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ローリスクやノーリスクでハイリターンの投資

記事作成日:2016年7月18日
最終更新日:2022年5月11日

ローリスクやノーリスクでハイリターンの投資

ローリスクハイリターンやノーリスクハイリターンの投資についてです。できればリスクが少なく、リターンが高い投資をしたいと思ってしまいますが、そんなおいしい話はないと思っておくことが大切です。

投資で得られるリターンとリターンのばらつきの大きさを示すリスクは、リターンが高くなるほどリスクが高くなり、リターンが低くなるほどリスクも低くなるというような関係があります。しかし、世の中にはリターンが高いけれどリスクが低いとする投資案件があります。おいしい話のように思えますが、実際にはローリスクハイリターンやノーリスクハイリターンの投資案件はほとんどないのです。

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ローリスクハイリターンやノーリスクハイリターンの投資案件

リターンは高ければ高いほどよく、リスクは低ければ低いほどいいです。リスクあたりのリターンが高ければ高いほど、良い投資案件だと考えられます。

リターンが高いけれど、リスクが低いようなローリスクハイリターンやノーリスクハイリターンの投資案件は非常に魅力的に見えてしまいますが、世の中そんなにうまい話はないということに注意しなければいけません。

上手い話は詐欺だと疑ってかかった方がいい

世の中には、絶対に安全で高い利益が得られる投資というような都合が良い投資案件はないと疑ってかかった方がいいでしょう。リターンが高いのにリスクがほとんどない、高利回りだけど元本保証、投資したお金は必ず何倍にもなって戻ってくるといったような投資案件は基本的に詐欺かもしれないと疑ってかかるべきです。

良い投資案件なら自分で投資すればいい

本当に旨みがある投資案件であれば、人に紹介しないで自分で投資すればいいのです。なぜそんなおいしい話を人に紹介して人に儲けさせようとするのでしょうか?お金をだまし取りたいからです。

騙すために投資できない事情を用意する

もちろん人を騙そうとする人は警戒されることを分かっているので、良い投資案件があるのに自分が投資をできない理由を準備しています。

例えば、自分は買う権利がないから代わりに買ってほしい、投資できる金額に上限がある、お金が足りないので出資してくれる人を探しているなど、様々な理由を付けて良い投資案件なのに投資できないから、投資して欲しいというような勧誘をします。

世の中にそんなうまい話はないと心掛ける

しかし、世の中にはおいしい話はないと思った方がいいでしょう。高いリターンを強調する一方でリスクが無いことを謳うような投資案件は疑ってかかるべきです。

ローリスクハイリターンな投資は人目につかないかリターンが落ちていく

ローリスクハイリターンな投資案件が全くないわけではありません。世の中にはリスクを抑えながら高いリターンを上げているファンドは確かに一部に存在します。優れた投資案件が全くないという訳でもありません。

しかし、将来も高いリターンを上げられるとは限らず、時間が経つにつれて高いリターンは得られなくなっていくことがあります。また、本当に優れた投資案件であれば一般の投資家に紹介されづらくなり、人目にはつかなくなります。

過去の実績が未来も続くとは限らない

過去に成果を上げている実績があるファンドであっても、未来も同様に高い成果を上げられるとは限りません。本当に投資戦略が優れている場合もあるでしょうし、たまたま相場の流れに乗ることができた運が良いファンドだったかもしれません。

世界中でたくさんのファンドが生まれては消えているので、一定の確率で大当たりするファンド、大外れするファンドが出てきても不自然ではありません。

たまたま時代の流れに乗った投資戦略だった、たまたま銘柄選定の運が良かったといった理由で一時的に高いリターンだった可能性もあるのです。将来のリターンが保証されているわけではありません。

高い成果を上げた手法は研究されて真似される

高い成果を上げた投資戦略や投資手法は時間が経つと、研究されて真似されるようになります。高い利益を上げられる投資戦略や投資手法であっても、同じような投資行動をする人が増えれば多くの人でリターンを分け合うことになるため、儲からなくなっていきます。

世間の注目を浴びてしまうと投資戦略が研究されて真似をされてしまうので、本当によい投資戦略があるのであればなるべく人目に触れないように運用が行われるはずで、やはり一般の投資家に紹介されづらくなります。人に紹介するくらいなら自分で投資すればよいのです。

お金が集まるファンドは成果を上げづらくなる

高い成果を上げていたファンドに投資家の資金が流入すると、小回りが利きづらくなり、リターンが高いと思われる銘柄だけでは資金を運用しきれなくなってきてしまうため、高いリターンを上げづらくなっていきます。

高いリターンと低いリスクを実現していたファンドでも、資金が集まるほど投資の効率が悪くなっていくことが多いので、本当に良い投資戦略があれば、やはり人には積極的に紹介しないはずです。

本当に旨みがあるならお金持ちなど見返りが期待できる人に紹介する

もし本当に旨みがある投資案件があるなら、一般個人の目に触れるよりも先にお金を持っている人が情報を得る可能性が高いと考えた方が良いでしょう。

人に優れた投資手法を紹介するのであれば、紹介したことによる手数料が投資成果を上回ると期待できる場合か、お金以外に人脈の構築や他の見返りなど何らかの経済的動機がある場合になります。紹介したことについて何か得られるものがないのであれば、良い投資案件を他人に紹介する理由がありません。

対価なしに、敢えておいしい話を見ず知らずの人に知らせる理由はありません。

投資信託などで先進的な投資手法を用いた戦略のファンドが個人向けに組まれることがありますが、既に誰かが使い古した戦略で旨みが少なくなってきたから個人向けに販売されるようになっ可能性も考える必要があります。

まとめ

  • 何の理由もなく普通の人に突然リターンが高くリスクが低い旨みがある投資案件がやってくることはありません。
  • ローリスクハイリターン、ノーリスクハイリターンの投資案件には何か裏があるかもしれないと警戒することが大切です。

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【ローリスクやノーリスクでハイリターンの投資の記事は終わりです】

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