目指す効率的な方法もありますが、どのような相場局面でも確実に当てはまるわけではなく、絶対というものはありません。

運用利回りを大幅に上げるのは、不可能ではありませんが、再現性がない場合も多く、かなり難しいです。

運用金額を積み上げる地道な努力を

資産運用でお金を増やす場合には、働くことや家計でお金が貯まる仕組みを作って運用金額(資産残高)を地道に増やす努力が大切です。資産残高が少ない状態では資産運用でお金を増やすことは難しいです。

お金を増やしたい、投資で大儲けをしたいと考えて投資を始めると、どうしても利回りを上げることに目がいきがちで、ハイリスクな投資に手を出して大きな損失を出してしまうということがよくあります。

投資で資産を増やしたいのであれば、利回りではなく運用金額を増やすことが重要になってきます。先に投資だけしていればお金が増えるということはなく、投資以外の手段でお金を増やして元手を確保してから、投資で増やすという順番になります。

まとめ

  • 資産運用は「運用金額(資産残高)×運用利回り(収益率)」で成果が決まります。
  • 運用利回りを追い求めると高いリスクを負うことになり、多額の損失を出してしまう可能性があります。資産運用で上手くいくためには、運用金額(資産残高)を地道に増やすことが重要です。

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【資産運用の成果は「運用金額×運用利回り」の記事は終わりです】

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