投資をしないことが人生の損失・リスクになりうる
記事作成日:2016年9月13日
最終更新日:2022年4月28日
投資にはリスクがつきものです。株式や債券に投資しても思ったような値動きをしないで、損失を出してしまうことがあります。しかし、損を出してしまうのが怖いからとリスクを取らないで投資を避けてしまっていると、人生で得られたかもしれない収入を捨ててしまうことにもなりかねません。投資にはリスクがありますが、投資をしないことにもリスクがあるのです。
- 勤労収入には限界がある
- 投資で得られる利益を捨てている可能性
- 人口減少の影響を強く受けるリスク
スポンサーリンク
勤労収入(働くことによる収入)には限界がある
投資をしない場合には、主な収入源は勤労収入、つまり働くことによる収入になります。自分で事業を立ち上げて、個人事業主や会社経営者になるような場合は別ですが、会社員として雇われて働く場合には、会社の状況によって収入が左右されるほか、給与にも限界が出てきます。
しかし、投資をしていれ給与による勤労収入以外の収入源を得ることができるのです。
投資をしないということは投資によって得られるものを捨てるということ
投資をしないということは投資のリスクを避けるということにもなりますが、投資の損失だけでなく、投資の利益の可能性も捨ててしまうことになります。
投資をしないということは投資をしたら得られたかもしれなかった利益の可能性を捨ててしまうということです。投資は怖い、面倒で手間がかかる、怪しいという気持ちで避けてしまうと、実は大きな可能性を失っていることになりかねないのです。
人口が減少する日本だけが収入源となることはリスクがある
日本では人口が減少し始めています。人口が減っても経済は成長する場合はあるのですが、人口が減っていく社会は活力が失われやすく、経済的な余裕がなくなりやすいと考えられます。もし、自分の収入が日本の経済環境だけに左右されるようになってしまうと、リスクが大きいといえます。
投資をしていれば海外の経済成長の恩恵を受けられる
投資をしていれば、直接あるいは間接的に外国の株式や債券などを購入することによって、日本以外の国の経済成長の恩恵を受けることができます。経済成長をしている国と経済成長をしていない国を比較すると、経済成長をしている国の方が株式投資などによって利益を得られるチャンスが多くなると考えられます。
日本国内のビジネスは人口減少で厳しくなる可能性
海外で働く、あるいは海外を相手に商売をするというような人は海外の経済成長の恩恵を受けることができるのですが、日本国内を相手にしたビジネスをしていると、人口減少の影響を強く受けることになり、お金を稼ぎづらくなっていく可能性があります。
日本は人口が減少していく中で、商品やサービスが売れづらくなり、給与が伸び悩んでしまう恐れがあります。もちろん、人口減少や高齢化などによって需要が高まるビジネスもありますが、経済全体で見ると厳しくなる可能性があります。
人生で得られるお金が減ってしまうリスク
もし投資をしなければ、海外で働いたり、海外を相手にしたビジネスに関わったりしていない限り、人口減少で活力が失われやすい日本の経済環境次第で収入が左右されてしまうのです。つまり、人生で得られるお金が減ってしまうリスクを強く抱えてしまっているのです。
インフレで実質的な購買力を失うリスク
投資をしなければ投資による値上がり益を得られないだけではなく、インフレによって実質的に自分の資産の価値を減らしてしまったり、購買力を失ったりすることがあります。同じ100万円でも物価が2倍(例えば100円の物が200円になる)になると物を買える量は減ってしまいます。
株式はインフレによる影響をある程度受けて値上がりすることがあるため、インフレによって株式投資を行うことで資産の価値が実質的に棄損することを防ぐことができる場合があります。物価上昇の備えとしても投資が有効な場合があります。
まとめ
- 投資にはリスクがあります。しかし、投資をしないことが人生の損失・リスクになってしまう可能性があります。
- 投資をしなければ海外を相手にしたビジネスをしない限り、外国の経済成長の恩恵を受けづらくなってしまい、収入が伸び悩んでしまうリスクがあります。また、インフレによって自分が保有する資産の価値が実質的に減ってしまうリスクもあります。