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ドルコスト平均法のメリット・デメリット

記事作成日:2017年1月16日

ドルコスト平均法

ドルコスト平均法のメリット・デメリットについてです。ドルコスト平均法とは、株式や投資信託などを購入する方法の1つで、1回にまとめて購入するのではなく、複数回に分けて同じ金額ずつ購入する方法です。ドルコスト平均法で購入すると、平均的な価格で購入することができます。

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ドルコスト平均法とは

ドルコスト平均法とは、資産運用における購入方法の1つで、同じ投資対象資産を1回で購入するのではなく、複数回に分けて同じ金額だけ購入する方法です。購入時期をずらして時間分散で購入するため、購入価格が平均化され、高値掴みをするリスクが軽減されます。

また、同じ金額ずつ購入するため、価格が高い時は購入量が少なくなり、価格が安い時は購入量が多くなるため、価格変動に応じて平均購入価格を押し下げる効果が期待できます。

ドルコスト平均法の特徴・メリット

時間分散によって平均的な価格で購入できる

ドルコスト平均法は、購入時期をずらして複数回で購入するため、高値掴みのリスクを減らすことができ、時間分散を行うことができます。投資タイミングを狙って失敗するくらいなら平均的な価格で購入してじっくりと値上がりを待ちたいという場合にはメリットとなる場合があります。

投資タイミングの判断が要らない手軽な購入方法である

ドルコスト平均法は、複数回に分けて購入するので、購入タイミングに頭を悩ませる必要がありません。そのため、手軽・気軽な購入方法で、資産運用に慣れていない人にとっては分かりやすくて取り組みやすい方法であると言えます。

価格変化に応じて購入数量が自動で調整される

同じ金額だけ購入する(定額購入)ため、価格が割高の時は購入量が少なくなり、価格が割安の時は購入量が多くなります。

例えば、1万円を毎回投資するとして、1口=1,000円の場合は10口購入しますが、1口=2,000円の場合は5口の購入になり、値段に応じて購入量が自動で調整されるため、単純に同じ数量(口数)だけ購入する(定量購入)よりも購入する平均値を下げられる場合があります。

ドルコスト平均法の問題点・デメリット

投資タイミングによる収益機会を逃す

資産運用のパフォーマンスを左右する要因には、資産配分(アセットアロケーション)、銘柄選択、投資タイミング、手数料(コスト)、税金がありますが、ドルコスト平均法は投資タイミングを分散することで時間による価格変動リスクを抑える方法なので、投資タイミングによる収益機会の多くを逃すことになります。

ドルコスト平均法は1度にまとめて買うのではなく、複数回に少額に分けて買う方法ですが、複数回に分けて買っている間の値動きによる収益が期待できなくなります。短期間での投資であれば、値上がりを捉えて利益にすることもできますが、ドルコスト平均法ではその買っている間の利益を取ることはできません。

さらにドルコスト平均法は、安いところで買うのではなく、平均的な価格になるように買うため、割安な時に狙って購入するということが難しくなります。

同じ資産を買い続けることでリスクを集中させる恐れがある

ドルコスト平均法であるからとは限りませんが、ドルコスト平均法で投資をすることで1つの投資対象資産にお金を集中させてしまうことがあります。

最初からどの資産にいくら投資するから、ドルコスト平均法で買うのは何回で1回あたりいくらと決めてしまうのであればこの問題は起きません。

しかし、気になる投資対象が見つかり購入した後、漠然とドルコスト平均法で投資を続けるような場合は危険です。ドルコスト平均法は基本的に同じ投資対象を購入し続けるので、自分の資金を特定の資産に集中させてしまうことがあります。

最初から投資金額が決まっていれば問題ないのですが、投資金額を決めないで時間分散だと思って投資を続けていると、特定の資産・銘柄にリスクが集中してしまって、時間分散をしても、資産・銘柄が集中してしまっていて、結局分散投資になっていないことがあります。

一方的な上げ相場で一部の収益を逃してしまう

ドルコスト平均法は1回にまとめて買うのではなく、複数回に分けて購入する方法です。そのため、値上がりが続いている資産をドルコスト平均法で購入すると不利になることがあります。

値上がりが始まる前に1回だけ買った場合と、値上がりが始まってから値上がりしている資産を徐々に買っていく場合では、値上がりが始まる前の最初に1回だけ買った方が利益は大きくなります。

相場が一方的に上昇していくということは珍しいことではありますが、ドルコスト平均法であればどんな時でも有利になるという訳でもなく、不利になる場合もあるのです。

取引手数料が増える恐れがある

ドルコスト平均法は1回にまとめて買うのではなく、何回かに分割して買うことになります。取引を行う資産にもよりますが、1回で多額の取引を行うよりも、複数回少額の資金で取引を行う方が売買手数料が高くなる場合、ドルコスト平均法は不利になります。

具体的には、取引金額が大きくなるほど金額当たりの売買手数料が割引となる場合や、1回の取引でいくらと手数料が決まっている場合は、複数回に分けて投資することで手数料が増えてしまって、不利になってしまう場合があります。

手数料の金額にもよりますが、ドルコスト平均法によってせっかく平均的な価格で購入しても、手数料が増えてしまうため、普通に1回で買うよりも割高になってしまうということが起きえます。

損切りを躊躇ってしまう

ドルコスト平均法は、複数回に分けて購入する方法です。ドルコスト平均法で購入している途中に、投資している資産の価格が崩れ始めた時に、ドルコスト平均法で購入していると「下がっているけど買い続けよう」と考えてしまって、損切りすべき時であっても追加購入を選んでしまうことがあります。

ドルコスト平均法で買っているのだからということだけを考えてしまうと、相場の動きを冷静に判断できなくなってしまうことがあります。ドルコスト平均法で購入している時でも途中で中断すべき時はありますし、引き際をどうするかということはドルコスト平均法であっても意識しておく必要があります。

ドルコスト平均法でも投資対象資産の本質的な価格変動リスクは残る

株式や債券、為替、投資信託など投資対象資産には価格変動リスクがあります。ドルコスト平均法を行うことで、投資タイミングの違いによる価格変動リスクを抑えることはできますが、株式や債券、為替、投資信託などの本質的な価格変動リスクそのものは抑えることができません。

ドルコスト平均法はリスクを下げるということが言われますが、時間分散によって投資タイミングが違うことによる価格変動リスクは抑えられても、資産の値動きリスクそのものは避けられません。

まとめ

  • ドルコスト平均法とは、投資を行う際に1回にまとめて購入するのではなく、何回かに分割して同じ金額だけ購入する方法です。
  • ドルコスト平均法によって、購入時期の違いによる価格変動リスクを抑えることができ、平均的な価格で購入できますが、一部の収益機会を逃してしまったり、取引手数料が増えてしまったりするデメリットもあります。

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【ドルコスト平均法のメリット・デメリットの記事は終わりです】

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