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長期投資の特徴とメリット・デメリット

記事作成日:2016年7月18日

長期投資の特徴とメリット・デメリットについてです。長期投資は株式など一度購入した投資資産を数年単位の長期間保有して値上がりを狙う投資方法です。長期投資の特徴は、短期的な相場変動に左右されず、成長が期待されるなどによって長期的に価格が上昇すると思われる資産・銘柄に投資する投資方法です。

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長期投資とは:特徴と投資期間

長期投資とは、投資対象資産を購入したら売却しないで長期間保有して値上がりを待つ投資方法です。中期投資と混ぜて中長期投資と呼ぶ場合もあります。いつからが中期なのか、長期なのかということには人によって差がありますが、少なくとも年単位の保有が前提になります。

決まった期間はありませんが、短期投資は当日から3か月程度、中期投資であれば3か月~3年程度、長期投資であれば3年以上という感じになります。中長期投資であれば半年以上のようなイメージです。

長期投資の場合は、日々の市場の変動ではなく、投資対象資産の本質的な価値が上昇するかどうかに着目して投資をします。株式であれば企業の業績に着目して投資しますが、将来にわたって成長が見込める企業を選ぶことになります。

長期投資のメリット

長期投資のメリットについてです。

ファンダメンタルズで投資できる

短期で投資をする場合には、市場のイベントと投資家の反応、売買動向などを見ながら市場の流れに乗って投資をすることが重要で、景気動向などファンダメンタルズ(経済の基礎的な条件)では売買がしづらい傾向があります。

しかし、長期投資をする場合には、市場の短期的な変動よりも中長期的な変動に注目して投資することが重要になり、投資対象資産の本質的な価値がどうなるかを見極めることになります。

例えば株式であれば企業の利益が本質的な価値になりますが、企業の利益は経済環境などファンダメンタルズに左右されるため、ファンダメンタルズに注目した投資が上手くいく可能性が高まります。

市場の日々のブレや変動を気にしなくてよい

長期投資の場合は長い目で見て投資対象の価格が上昇していればよいので、日々の市場のブレや変動に一喜一憂しないですみます。短期的に相場が変動しても、長い目で見れば小さな変動に過ぎないと思うことができるからです。ただし、市場のブレ、変動は価格差を発生させているので、小刻みに売買をすれば利益を上げられる機会であるとも言えます。

ほったらかしができる

長期投資は、一度投資したらそれほど大きな手間をかける必要がないことがメリットと考えられます。短期投資の場合には市場の動きを見ながら常時買い時や売り時を見極めることになりますが、長期投資の場合は日々の市場の変動を細かく追う必要がなくなります。一度購入したらほったらかしにしておくこともできます。

ただし、大きな相場の変動があった場合には長期投資といえども売買をした方が良いので、完全にほったらかしにしておくと大きな損失を出してしまう場合があります。

時間がなくても可能

デイトレードと行かなくても1週間、1か月、3か月といったような比較的短い期間で売買を行う場合には、ある程度時間をとって市場の値動きを追って最適な買い時や売り時を探すことになります。

そのため、投資に時間を割かなければいけませんが、長期投資の場合には一度購入したら、目標とする価格や投資期間を決めておいて、あとは時間や手間をかけないということも可能です。忙しい人にとっては、意識しなくても時間がないため長期投資になってしまうこともあります。

売買手数料(売買コスト)が減らせる

長期投資は、投資した資産を保有し続けることなので、購入したら長期間売却をしません。つまり、短期投資よりも売買の回数が減るためその分だけ、売買手数料(売買コスト)は抑えられます。保有期間あたりの売買コストが抑えられるという点はメリットといえます。

ただし、長期間保有することで、利益の機会となるはずの値動きの細かな変動を逃してしまう可能性もあり、結果的に、節約した売買手数料よりも大きな利益を逃してしまっていることもあります。

長期投資のデメリット

長期投資のデメリットについてです。

保有コストが増えてしまう

長期投資のデメリットとして見逃しがちなのが投資信託の場合、保有コストが増加するということです。投資対象を保有すること自体で手数料が発生してしまう投資信託では長期間保有すればするほど信託報酬が差し引かれていってしまい手数料の支払いが多くなります。

信託報酬は投資信託の財産から差し引かれ、別途請求されるものではないため支払っている自覚がしづらいため、意識しづらいコストです。

資金が長期間拘束される

長期投資は、投資した資産をそのまま保有するので、投資したお金が長期間拘束されます。値上がりして利益が出ていても売却しないと利益は出ないし、お金も入ってきません。余裕がある資金で投資をしないと資金繰りが厳しくなりますし、資金の回転効率は悪くなります。

値上がり益は確定していない

長期投資の場合は、投資した銘柄をそのまま保有します。値上がりしても保有し続けるため、値上がり益が発生しても、利益が確定したわけではありません。投資した銘柄や市場に何らかのショックが発生して大きく値下がりしたら値上がり益は実現しないまま消えてしまうかもしれません。長期投資は値上がり益が消えてしまう恐怖との戦いでもあるのです。

利益を上げる機会が減る

投資の利益(損失)は買った金額と売った金額の差になりますが、長期投資は投資期間中1回しか売買をしないので、最初に買った時の金額と最後に売った時の金額の1回だけが利益(損失)になります。

しかし、市場の価格変動は一方的に上がり続ける、下がり続けるということはほとんどなく、上下の変動を繰り返しながら動いていきます。長期投資だと保有期間中の価格変動の波を捕まえて利益を得ることはできません。短期投資であれば価格変動を細かく捉えて利益を上げることが可能です。

長期になるほど予測が難しくなる

長期的な期間になるほど、予測が難しくなります。1か月後の未来と1年後の未来と10年後の未来はどれが予測しやすそうだと思いますか?1か月後の未来は自分の予測から大きく外れる可能性が小さいかもしれませんが、10年後の未来は自分の予測からはかけ離れているかもしれません。

長期投資であれば、市場の短期的な価格変動の波は気にしなくても良くなるかもしれませんが、そもそも長期保有になればなるほど、不測の事態が発生する可能性も高まるのです。未来は今とは全く違ったものになっているかもしれません。

産業や技術の変化が起きれば、業種ごと衰退してしまう可能性があります。国ごと衰退する可能性もないとは言えません。長期投資と考えて、下落したものをそのまま塩漬けにしておいたけど、価格は上昇することなく戻ってこなかったという事態もあり得るのです。

間違った銘柄を選ぶと損失が膨らんだまま塩漬けになることも

長期投資は多少下がっても、いずれ上がるだろうという銘柄に投資をすることになるため、価格が下落しても売らずに持ち続けることが基本になります。しかし銘柄選びを間違えてしまって価格が下落する銘柄を選ぶと、いずれ上がると思ったままずるずると価格が下がり続けて、結果的に塩漬け、ということになる場合もあります。

複利効果は長期投資に限らず短期投資を継続しても発生する

長期投資のメリットとして複利効果が上げられる場合がありますが、短期投資でも上げた利益や配当金を再投資すれば複利効果が得られるので、長期投資だから発生しているわけではなく、配当金など得た利益を再投資して投資を長い間続けるかどうかに左右されます。そのため、長期投資独自のメリットではありません。投資を続けるメリットです。

まとめ

  • 長期投資とは、投資対象資産を購入したら売却しないで長期間保有して値上がりを待つ投資方法で、長期投資の投資期間のイメージは人によっても違いますが、3年以上が目安です。
  • 長期投資のメリットは、忙しくて時間がなくてもできることや、日々の相場変動を気にしなくて済むことです。長期投資のデメリットは、資金が長期間拘束されてしまうことや、市場の細かな価格変動で利益を得られないため利益を上げられる機会が少なくなってしまうことです。

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