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短期投資の特徴とメリット・デメリット

記事作成日:2016年7月18日
最終更新日:2022年4月23日

短期投資の特徴とメリット・デメリット

短期投資の特徴とメリット・デメリットについてです。短期投資は、当日から最長でも数か月(3か月)程度の短期間で市場の動きを読んで売買を行って利益を得ることを目指す投資方法です。当日の売買はデイトレードと呼ばれます。イベントや決算発表への反応や相場の流れなどで短期的にどのような価格変化をするかを見極めることになります。

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短期投資とは:特徴と投資期間

短期投資とは、投資対象資産を購入して短期間での売却を狙う投資方法です。チャートの動きからテクニカルに買いや売りの判断をしたり、板情報や当日の値動きから流れに乗ったり、企業決算や経済指標など相場イベントでの値動きを予想して売買したりするなど、短期間での価格変動を捉えて利益を狙います。

短期がどれくらいを指すのかは人によって違いますが、その日のうちに売買を行うデイトレードという言葉がある通り当日(1日)ということもありますし、数日、数週間といったこともありますが、短期という場合にはおよそ当日から数か月(3か月)程度を指します。短期間での売買を繰り返すことになります。

短期投資の場合には日々の価格変動や短期的な市場心理、需給バランスなどテクニカル的な要素が重要になり、企業業績の変動などファンダメンタル的な要素はあまり重要ではありません。損切りルールを決めて、相場を読み違えた場合には早めに損失を確定して、次の投資行動に移ることが大切です。

短期投資のメリット

短期投資のメリットについてです。

短期的な価格変動を利益の機会にできる

投資で儲けるためには、買いから入る場合、買う価格よりも売る価格が高いことが重要です。市場では日単位だけでなく、分単位で価格が変動しているため、短期投資で短期間で売買を行うことにより、市場で生じている価格の変動を利益の機会にできるようになります。読みが当たるのであれば利益を上げられる機会がたくさんあるのです。

景気などファンダメンタルズが重要にならない場合がある

短期投資を行う場合には、景気動向などファンダメンタル(経済の基礎的条件)に気を配らなくても利益を上げる場合ができます。チャートや板情報から短期間の市場の流れを掴むことができるようになれば、景気や経済のことを何も知らなくても利益が出せることがあるのです。そのため、過度にファンダメンタルズを意識しなくても済んでしまうことがあります。

利益を確定させるまでが早い

短期投資は短期間で売買をするため、利益(や損失)が早く確定します。投資の結果を早く出すことができます。値上がりで含み益が出ている場合でも下落することを心配せずに売却して利益を実現させることができるのです。実際に売却するので、売却したお金が入ってきます。再投資をするのも良いですし、得たお金を投資以外の用途で使うこともできます。

相場を常に見るため理解が深まり変化に敏感になる

短期投資は、短期間で売買をするため、常に買い時や売り時を探ることになり、市場の動きに対する理解が深まり、相場の微妙な変化にも敏感になります。そのため、相場に変調が起きた場合に、いち早く気づける可能性が高まり、損失の発生を最小限に抑えられる可能性が高まることになります。

中長期投資でほったらかしていると、大きな下落の前に損切りをしておけば損失を防げたかもしれないのに、見落としてしまうことがあります。中長期投資の場合には、相場に対する関心が薄れてしまい、今の価格や儲かっているかどうかさえ分からなくなることがあります。

短期投資のデメリット

短期投資のデメリットについてです。

売買手数料(売買コスト)が重くなりやすい

短期投資は短期間で売買を行うため、売買が繰り返されることになります。そのため、一定の期間あたりの売買回数が増えるため、売買手数料(売買コスト)がかかりやすくなります。利益を上げることができても、相場の変動が小さく、利益の幅が小さい場合には売買手数料や税金などが相対的に重い負担になり、ほとんど儲からないような場合もあります。

相場を常に追う必要があり時間がないとできない

短期投資は短期間で売買を行うため、買い場や売り場を探すため、相場動向を常にチェックしなければいけません。

例えばデイトレードであれば、1日中価格変化を見ることになるので、仕事等をしながら片手間にデイトレードをするのは困難です。デイトレードとまではなく数週間で投資をする場合でも、日々の値動きや相場の動向は毎日確認することになります。短期投資は時間がないとできないのです。

値動きが少ない相場に弱い

短期投資で、オプション取引など価格が変動しなくても設けられるような手法を用いない場合には、値動きが少ない相場は利益を上げづらくなります。

値動きがあまりない場合には短期間で売買を繰り返すと売買手数料(コスト)がかさんでしまい、手数料だけで損失が膨らんでしまうような状況になることもあります。

時間分散を行うことが難しい

短期投資では、短期の相場変動による値幅を取ることに注力するため、売買タイミングが重要です。そのため、売買タイミングに関するリスクを負うことになり、時間分散によって平均購入金額が高くなり過ぎたり、平均売却金額が安くなり過ぎたりすることを防ぐ時間分散を行うことが難しくなります。

まとめ

  • 短期投資とは、投資対象資産を購入して短期間での売却を狙う投資方法です。投資期間は当日(1日)から長くても3か月程度になります。短期間での価格変動を捉えて利益を狙います。
  • 短期投資のメリットは、短期間に売買を行うことになるため、日々の細かな相場変動を利益の機会にすることができることです。短期投資のデメリットは、相場をずっと見ている必要があるので、時間がないとなかなかできないことです。

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【短期投資の特徴とメリット・デメリットの記事は終わりです】

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